トヨタがハイブリッドカーとともに力を入れているのが燃料電池車ですが、乗用車のMIRAI発売から数年、とうとうバスが実用化される所まで来ました。
排気ガスから二酸化炭素を出さないということで、排気ガス規制にもかからず非常にクリーンなバスということで脚光を浴びています。
その燃料電池バス「SORA」のコンセプトモデルが東京モーターショーで発表されました。とうとう車体デザインのイメージが出てきて、一段と楽しみになってきました。
東京オリンピックを目指して開発されているので、東京都バスにかなりの台数が導入されることでしょう。
燃料電池バス「SORA」について
燃料電池バスは東京オリンピックを目指して開発されているバスです。日本のバスがクリーンであるという先進的イメージを世界に見せるということで、かなり力が入っているのですね。
既存のバスを改造して実証実験も行われましたが、モータショーでコンセプトが発表されたので、もう少しで実用化されることでしょう。
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特徴
JPN TAXIと合わせて、ユニバーサルデザインを踏襲し、車いすでも利用しやすいバスになっています。底床、クリーン、先進的、安全装備も充実という、SOARは世界でも最先端のバスとなりますね。
デザインは、格好がいいかどうかは人それぞれですが、未来的な見た目は最先端と思わせますので、これはこれでありかと思います。
利用する人の視線からすると、今までのバスにあったシフトチェンジの時の衝撃が無いので、バスの振動や揺れが少なくなるのが特に大きく、さらに加速時のエンジン音が無いので全体的に静かに走るので耳障りな部分が減ると思われます。
運転音が静かで揺れが少ないバス、というのが利用者から見た今までのバスとの違いになるでしょう。
東京都バスにおいては、運用台数が多いので全部に行き渡る計画かどうかもわかりませんが、臨海部などのオリンピック路線は優先的に配備されるはずなので、近くを利用する方は楽しみにしていましょう。
燃料電池バスSORAは期待大
実際のところは利用者にとっては、先進技術があるかないかよりも、そのバスが利用しやすいかどうかが重要です。交通量が多い東京都内を走るバスが燃料電池バスになるというのは、利用する人にとっても悪い点は無いと思います。
排気ガスも少なくなりますし、ユニバーサルデザイン化してくるので、バスに乗りやすくもなります。
日本は高齢者社会になってきていますので、利用者から見ても良いバスがもっと全国に広がっていってほしいです。インフラ整備が必要ですが、不可能では無いでしょう。
まずは、東京オリンピックに合わせた東京都バスでSORAが活躍し、全国に広がっていって行くことを期待します。○