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トヨタ自動車、部品不足でクルマ生産一時休止?

世界トップ企業であるトヨタ自動車が、新車生産のラインを一時ストップする可能性が出てきました。

2016/01/08に起きた愛知製鋼での爆発事故で、部品に使う特殊鋼が不足しているため、現状の生産ペースですとクルマを生産できなくなる可能性が出てきたようです。2016/02/01から一週間は国内の工場での残業と休日出勤を見合わせることになりました。

部品供給に関わる上での一つの工場が停止すると、他の工場で生産委託してもやはり足りなくなってしまうのは仕方ありません。新型プリウスなど、最近強気なクルマを発売してきたトヨタ自動車ですが、こういう好調なときに生産できない問題が出てくるという少し残念な状態になってしまいました。

トヨタのクルマは足りなくなるのか

事故の工場が復帰するのは3月の予定。それまでトヨタ自動車は工場の稼働率を含めた生産計画を常に意識して行う必要がでてきました。

過去にあったタイでの大洪水の時でも部品生産が止まってクルマの生産にに影響がでた時もありました。モノづくりをする企業は何らかの供給源がストップすると製品が作れなくなり、世の中への影響が大きくなってしまいます。特にトヨタ自動車は「効率」を重視する企業ですから、今回の事故のように何かが発生すると早くに影響がでてきます。

生産台数が減ると、納期も延びてしまいユーザーに大きく影響が出てきてしまいますが、トヨタとしては努力をするものの、どうすることもできないところでもありますので、納車待ちの方は気長に待っているしかありませんね。

今回の製鉄所事故の復旧はそんなに時間がかからなさそうですから、クルマ生産も結構早く回復するかもしれません。

トヨタファンのみなさまは、長い目で見守っておきましょう。

2016/02/01追記

トヨタ自動車が、クルマの生産を02/08から6日の間停止すると発表しました。やはり部品が少なくなって使い果たしてしまう可能性がでてきたようですね。新型プリウスを含めて生産がストップしますので、今納車待ちのユーザーは納期が遅れる可能性が出てきました。

また、アフターパーツとして一部の部品供給ができなくなる可能性もありますので、トヨタ自動車のこの先の様子を慎重に見ていく必要がありそうです。

2016/02/11追記

予定通り新車生産は停止していますね。トヨタ方式の必要なときに必要な分だけ生産するというオンデマンドっぽい部品製造が、そのまま下請け工場のライン生産状況に影響が出ているようです。

トヨタの生産が止まれば、下請け、関係部品工場も部品注文を受けなくなるので、生産がストップします。しかし、下請けの場合は製品の原料をストックしておかないとトヨタの部品生産に間に合わないので、製造ラインが止まると資金回収がきつくなります。トヨタ車のラインは規模が大きいのですね。

ある意味トヨタ本体のリスクを下請けに分散しているので、トヨタが最大利益とか言っても下請けはどんなものかという、なかなか世知辛い話になってきます。資金繰りで影響が出るのは来月以降ですので、何事も無く再開できれば幸いだと思います。○

  • この記事を書いた人

タコわさび

介護を見据えて平屋を建てて、自宅で働くように。後悔なく生きるために、様々なことを模索しています。 簡単なプロフィール プライバシーポリシー

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