恵方巻き

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コンビニで大量廃棄?恵方巻きの販売ノルマが大きく自爆営業まで

ここ数年、節分の時期にコンビニエンスストアで恵方巻きを売ることが多くなってきました。

今では殆どのスーパーやコンビニで大量に売っていますね。こういう季節物といいますか、祭事品はどのチェーンも必ず力を入れてきます。その裏で、販売側は結構悲しい状況になっていることもあるのですね。

恵方巻きとは

節分に恵方と言われる「幸運を招く方位」に向いて太巻きを食べるという風習のようなものです。恵方に向いて食べるから「恵方巻き」と言われています。なお、この風習にはいくつかの約束事があります。

恵方に向いて食べる

その年ごとに違う「恵方」に向いて食べます。2016年は南南東でした。

一気に食べる

一本まるまるの太巻きを途中休憩をしないで一気に食べます。

黙々と食べる

一気に食べるのですが、途中話してはいけません。黙々とかつ一気に太巻きを食べきりましょう。

全国的に広がった恵方巻き

コンビニなどの努力もあってか、ローカルだった恵方巻きが全国に広まって、豆ばかりの節分から太巻きが参入したことにより、少し華やか、とまでは言いませんが多少の変化が出てきました。食品業界も年に数回の大きい販売チャンスが訪れるようになったので、かなりの力の入れようです。

しかし、マーケットが大きくなるにつれて少しずつ問題が出てきました。

恵方巻きの大量廃棄が深刻に

この手の商品は、その時に大量に製造して大量に販売するものになります。ましてや恵方巻きは生鮮食品になりますから日持ちがせずすぐに傷んでしまい、商品として使い物にならなくなってしまいます。

そういう事例がコンビニ業界でも目立つようになってきて、コンビニオーナーを悩ませているようです。

コンビニ自体はかなり多数の店舗があります。それぞれがそれぞれに恵方巻きを販売することになります。恵方巻きという「パイの奪い合い」を他チェーンはおろか、同じブランドのチェーン内でも行われるくらいの過激さになっていってます。

さらに、季節ものの商品は大抵ノルマや販売目標があり、それをクリアできないと本部から何を言われて何をされるかわかったものではありません。

そして、ノルマが達成できない上に、大量の恵方巻きを廃棄するという状態が多発するわけですね。節分の翌日には全国のコンビニ従業員から「恵方巻き大量廃棄」のツイートが一気に流れました。

さらにはこんなことも・・・

ノルマ不達で恵方巻きを買わされた

コンビニオーナーがパート・アルバイト従業員に恵方巻きを買わせるという、見かけのノルマクリアをすることが増えてきました。

店舗によっては本部からのノルマは結構キツイものがありますし、ノルマを達成できないと「指導」が入りますのでオーナーは必死です。半ばダメだと思ってもノルマ分の恵方巻きは発注しなければなりません。その上、短い商機の中ですべてを売らなければならないので、よっぽど好調な店でなければ無理なくらいかもしれません。

そこで、売れ残って廃棄になる前にそのシフトに入っていた従業員に自腹で買わせるという事象が発生します。もちろん断れば最悪クビになりますので、従業員は恵方巻きを買わざるを得ません。

要らないものを買わされる従業員は、不満が当然出て、やる気もなにも無くなってしまうわけですね。いわゆる自爆営業に巻き込まれた従業員はたまったものではありません。

自爆営業とは:ノルマをクリアできない時などに、従業員が自分で買ってノルマをクリアする行為

コンビニ本部の対応として

正直な話、大きな話にならなければ、特に動くこともなく、状況を知っていたとしても何もしません。

全体としてみればごく一部の話となりますので大きな問題ではないし、結局はコンビニーオーナーが頑張って売れれば良いという、いつもながらの姿勢が本部側のスタンスでしょうね。

最後に

こういう急激な流行りが出来た場合、大抵販売店では大変なことになっています。表と裏は違うということはどの業界でもありますが、より身近な販売店であるコンビニエンスストアでも普通にこういうことはあるのは、知っていても損は無いかもしれませんね。○

  • この記事を書いた人

タコわさび

介護を見据えて平屋を建てて、自宅で働くように。後悔なく生きるために、様々なことを模索しています。 簡単なプロフィール プライバシーポリシー

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