エスクァイアマイナーチェンジ

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トヨタの福祉車両、エスクァイアのサイドリフトアップチルトシート装着車は良いのかどうか

トヨタの福祉車両は、他メーカーよりも車種が多いので介護福祉系の会社などでよく使われています。

それだけトヨタの福祉車両は使い勝手がよかったりするのですが、我が家でも福祉車両を購入を検討する段階となりました。

今回検討するクルマは、エスクァイアのサイドリフトアップチルトシート装着車です。

カタカナが長くてわかりにくいですが、3列シートミニバンのセカンドシートがクルマの外に向かって動いて乗り降りをしやすくする機能が備わっています。

いざ、そういう福祉車両を購入するとしても、通常のグレードとどのように違うのかが気になる所です。

通常のグレードのように選べるものかどうか、オプションも選べるのかどうかを見ておきたいと思います。

エスクァイア「サイドリフトアップチルトシート装着車」について

エスクァイア「サイドリフトアップチルトシート装着車」(以下サイドリフトアップ車)は、左セカンドシートがスライドドアを開けたところまで出てきて、足が悪い人の乗車や車いすなどからの乗り移りを助ける機能があります。

もちろん、福祉車両とは言え、高齢で膝が痛いという方でも利用できますので、1つのシートだけながらも乗り込みしやすいという必要な人にとっては必要なクルマと言えます。

その重要な機能以外は、基本的には普通の乗用車と変わらないので、普通のクルマとして取り扱うことができます。

グレードについて

あまり特殊ではないということなのか、サイドリフトアップ車は、エスクァイアのグレードとしてあるのではなく、改造車や架装車のような扱いになっています。とは言え、対応するベース車(改造のもとになるクルマ)がXiのガソリン車限定ということで、グレードという点では残念ながら選択肢はありません。ですので、オプションや装備などもXiのガソリン車を基本として選んでいくことになります。

お値段について

もちろん、お値段はベース車よりは高くなります。サイドリフトアップ車のベースが、Xi ガソリン 7人乗りですので、同様のXiグレードと比べると以下の通りになります。

駆動北海道以外北海道地区
サイドリフトアップ車2WD2,864,000円2,887,000円
サイドリフトアップ車4WD3,054,000円3,077,000円
Xi 2WD2,705,400円
(税抜2,505,000円)
2,773,440円
(税抜2,568,000円)
Xi 4WD2,910,600円
(税抜2,695,000円)
2,978,640円
(税抜2,758,000円)

税抜き車両価格359,000円ほどの差があります。北海道では319,000円の差です。ですが、サイドリフトアップ車は非課税ですので、消費税を支払わなくて済む分価格差は縮まることになります。オプションが入ればさらに価格差は少なくなっていくことでしょう。

エスクァイア特別仕様車ブラックテーラードHYBRID Giの装備にどれだけ近づけるか

現在我が家で乗っているのが、マイナーチェンジ前のエスクァイア特別仕様車ブラックテーラード(HYBRID Gi)です。

エスクァイア特別仕様車「Black-Tailored」は通常タイプと何が違うかディーラーで聞いてきた

乗り換える予定ということで、マイナーチェンジ後と比べてどのくらい装備を近づけていけるかを確認してみました。

できるだけ違和感なくクルマを入れ替えられるかということになります。ざっと見ても、特別仕様車にだいぶ近づけられるので、悪くないと感じました。

オプションで対応できる部分

オプション装備で同じようにできるものです。

両側スライドドア

Xiはスライドドアが助手席側標準ですが、両側スライドドアのオプションがあります。

スマートキーエントリー

プッシュスタートで起動できたり、キーを持っていればセンサーにタッチするだけで鍵の開閉ができるシステムです。Xiグレードはオプション装備です。

オプションでも設定がなかったり本質的に対応できないもの

オプションなどの設定がなければ同じようにはできませんし、そもそも対応できない部分です。

ハイブリッドシステムとその派生装備

サイドリフトアップ車はガソリン限定なので、ハイブリッドシステムはそもそも縁がありません。

合皮とファブリックのシートの違い

Xiはファブリック限定なので、合皮のブラックテーラードのようにはいきません。シートに何かをこぼした時などが少々心配です。

その他

マイナーチェンジで装備が充実したので、ブラックテーラードではもともと無い装備がマイナーチェンジ後の最廉価グレードのXiで付いているものもあったり、マイナーチェンジ前でオプションだったものがマイナーチェンジ後で標準になったものもあります。

LEDフォグランプ

マイナーチェンジ前ではオプション装備だったので、ブラックテーラードに装備されているのはオトクな感じがしたのですが、マイナーチェンジ後では標準装備になりました。

LEDヘッドランプ

LEDヘッドランプは、マイナーチェンジ前はロービームがLEDでハイビームがハロゲンでしたが、マイナーチェンジ後はロービームとハイビームはLEDになりました。

リアエアコン

Xiグレードはリアエアコンはオプション装備なのですが、サイドリフトアップ車はなぜかリアクーラーではなくリアエアコンが標準装備になっています。さらにXiとの価格差が減る要素と言えますね。

USB給電ポート

地味にマイナーチェンジで装備された電装品。車載用の充電アダプタを購入して使っているので、標準装備になったことは単純にうれしいです。

リアゲートイージークローザー

地味に便利なのがリアゲートのクローザーです。簡単に言えば半ドア防止機構。重いリアゲートを閉める時は結構半ドアになりがちなのですが、この機能があればリアゲートを半ドアにしたまま運転席に行っても、インフォメーション画面でドアが開いていると言われずにすみます。

Gi系に標準で、Xiにはオプションもないですが、マイナーチェンジ前は無かった装備なので結局一緒。

エスクァイアサイドリフトアップチルトシート車は良いクルマなのか

サイドリフトアップ車とベースグレードのXiガソリン車、さらにはマイナーチェンジ前の特別仕様車とくらべてみると、もともとの装備が良いのか、気になるほどの問題はありませんでした。

ハイブリッド車とガソリン車の違いという、発進時の静音性などの構造上どうにもならない違いは仕方ないですが、他の装備に関しては殆どが気にならないレベルになっています。

ベースグレードとくらべてみてもオプションを考慮する必要はあるものの、値段差も悪いとは思えません。

特に値段差としては、「サイドリフトアップチルトシート、リアエアコン、消費税非課税」という点を考えると、トータルで見るとベースグレードよりも実は安くなるのではないかという感じです。

ですので、高齢者がいらっしゃるご家庭では特に検討してみる余地はあると思います。

普通のXiガソリンを選ぶのであれば、サイドリフトアップ車をおすすめする、とは言いませんが、車両価格を考えれば気になるクルマであるのは間違いありません。

もちろん、ベースグレードよりも使い勝手が悪い部分も少しばかりあるので、そこを許容できればクルマ選びの有力候補となるでしょう。

と、福祉車両が必要になってからわかった点ですが、参考にして頂ければと思います。

  • この記事を書いた人

タコわさび

介護を見据えて平屋を建てて、自宅で働くように。後悔なく生きるために、様々なことを模索しています。 簡単なプロフィール プライバシーポリシー

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