軽自動車に軽油？軽油ではなくてガソリンを入れましょう

日本はかなりの台数の自動車が走っています。生活の足となって普段から使われているといういことで、クルマに詳しくない人も乗っているのですが、どうしても無くならないトラブルがあります。

それが、燃料の入れ間違いです。

通常、フルサービスのサービスステーション（店員が燃料を入れてくれるガソリンスタンド）で給油をする場合は、そういうトラブルはあまりないのですが、セルフサービスの所で給油するときに違う燃料を入れてしまうことが度々出てしまうのです。

言うまでもなく、クルマには適正な燃料を入れないとまともに走らないので、必ず正しい燃料を入れて運用しましょう。

クルマの燃料の種類

普通に使われているクルマの燃料は、大きく2つに別れます。皆さんご存知の「ガソリン」と「軽油（ディーゼル）」で、ガソリンにも2つあって、「レギュラーガソリン」とオクタン価が高い「ハイオクガソリン」があります。

対応する燃料は以下の通り。

ガソリン車は、ハイオクでもレギュラーでも動かないことはまずありませんが、合わせないと性能をうまく発揮できないことがあります。

しかし、ガソリン車に軽油を入れると、すぐに止まってしまいます。また、軽油指定のディーゼル車にガソリンを入れても動きません。違う燃料を入れるとエンジンが壊れてしまうこともありますので、注意しなければいけません。

どういう時に間違えるか

燃料を間違えてしまうトラブルは、どのように起きるのかというのをまとめてみました。

燃料価格だけを見て種類を見なかった

以前給油した時と比べると燃料の価格が大きく変わって、同じような値段の燃料を入れたら違う燃料だったということがあります。為替レートや世界情勢によって大きく原油価格も変わりますので、それを知らない方はついつい慣れで燃料の価格だけをみて給油をしてしまうということが度々起こります。

セルフサービスで給油するときは、必ず自分が乗っているクルマの燃料を間違えないようにしましょう。

レンタカーを借りたら違う燃料のクルマだった

いつもはガソリン車だとしても、レンタカーや車検時の代車などを借りた場合はディーゼル車の可能性もあります。特にマツダのクルマは普通の乗用車でもガソリン指定とディーゼル指定の双方がありますので、注意が必要です。

そういう時についついいつものクルマのつもりで給油をすると間違えてしまうことも度々起こっているようです。普段は気づくところだとしても、疲れていたり何らかの理由でボーッとして間違えることもあるかもしれませんので、気をつけて燃料を入れましょう。

軽自動車なので軽油を入れた

高齢の方や、クルマの慣れていない方がやるトラブルです。軽油の「軽」を軽自動車の「軽」と勘違いして軽自動車の燃料が軽油と思う方が時々いらっしゃるようです。

• 軽油の軽は、重油と軽油というように、原油から精製された油の種類です。
• 軽自動車の軽は、普通自動車よりも小さい（軽い）規格のクルマのことです。

全く違う意味ですので、決して軽油を軽自動車の燃料とは思わないようにしましょう。軽自動車の燃料は基本としてレギュラーガソリンです。

最後に

クルマを運転するときは、必ず燃料の種類を確認しておきましょう。いつも乗っているクルマなら問題はないと思いますが、車検など何らかの理由で違うクルマに乗る可能性もあります。

違う燃料を入れて修理費が何十万もかかってしまわないように、慣れないクルマに乗るときは気をつけておきましょう。○