日本は地域によってはクルマがないとどうにもならないくらいの車社会のところがあります。
そういうところではガソリンスタンドもそこそこの数があり、価格競争も起きている時があります。
セルフのガソリンスタンドでガソリンを入れている人も多いと思いますが、クルマはレギュラー指定とハイオク指定の2種類あります。これはクルマの説明書にも載っているのでご存知だと思います。
ですが、気になるのはレギュラーガソリンとハイオクガソリンの違いです。ハイオクガソリンのほうが高いので性能が良いのかということもあるとおもいますので、実際にどのような違いがあるのかを、使ったらどうなるかという観点でみておきたいと思います。
レギュラーガソリンとハイオクガソリンの違い
日本のガソリンは大まかに2種類あり、レギュラーとハイオクの2種類です。大抵のガソリンスタンドは両方共給油できるようになっています。
もちろん、レギュラーとハイオクでは同じ性能のものではありません。オクタン価が違うのですがそれ自体はクルマに乗る分にはあまり知らなくても良いことです。ですので軽くおさえるだけにとどめておいて、実際指定とは逆の方を給油したらどうなるかを知っておきましょう。
オクタン価
ざっくり言うとノッキング(異常な燃焼)が起きにくいかどうかという数値です。レギュラーは90~95,ハイオクは100くらいでしょうか。数字が大きければノッキングが起きにくいガソリンということで、ハイオクの方が高性能ということになります。
洗浄剤の量
レギュラーとハイオクではエンジン内部を洗浄する成分の量が一般的には違います。もちろんハイオクの方が多いので、エンジンがキレイに保てるということになります。
レギュラー指定のクルマにハイオクガソリンを入れる
レギュラー指定のクルマにガソリンを入れるとどうなるかですが、基本としては何も変わりません。
ノッキング(異常燃焼)が起きにくいのがハイオクガソリンの特徴です。レギュラー指定のクルマは通常レギュラーガソリンでもノッキングが起きにくいです。レギュラーでもノッキングが起きないクルマにハイオクガソリンを入れてもノッキングがより起きない程度ですので、特になにも変わらないことになります。
洗浄剤の量が違うとは言え、ハイオクだからエンジンがキレイになる!というのでもありませんので、価格差を考えるとそこまでして入れるものではないですね。
ハイオク指定のクルマにレギュラーガソリンを入れる
ハイオク指定のクルマにレギュラーガソリンは、基本としては入れないほうが良いです。大抵のハイオク指定のクルマはレギュラーガソリンを入れても走りますが、性能が落ちることが多いです。ノッキングが起きないようにクルマが自動的に点火タイミングなどの調整を行うので、エンジンが壊れるようなことは、ハイオクしか使えないクルマ以外ではそうそうありません。
ハイオクしか使えないクルマはエンジンが壊れる可能性もありますので、絶対にレギュラーガソリンを入れないようにしましょう。
まとめ
基本はクルマ指定のガソリンを入れるのが一番です。
レギュラー指定のクルマにハイオクガソリンを入れるのは、あまり意味がないのでレギュラーガソリンを入れるのをおすすめしますが、ハイオクガソリンを使う分には問題ありません。
何らかの理由でハイオク指定のクルマにレギュラーガソリンを入れる場合は、性能が落ちることが前提となりますし、クルマによってはエンジンが壊れるときもあります。逆に言えば、絶対にレギュラーガソリンを入れてはいけないクルマではない限りは非常時にレギュラーガソリンを入れることもできますので、ハイオク指定のクルマを使っている方は「レギュラー非推奨」か「レギュラー禁止」かを覚えておきましょう。ガス欠時などの時に役立つかもしれませんね。○