電話番号には、3桁だけの電話番号があります。
有名なのが、110が警察、119が消防、117が時報、177が天気予報です。他にも3桁の電話番号の中で緊急通報するための番号があります。それが118の海上保安庁への緊急通報番号です。118は2000/05/01から設置されている番号なのですが、警察や消防に比べると大変なことになっているのです。
大抵の人は110番ほど必要になることは無いと思いますが、それでもいざという時はあったほうが良い番号です。
今回知らない方も多かったであろう118番のことを見ておきたいと思います。
118番、海上保安庁への緊急通報番号
110番や119番と同じように118番は主に海などの海上保安庁が管轄する場所での緊急通報番号です。知らない人も多く、間違いやいたずらも非常に多い番号ということで、大変悩んでいるようです。
実績は海上保安庁のサイトにありました。
運用開始(平成12年5月1日)から令和2年4月30日までの状況
項目 | 通報数(通) | 割合(%) |
---|---|---|
船舶海難関係通報 | 29762 | 0.3% |
人身事故関係通報 | 21047 | 0.2% |
海難関係以外の通報 | 53350 | 0.5% |
間違い電話等 | 11666566 | 99.1% |
合計 | 11770725 | 100.0% |
118の番号設置から2016/12/31まで1000万件もの緊急通報があり、受けた通報のうち約99.2%が間違い電話やいたずら電話となっています。これは尋常ではない件数ではありませんね。
電話のダイヤルを見るとわかりますが、118を押す際に8は7と9と0の隣にあります。つまり、時報、消防、警察に電話をかけるはずが海上保安庁にかけてしまうことは、よくある間違いなのかもしれません。
ですが、99%以上の間違い電話が発生しているのであれば、国民全体が118の番号を覚えておく必要がありそうです。ちなみにNTTが公開している3桁の番号は
- 104 番号案内
- 113 電話の故障
- 115 電報のお申し込み
- 117 時報
- 119 火事・救助・救急車
- 177 天気予報
- 159 空いたらお知らせ159
- 189 児童相談所全国共通ダイヤル
- 110 警察への事件・事故の急報
- 114 お話し中調べ
- 116 電話の新設・移転・各種ご相談
- 118 海上の事件・事故の急報
- 171 災害用伝言ダイヤル
- 136 ナンバーお知らせ136
- 188 消費者ホットライン
になっています。
まとめ
緊急通報は、それぞれ重要な役目を受けています。ですので、できるだけ番号を間違えず、いたずらをしなければもとの役割が滞りなくできるようになると思います。
適切な場所に適切な電話をかけることを心がけて、できるだけ無駄な時間を作らないようにしましょう。