コンビニ業界第2位のローソンが、店舗での「バイオマス発電」を行うことを発表しました。
ローソンでは主に廃油使って燃料を作り、それを使って発電するというもので、唐揚げなどで使う油が常に廃棄物として出るコンビニにとって、かなり有用なシステムになります。
バイオマス発電とは
バイオマス発電とは、簡単に言うと「化石燃料以外」の「生物由来の燃料」を燃やして発電するシステムです。化石燃料とは石油、石炭など、掘って出てくる燃料資源です。それ以外の「生物由来の燃料」とは、木などの燃える植物、生物から取れる油、糞などが発酵したガス、などがあります。
ローソンの場合は、揚げ物で使われた「植物由来の油」を工場で精製してバイオマス燃料(バイオディーゼル燃料)を作り、それを燃料として発電機で電気を作るという形になりますね。
ローソンバイオマス発電第一号店
一号店の「夢前スマートインター前店」を2016/02/05に開店します。
当初は13:00~17:00くらいの電気料金が高く、消費量が多い時間でバイオマス発電を使う予定です。
ローソンは既に太陽光発電やLED照明を積極的に導入しているコンビニとして有名ですが、さらに自前で電力供給する仕組みを増やしました。ローソンによると、従来の店舗よりもバイオマス発電、太陽光発電、省エネ型冷蔵冷凍庫を使用した店舗では、約7割の外部から購入する電気を削減することができるとのことです。
なお、ローソンでのバイオマス発電の流れは、ローソン各店舗や他の場所から油を集めて工場へ。工場でバイオディーゼル燃料に加工した後に店に戻して発電に使うという形になります。
店舗で使う電気を全て賄う形ではないですが、ひとつの段階として大きい意味があることだと思います。
最後に
バイオマス発電一号店「夢前スマートインター前店」にもし興味があれば行ってみるのも良いかもしれませんが、発電機が見えるところにあるかどうかは謎です。
住所:兵庫県姫路市夢前町前之庄998番地の1
中国自動車道の夢前スマートインター近く、県道23号沿いにできるようですね。Google MapやYahoo Mapでは周辺地図が更新されてないのですが、大体の位置はこのあたりです。
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