冷蔵庫を選んでいると、
「観音開き」「両開き」 という言葉をよく見かけます。
右開き・左開きは何となく分かっていても、
「観音開きって実際どうなの?」
「両開きって本当に便利なの?」
と迷う方は多いのではないでしょうか。
私自身、片開きの冷蔵庫から
観音開き(フレンチドア)に買い替えた経験があり、
そこで初めて
「これは事前に知っておきたかった……」
と感じた点がいくつかありました。
この記事では、
観音開き・両開きの違いと向いている人に加えて、
実際に使って分かった“意外な落とし穴も含めて整理します。
※右開き・左開きの基本的な考え方については、
別記事で詳しく解説しています。
観音開き・両開きとは?【まずは結論】
先に全体像をまとめると、次の通りです。
- 観音開き(フレンチドア)
→ 中央から左右に分かれて開くタイプ - 両開き
→ 1枚の扉が、右からも左からも開けられるタイプ
どちらも、
右開き・左開きのように
「開く方向が固定されているタイプ」とは考え方が違う
という点が大きなポイントです。
観音開き(フレンチドア)とは?
観音開きは、冷蔵庫売り場では
「フレンチドア」 と呼ばれることも多く、
左右に扉が分かれた、いわゆる見た目がスッキリしたタイプです。
観音開きのメリット
- 扉1枚あたりの開閉スペースが小さい
- 左右どちらからでも中身にアクセスしやすい
- 見た目がスッキリしている
キッチンの左右に壁や家具がある場合でも、
動線を作りやすいのが特徴です。
観音開きの意外な罠:ドアポケットの収納力が落ちる?
ここは、私が実際に買い替えて
「正直、失敗したかも…」と感じたポイントです。
観音開き(フレンチドア)は、
片開きタイプに比べて、ドアポケットの収納力がガクンと落ちる
傾向があります。
「容量は大きくなったはずなのに、
なぜか調味料や飲み物が入らない……」
そう感じて中をよく見てみると、理由ははっきりしていました。
- 扉の分割によるロス
扉が2枚に分かれている分、
中央のパッキンや仕切りにスペースを取られ、
ドアポケットの有効幅が狭くなっている - ポケットの奥行きが浅い
扉を軽く作る必要があるため、
ポケット自体が浅めな機種が多い
私のように、
「ドアポケットに牛乳・2Lペットボトル・調味料をパンパンに入れたい派」
の人は要注意です。
観音開きにするなら、
これまでの収納スタイルを
ガラッと変える覚悟が必要になるかもしれません。
両開きとは?
両開きは、
1枚の扉を右からも左からも開けられるタイプです。
両開きと聞いて、
シャープの**「どっちもドア」**を思い浮かべる方も多いかもしれません。
引っ越しや模様替えが多い家庭では、
「設置向きを気にしなくていい」という安心感があります。
両開きのメリット
- 設置場所を選びにくい
- 引っ越し後もそのまま使える
- 家族で使う向きが違っても対応できる
両開きの注意点
- 構造が複雑な分、価格は高め
- 選べる機種は限られる
右開き・左開きとの違いを整理
| 開き方 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| 右・左開き | 構造がシンプル | 設置場所が決まっている人 |
| 観音開き | 動線が柔軟 | 見た目・省スペース重視 |
| 両開き | 向きを選ばない | 将来の変化を見越したい人 |
観音開き・両開きは便利ですが、
必ずしも万能ではありません。
それでも右開き・左開きが向いているケース
- ドアポケット収納を多用したい
- サイズや価格を抑えたい
- シンプルな構造がいい
こうした場合は、
片開き(右開き・左開き)の方が満足度が高い
ケースも多いと感じました。
下開きという開き方もある(補足)
なお、冷蔵庫のような左右に開くタイプとは別に、
電子レンジやオーブントースターなどでは
「下開き」という開き方もあります。
下開きは、左右開きとは考え方がまったく異なり、
設置する高さや、使う人の体格・力加減によって、
使いやすさや安全性の評価が大きく変わるのが特徴です。
実際に使ってみると、
「便利に感じる人」と
「地味に使いづらいと感じる人」が
はっきり分かれる開き方でもあります。
この下開きについては、
実体験をもとに別記事で詳しくまとめる予定です。
まとめ|「開き方」は収納スタイルで選ぶ
観音開き・両開きは、
動線や将来の自由度という点では非常に優秀です。
一方で、
ドアポケット収納の使い勝手など、
カタログでは分からない差も確実にあります。
- ドア収納を重視するか
- 庫内収納を重視するか
- 将来レイアウトが変わる可能性があるか
このあたりを基準に考えると、
後悔しにくい選択ができると思います。
なお、観音開きや両開きを検討する前に、
まず「右開き・左開き」の基本を押さえておくと、
冷蔵庫選びで迷いにくくなります。
右開き・左開きの違いや、
図がなくても分かる見分け方については、
別記事で詳しくまとめています。
👉 右開き・左開きの違いって?図がなくても絶対迷わない見分け方と、家電選びで失敗しないコツ
あとがき
「容量が増えた=全部便利になる」
と単純に考えていた自分に、
買い替え後にツッコミを入れたくなりました。
これから選ぶ方には、
ぜひ同じところで悩まずに済んでほしいですね。