首都圏を網羅する地下鉄「東京メトロ」が、2016/02/04に幾つかのニュースリリースを発表しました。
結構熱い内容だったので紹介します。
「東京メトロ一日乗車券」を「東京メトロ24時間券」に変更
色々な鉄道会社も1日フリーで使える乗車券を発売していますが、この度東京メトロでは「東京メトロ一日乗車券」を「東京メトロ24時間券」に変更することを発表しました。
通常1日乗車券ですと、指定の日のみ(始発から終電まで)有効になりますが、24時間有効になりますと使い始めた時刻から24時間有効となります。これは地味に見えますが結構大きい変更になります。
現行(2016/03/25まで) | 変更後(2016/03/26から) |
始発から終電まで有効 | 始発から次のだいたい始発まで有効(始発から終電まで有効と実質同じ) |
17時に使用開始の場合、当日終電まで有効 | 17時に使用開始の場合、翌日だいたい17時まで有効(お得!) |
このように、一晩泊まって帰るということが一枚の乗車券できるようになります。料金も600円の据え置きになりますので、使い方によっては結構お得になる可能性があります。
「Tokyo Subway 1-Day Ticket 」を「Tokyo Subway 24-hour Ticket 」に変更
1日乗車券の変更と同じように、Tokyo Subway Ticketも変更されます。
現行(2016/03/25まで) | 変更後(2016/03/26から) |
Tokyo Subway 1-Day Ticket(1日有効:800円) | Tokyo Subway 24-hour Ticket(24時間有効:800円) |
Tokyo Subway 2-Day Ticket(2日有効:1,200円) | Tokyo Subway 48-hour Ticket(48時間有効:1,200円) |
Tokyo Subway 3-Day Ticket(3日有効1,500円) | Tokyo Subway 72-hour Ticket(72時間有効:1,500円) |
旅行者向けの「Tokyo Subway Ticket」も同じように変更されます。1日から1泊に、2日から2泊、3日から3泊な感じです。
東京メトロ全駅・車両内で無料Wi-Fiサービス開始
訪日外国人のお客様向けということで、東京メトロが無料Wi-Fiサービスを現在108駅で提供しています。これを2016年度から全駅、全車両内で使えるようにするそうです。
もちろん、訪日外国人向けといっても、日本人も普通に使えます。ただ、日本人はあまり駅では無料Wi-Fiサービスを使わないのであえて訪日外国人向けという表記にしてるのだと思います。
全駅無料Wi-Fi導入は2016/06/01開始、車両内無料Wi-Fi導入は2016年度から順次導入(車両改装次第)ということです。
最後に
所謂首都圏私鉄の中ではかなりのシェアが大きい東京メトロがこういうサービスを開始し始めると、新たに他の私鉄各線にも影響が出てくるかもしれません。
結構地味に見えるサービス変更ですが、使い方によってはかなり大きな変更になりますので、東京メトロを利用される方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。結構交通費の節約にもなりそうですよ。○