東京ディズニーシー車椅子

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車椅子でも大丈夫?東京ディズニーシーで車椅子対応のアトラクションに乗ってきた

東京ディズニーリゾートは、高齢者や心身に障害を持っている人でも利用しやすいような施策が施されています。

そして大抵のキャスト(ディズニーリゾートのスタッフ)は、そういうゲスト(来園客)に対してどのようにするかという心構えと教育を受けています。実際に障害者の方や高齢の方の為に動くことができるようになっているテーマパークというのは、なかなかありそうで無いものなのですね。

今回、限られた時間の中で、車椅子利用が2名いる状態で東京ディズニーシーに行ってみました。平日夕方から22時まででしたが、結構楽しめるものですね。車椅子2台というのは一般家庭ではレアケースですが、施設などの方々が数人が車椅子で利用することもあるので、ひとつの参考になるかもしれませんね。

このページは、東京ディズニーシーで車椅子を利用する可能性がある方に向けています。

東京ディズニーシーで車椅子に乗る

東京ディズニーシーでは、園内の大抵のところは車椅子で移動できます。

アトラクションは車椅子のまま利用できるものは多くはありませんが、椅子に移動可能であれば利用できたり、介助があれば利用できるものなど色々あります。多少の制限はあるものの楽しめるところは多いですよ。

来園する時

車椅子利用者が東京ディズニーシーに行くには、自家用車、バス、電車が主な所です。電車ですと、東京ディズニーシーへは舞浜駅からリゾートラインかタクシーなどが楽でしょうか。

何らかの手段でエントランスまで行く必要がありますので、事前にどのルートを通るかをチェックしておくと良いでしょう。

駐車場を利用する場合

駐車場にはエントランスに近い駐車エリアを利用することが出来ます。

駐車場ゲートのキャストに車椅子を利用することを伝えると、駐車料金を支払った後、クルマを誘導するキャストに専用エリアへ誘導されます。

東京ディズニーシーでは立体駐車場の1Fが主な駐車場所になります。

ディズニーリゾートラインを利用する場合

「リゾートゲートウェイ・ステーション(舞浜駅・イクスピアリ近く)」から東京ディズニーシー・ステーションまで乗ります。ディズニーリゾートラインの駅にはエレベーターが設置されていますが、台数はあまりないので並ぶこともあります。

タクシーで行く場合

タクシーに乗って東京ディズニーシーまで行く場合、東京ディズニーシーのタクシー乗り場近くに降車場もあるので、そちらに着くことが多いです。そこから車椅子でエントランスに移動することになります。車椅子2台はトランクに入らないと思いますので、タクシー2台で行くことになりそうです。

バスで行く場合

東京ディズニーシーへ行くバスは、バスターミナルに着きますので、そちらから車椅子でエントランスに移動します。

東京ディズニーシーへ入園

東京ディズニーリゾートでは、普段から車椅子を利用している方も利用できますが、長時間、長距離を歩けないなどの理由でも車椅子を借りることができます。

ディズニーシーで車椅子のレンタルを利用する場合は、まずは入園してから所定の場所で車いすの利用を申し込むことになります。

エントランス

エントランスは普通に並んで入園することになります。キャストの方が対応してくれるので、当日有効のパークチケットを用意して一般ゲストと同じように並んでいましょう。車椅子で通る場合は広い入口を開けてくれるので、そちらからパークに入ります。

東京ディズニーシーで車椅子をレンタルする場合は、エントランスから入って、正面ゲートに向かって左奥にあるの方にあるベビーカー・車イス貸出所でレンタルしましょう。1日500円の利用料金がかかります。

料金を支払い、名札に名前を書いてキャストに渡します。車いすに名札を付けてから渡されます。

準備ができたらディズニー・シーを楽しみに行きましょう。

アトラクション・ショーの利用

東京ディズニーリゾートにおいて、車椅子利用の方がアトラクションやショーを利用する場合、入り口や付近のキャストに声をかけて対応してもらう形になります。

自分が1回行って利用したアトラクションは

  • ディズニー・シー・エレクトリックレールウェイ
  • キャラバンカルーセル
  • マジックランプシアター
  • シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ
  • マーメイドラグーンシアター(キングトリトンのコンサート)

です。東京ディズニーシーを車椅子2台で利用するとどのような対応になるのかは行ってみないとわからないので楽しみです。

ディズニー・シー・エレクトリックレールウェイ(車椅子そのままOK、同伴者必要)

ディズニー・シー・エレクトリック・レールウェイは坂が多いので移動手段として使いたいところですね。乗車口はアメリカン・ウォーターフロントとポートディズカバリーの2箇所を片道移動することになります。

ディズニー・シー・エレクトリック・レールウェイの車椅子での利用条件は「車椅子そのままOK、同伴者必要」になっていますので、車椅子で自走している方は利用できないようです。また、エレベーターを使うことになりますが、1台だけ入る小さめのエレベーターですので、基本は車椅子1台と同伴者1人が基本になります。

アメリカン・ウォーターフロントで乗る場合

電車の乗口は高い場所にあるので、アメリカン・ウォーターフロントでは最初にエレベーターに乗ってホームに上がります。近辺のキャストに車椅子で利用する旨を伝えれば、そのように対応してもらえます。キャストがインカムで連絡し合うこともありますので、エレベーターに上がるのも指示を受けてからにしましょう。

2両連結の電車に乗ることになりますが、車両内側のベンチ脇に広いスペースが設けられています。そこに車椅子をつけて介助者はベンチに座ります。2両編成なので2台までは同じ便で移動することができます。

ポートディスカバリーに到着したら、こちらでもキャストの指示に従って電車を降ります。2台同時でしたら駅を出てから合流することになります。

ポートディスカバリーで乗る場合

ポートディスカバリーの駅はエレベーターは無いので、入り口のキャストに利用を告げて指示に従います。乗り方は同じですので、その便の最後にベンチ横に車椅子をつけてブレーキをかけておきましょう。

アメリカン・ウォーターフロントについたら、キャストの指示に従って電車から降ります。エレベーターで降りることになりますので、自分の番が来るまで並んでまっていましょう。

キャラバンカルーセル(車椅子そのままOK、同伴者必要)

キャラバンカルーセル入り口

アラビアンコーストのキャラバンカルーセル(車椅子)は、車椅子専用の場所が1箇所あります。車椅子専用の入口があり、キャストの方がスロープを設置してくれます。

キャラバンカルーセル
キャラバンカルーセルの車椅子専用場所
キャラバンカルーセル車椅子セット

同伴者が車椅子を所定の位置につけます。キャストがベルトなどで固定してくれるので、そのまま待っていましょう。準備ができたらスタートします。

上下には動きませんが車椅子のまま利用できる数少ないアトラクションですので、ゆったりと楽しみましょう。

キャラバンカルーセルスロープ

運転が終わったら、キャストの方が固定ベルトを外してスロープの準備をしてくれるので、同伴者は車椅子で出る準備をしておきましょう。キャストの指示が出たらそのままスロープを渡って退出します。

1回の運転につき車椅子1台になるので、2台目は順番を待っていましょう。車椅子でも馬などの跨って自身で姿勢を支持できるのであれば、そちらでも大丈夫のようです。

マジックランプシアター(車椅子のままOK、自走の方OK)

マジックランプシアターは、3D映像と演者のやり取りを楽しむショーです。本編とその前に行われるプレショーがあります。

こちらも入り口でキャストに声をかけます。中に案内されるので、それに従いましょう。

プレショーでは、センター一番前のベンチ横に車椅子をつけます。その後に一般ゲストが入ってきますので、プレショーは特等席でみることができます。

本編のシアターでは、一番後ろの席が車椅子用の席になっています。車椅子用の場所に案内されますので、そちらに車椅子をつけて、介助者は隣のベンチに座ります。ベンチに移動できるのであれば、ベンチに座って楽しむことも可能とのことです。

終了後も普通に出られますので、比較的楽に利用できる施設になります。車椅子2台同時でも満席でなければ問題なく利用できます。

シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ(専用車椅子に乗り換え、同伴者必要)

シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジはボートに乗ってシンドバッドのストーリーをなぞっていくアトラクションです。

入り口で車椅子の利用をキャストに告げて指示に従いながら、乗船口まで進みます。

アトラクションでは車椅子用のボートが流れているので、それに乗船することになります。乗船所そばで専用の車椅子に乗り換えて、車椅子用のボートが来るのを待ちます。車椅子用のボートが来たらキャストの方が車椅子で乗船するための準備をして固定までしてくれます。同伴者は2列目に乗り、その横に専用車椅子が固定されます。

すぐに出発するので、ゆったりとストーリーを楽しみましょう。

ボートを降りるときもキャストの方が車椅子をおろしてくれますので、乗船所で元の車椅子に乗り換えます。その後出口に案内されるので、アトラクションを出ましょう。

2台同時に乗れませんので、1台ずつ順番で利用することになります。

マーメイドラグーンシアター(車椅子のままOK、自走の方OK)

マーメイドラグーンにあるマーメイドラグーンシアターです。マーメイドラグーンの底にあるシアターなので、まずは長いスロープを下っていくことになります。

マーメイドラグーンシアターでも入り口付近のキャストに車椅子利用を伝えて対応してもらいます。

マーメイドラグーンシアター

キャストに先導されて入場になると車椅子専用席に案内されます。入り口から入って右に行くと、一般ゲストの待機場所、左の壁際が車椅子専用の待機場所になります。

マーメイドラグーンシアター車椅子待機場所

一般ゲストがシアター内に入場するのと同じくらいに、キャストから車椅子専用席に案内されます。場所は最後列になりますが、下から上を見るタイプの劇場ですので、全ては見えないものの後ろでも観覧自体には問題ありません。

シアターを出るのも、段差はないのでそのまま出られますので安心です。車椅子2台同時でも満席でなければ問題なく利用できます。

東京ディズニーシーを車椅子で利用するポイント

東京ディズニーシーは大抵の場所は車椅子で利用できますが、注意する点があります。

事前に車椅子で利用できるアトラクションやショーをチェックしておいて、利用する予定のものの目安を付けておくほうがスムーズに行くと思います。その中で利用しやすいものや楽しみたいものをピックアップして、時間を見ながら順々に回っていきましょう。

アトラクションは車椅子のままでは利用できないものも多いですが、それ以上に「緊急時にアトラクションから自力で脱出することができない」場合はアトラクション利用が断られることもあります。

殆どないとは言え、やはり有事において自分の身を守ることができる、もしくは同伴者が助けることができるのが条件としてありますので、致し方ないところもあります。

また、結構起伏が多いのでゆるい坂を長い距離登り降りすることも多いですし、デザイン状石畳も多いので車椅子にかなりの振動が来るところもあります。そういう点を認識した上で利用するのであれば、きっと楽しめる場所が増えてくると思います。

その他のアトラクション

他にも車いす対応のアトラクションがあります。

トイ・ストーリー・マニア!(条件付き自分の車いすOK、同伴者必要)

トイ・ストーリー・マニアでは、通常サイズの車椅子であればゴンドラにそのまま乗ることができます。車いすのサイズによっては乗り換えが必要になります。

アトラクションの中では珍しく自分の車椅子をベルトで固定することができて移乗する必要もないので利用しやすいです。

タートル・トーク(自分の車いすOK、自走OK)

タートル・トークでは4箇所車いす用の場所があります。比較的平坦な道のりですので、おすすめです。

ブロードウェイ・ミュージックシアター(自分の車椅子OK、自走OK)

車いす専用の場所があります。移乗ができるのであれば、当選した席で見ることも可能です。車いす用の席は後ろの方ですが、視界は良いので問題はないはずです。

ハンガーステージ(自分の車いすOK、自走OK)

アウト・オブ・シャドウランドを演じているステージです。後方に車椅子用の席があります。

マジックランプシアター(自分の車いすOK、自走OK)

車いす専用の席があります。移乗できればシートに座ることも可能です。

ディズニーシー・トランジットスチーマーライン(自分の車いすOK、同伴者必要)

船の1列目が車いすが乗れるようになっています。また、乗り場はスロープがあるので、どの乗り場でも車いすを利用することができます。

ジャスミンのフライングカーペット(条件付き自分の車いすOK、同伴者必要)

サイズが大きすぎなければ、車いすでそのまま乗ることができます。高いところに行くので少々怖いかもしれませんが、楽しめると思います。

その他小型ライドもの

小型ライドもの、絶叫系は移乗が必要など、結構難しいものが多いですので外したほうが無難です。

ショー関係

ファンタズミック!などのハーバーショーでは、車いす専用のエリアがありますので、前の人が邪魔で見えないということはありません。

エリア自体は満席になる前に行けば良いでしょう。同伴者も同じエリアで鑑賞することができます。

まとめ

東京ディズニーシーを車椅子で利用する場合、事前準備をしておくのが良いでしょう。

東京ディズニーシーへの行く手段、車椅子で利用できるアトラクションやショーの目星さえ付けておけば、あとはキャストに手伝ってもらいながらパークを楽しんでいけると思います。

パーク内はアトラクションでの手間よりも、坂の多さと石畳の多さのほうが気になるかもしれませんので、東京ディズニーシーに行くときは体力をうまくコントロールしていきましょう。

  • この記事を書いた人

タコわさび

介護を見据えて平屋を建てて、自宅で働くように。後悔なく生きるために、様々なことを模索しています。 簡単なプロフィール プライバシーポリシー

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