大腸がん検診を受けて、最初の便潜血検査で陽性になったら精密検査を受けることになります。
現在、主に行われていて保険適用がされる精密検査は「大腸内視鏡検査」で、内視鏡を大腸に入れて目視などでがん等を発見するものです。
この大腸内視鏡検査を行う前に、検査の前準備として胃腸に固形物がない状態にする必要があります。病院などで大腸がんの精密検査を受け付けてもらったら、腸内洗浄を行う方法を案内されるので、その指示に従って行いましょう。
今回書いておくのは、自分が受ける病院の方法になります。
腸内洗浄を行う
自分が受ける大腸内視鏡検査は午後の予定になっています。その検査に合わせて腸内を綺麗にしておく必要があります。
前日
前日にやることは、
- 繊維質が多いもの、消化の悪いものを食べない。
- 下剤錠を飲む
です。遅くとも夜8時までには食事を済ませて、検査が終わるまでは食事はできません。腸に固形物が残らないように、夕食は繊維質が多い野菜や果物やこんにゃくなどは食べてはいけません。水分は水で飲むのが無難ですね。
そして、夜に下剤錠を飲んでおいて、朝に便を出せるようにしておきます。
当日午前
検査から数時間前の指定がありますが、その時間に腸洗浄する薬液を飲む必要があります。自分が受ける病院ではニフレックという商品を使っていて、ニフレックの袋の中には樹脂製のバッグがあり、さらにバッグの中には薬の粉末が入っています。このバッグに水を入れて薬を溶かして2リットルの薬液を作ります。これを少しずつ2時間ほど時間をかけて飲むことになります。
飲み始めて1時間くらいしたら効果が出てきますが、残り1時間も頑張って飲み続ける必要があります。時間を見ながらチェックシートがあればチェックシートも確認しながら、手順通りすすめていきましょう。
ここで腸内洗浄ができれば大腸内視鏡検査を行うことができますが、もし便が出切らなかったり、体調が悪くなった場合はすぐに受け付けてもらった病院に連絡しましょう。現状によりこの後どうするか確認する必要があるのですね。検査をするために無理をするのはいけません。体調不良になった時はその旨をしっかり伝えましょう。
当日午後
腸内洗浄をした状態、つまり下剤を飲んできれいにした状態ですので、体調はあまり良く感じないかもしれません。
ですが、病院にいかなければ検査ができませんので、頑張って行く必要があります。病院に着けばトイレを含めてあとはなんとかなりますので、いつでもトイレに行けるように心がけながら行動しましょう。
まとめ
内視鏡での検査は、中に固形物がない状態にする必要があるので、そこが苦しいと思う人もいるかもしれません。ですが、保険適用で一番信頼できて検査できる場所が多いのが大腸内視鏡検査ですので、できれば大腸内視鏡検査を受けることをおすすめします。
検査を受ける場所によっては、薬液を飲むのが病院だったりと細かい所が違うかもしれませんが、腸内をきれいにすることはどこで受けても変わりはありません。
大腸がんは命にかかわる病気ですので、早期発見をして完治できるようにしていきたいものですね。○
