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燃費不正問題の自動車メーカースズキが国土交通省に再報告

軽自動車メーカー大手のスズキ株式会社が燃費試験の不正を行なっていた問題で、2016/05/31に国土交通省に再報告しました。

三菱自動車のような明らかに悪意がある不正とは違い、データが取りづらいなどの理由で規定の測定をしなかったというものですが、やはり不正に関しては日本人は結構厳しい目を持っているようです。

今回のポイント

報告内容は結構な文章量ですので、ざっくりと並べてみると

  • 問題の車種が生産終了したものを含めて14車種、OEM12車種の合計26車種の約214万台。
  • ジムニー、ジムニーシエラ、エスクード2.4は対象外。
  • 不正測定が行われた車種に正規の測定を行ったら、カタログに表示されていた不正測定の結果よりも良くなった
  • 不正による影響で、5月の軽自動車販売が前年比18%減った。
  • 特に規定外の測定を強要はしていない。
  • 欧州向け車種の走行抵抗値の求め方を国内の測定でも使えると勘違いしていた。

となっています。スズキはOEMでかなりの台数を他社に出しているので、結構な台数が算出されています。

三菱自動車と違い、スズキでの面白い点は、正規の測定方法を行なったら数字が良くなったところです。そういう意味では不正を嫌う人たちも多少は収まるかもしれませんが、不正は不正に違いありませんので、この先も暫くは影響が残るのでしょうね。

もともとクルマの性能が悪いわけではないので、正規の測定方法で新しく出た数字をカタログにあらためて載せて、販売を続けていけばいずれは回復していくのかと思います。それまでは、辛抱強く良いクルマを作り続けていって欲しいと思います。

最後に

三菱自動車の不正問題がきっかけで、国土交通省から他の自動車メーカーにも調査が指示されて、スズキの不正も世に出てきました。

逆に他のメーカーの不正問題によって、三菱自動車を含めたメーカーに調査を支持されたとしても、三菱自動車は不正を報告しなかったのであろうな、と思ってしまうくらいの衝撃がありますので、かなり厳しい状況の三菱自動車も日産の影響下でなんとか持ち直すことを期待しておきたいと思います。

  • この記事を書いた人

タコわさび

介護を見据えて平屋を建てて、自宅で働くように。後悔なく生きるために、様々なことを模索しています。 簡単なプロフィール プライバシーポリシー

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