最近は高齢者が運転すると事故が起こるという悲しいイメージが強くなってきています。
現在70歳以上の人に義務付けられている高齢者講習は、主に自動車教習所で行われていますが、その自動車教習所での講習の余裕が無くて数ヶ月待ちという状況が増えてきたようです。
高齢者教習について
高齢者教習は、基本的な検査や講義、実車での指導があり、それを受けないと免許が更新できなくて失効してしまいます。その前に受けなければなりませんが、高齢者講習を受けられる期間は、更新期間が終了する6ヶ月前からということなので、誕生日の5ヶ月前から受けることができます。10/1の誕生日の人は、5/1から11/1までの6ヶ月間のうちに受ければ良いのです。
ですが、5ヶ月待ちということは6ヶ月のうち最初の数ヶ月は受けることが出来ないということになり、ちょっと忘れていたら予約がいっぱいで高齢者教習が受けられなく可能性もあります。
特に郊外に住んでいてクルマが必要な高齢者の方には数ヶ月待ちという状況はかなり余裕がないことになります。
75歳以上は講習予備検査がある
更に75歳以上の方が高齢者教習を受けようとする時は、その前に講習予備検査があります。これは記憶力や判断力をチェックするものです。運転するに於いては判断力や記憶力は大事ですので、事前にチェックをするのですね。その後高齢者教習を受けることになります。
ですが、改正道路交通法によって認知機能検査も強化されることになり、さらに違反をする旅に検査や講習が行われるということで、さらに余裕が無くなって来ることが予想されています。
高齢者対策が強化されてきていますが、制度が出来ても現場の準備が追いついていないので、免許の更新ができなくて失効してしまう方が次々とでてくるかもしれません。そうならないように整備がされればよいのですが。
最後に
クルマを運転しなければ生活が成り立たない状況の高齢者の方は、運転免許が無くなると死活問題に発展しかねません。なんとか整備をして高齢者の方が納得できるように、せめて検査を受けられるようになって欲しいところですね。○