トヨタのハイブリッド車SAIとHS250hにリコールが出されました。いわゆるトランスミッション系のリコールで、かなり大掛かりな修理になります。ですが、走行不能になる可能性がありますので、該当車両を使っているユーザーはリコール対応をしてもらいましょう。
リコール内容
今回のリコール内容です
動力伝達装置(電気式無段変速機)
電気式無段変速機の発電用モータにおいて、モータシャフトのマグネット保持用プレートのかしめが不適切なため、長時間のアイドリングや高負荷走行により当該プレートが摩耗し、コイルと接触して短絡することがある。そのため、警告灯が点灯し、最悪の場合、ハイブリッドシステムが停止して走行不能となるおそれがある。
発電機のモーターの不具合ということですが、変速機の中にある部品の不具合になります。これによる新たな不具合が発生する場合もあり、変速機をまるまる交換という形になります。大掛かりな修理になりますので、修理には数日かかると思われます。該当車を使っていれば段々危なくなってくるという内容になりますし、発生件数も100件を超えています。
不具合がなくてもクルマを使い続けていればなる可能性が高いので、日程なども含めてディーラー等と相談をして対応してもらいましょう。
いきなり修理してもらいに行っても即対応できる内容ではないので、しっかりと事前準備を行いましょう。
対象車
平成21年6月10日~平成22年12月1日 (計 55,628 台)
- SAI
- HS250h
トヨタ
SAI
DAA-AZK10
AZK10-2000102 ~ AZK10-2038257
平成21年10月1日~平成22年12月1日
34,123台
レクサス
HS250h
DAA-ANF10
ANF10-2000102 ~ ANF10-2041606
平成21年6月10日~平成22年10月14日
21,505台
最後に
トヨタ自慢のハイブリッドシステムのパワートレーンからのリコールになりました。
無段変速機はトヨタのハイブリッド車には基本的に採用しているものですので、他のハイブリッド車のものには影響が無いようで良かったと言えばよかったです。
とはいえ、該当車のユーザーにとっては、そんなに安価なクルマではありませんので、残念なリコールといえます。日程調整などが大変かと思いますが、走れなくなる可能性がある問題ですので、ユーザーはできるだけ早めにリコール修理をしてもらって、危ない状態を直してもらいましょう。○