WAON POINTの概要
現在のWAONは電子マネーシステムで、電子マネー「WAON」で支払ったら「WAONポイント」がもらえる形になっています。つまり、電子マネー決済またはイオンでのサービス利用ありきのポイントで、イオン関連の決済にしか対応していませんでした。
共通ポイントの「WAON POINT」は、イオン関連企業ではなくても、WAON加盟店で決済すれば「WAON POINT」がもらえるという形になり、電子マネーWAONやイオン関連企業での決済とは切り離されるということです。
仮に、ローソンが「WAON POINT」に対応したら、ローソンで買い物をして「WAON POINTカード」を提示したら「WAON POINT」が貯まる、ということになります。つまり、TポイントやPonta、dポイントと同じ土俵に立つことになります。
イオン関連会社はかなり多いのでWAONユーザーは結構多いのですが、それ以外のユーザーをどれだけ取り込んで行けるかが勝負どころとなります。
なお、現在の電子マネー決済でもらえる「WAON ポイント」は共通ポイントの「WAON POINT」に統合されていくようです。
開始時期
まずは、イオン、マックスバリュ、イオンモールなどのイオン関連施設にて2016年6月にサービスを開始、2016年夏頃から加盟店をサービスを提供して、色々な店で「WAON POINT」を導入していく予定になっています。
さらにポイント交換も始めるということで、ポイント集めが得意な方は結構注目するポイントシステムになるかもしれません。まずはJALのマイレージポイントが交換できるようになるようなので、提携先次第では便利になる人もいるかもしれませんね。
気になる所
プレスリリースに記載されていた「家族間のポイント合算」と、「友人へのポイントプレゼント」というのがあります。
家族をどのように判定するかがまだわかりませんが、ポイント合算して貯まるポイントがバラバラにならずに一箇所にまとめて使いやすくする狙いがあるようです。ポイントプレゼントもそんなに使うかどうかはわかりませんが、便利になる人も居るかもしれないサービスですし、友人を招待したらポイントプレゼントみたいなものも行う可能性もありますね。
「WAONポイント」は電子マネー「WAON」に変換して使いましたが、新しい「WAON POINT」では変換できるかどうかが気になります。楽天ポイントのように楽天Edyへ変えられるのであれば、かなりありがたいポイントシステムとなりますが、実際どうなるかは発表されていないので今後に注目していきましょう。
最後に
ここ数年で共通ポイントが一気に増えてきた感じがありますが、巨大グループのイオンが手掛ける「WAON POINT」がどこまで食い込んでいけるかが注目されます。
共通ポイントは還元率も重要ですが、貯まったり使える提携店の数、ポイント交換提携先の数が物を言いますので、イオングループの力をどこまで駆使して広げていけるか楽しみです。○