最近売れ行きが落ち着いてきた50系のプリウス(4代目)のリコールが届けられました。
駐車ブレーキ関連のリコールですので、極稀に事故が起こる可能性もあります。対象のプリウスを所有している方はリコール対応をしてもらってより安全にクルマを運用しましょう。
プリウスの駐車ブレーキのリコール内容
駐車ブレーキは後輪をロックするブレーキで、物理的にレバーを動かして使います。ブレーキレバーレバー(または駐車ブレーキフットペダル)を動かすとパーキングブレーキケーブルが引かれ、そのケーブルに繋げられた後輪のブレーキが作動します。
今回のリコールは、パーキングブレーキケーブルと後輪のブレーキを繋ぐ部分の不具合になります。
駐車ブレーキにおいて、パーキングケーブルの固定方法が不適切なため、車両
振動によりケーブルが作動レバーから外れ、駐車ブレーキが作動できなくなるお
それがある。
走行中にブレーキワイヤーが作動レバー(後輪のブレーキ)から外れる場合があり、外れると全く駐車ブレーキが効かなくなります。
2016/10/03日製造分までということなので、リコール時にまで納入されている50系プリウスはすべて対象でしょう。
台数は212,490 台とのこと。
対処方法
ディーラー等の作業として
全車両、パーキングケーブルのダストブーツ先端部にクリップを追加する。
ちなみにダストブーツというのはざっくりいうと、樹脂製の筒のようなもので、中の部品の保護とダストブーツの中にゴミが入らないように包む部品です。
ダストブーツにクリップをつけるという簡単な作業ですが応急処置をするよりは、ディーラーにやってもらったほうが良いでしょう。時間がかかるものではないはずですので、クリップが届き次第対応できるはずです。
最後に
パーキングブレーキに関するリコールなので通常の運用をしていれば事故が起こることは殆どありません。ですが、保安部品でもあるので、対象の方は不具合が出る前に対応をしてもらいましょう。○