白熱電球の代わりにLED電球が普及し始めてから数年が経ちました。
現在では地味ながらも結構安価なものが出てきており、光の質が白熱電球とは違いますが、結構普通の家庭でも導入されているとともに、白熱電球が市場から姿を消してきています。
しかし最近、LED電球は10年持つなどのキャッチコピーで広がってきたものの、寿命よりも前に切れたという話が多くなってきたとのこと。
実際LED電球はすぐに切れてしまうのでしょうか。
LED電球のおさらい
LED(発光ダイオード)を使用した電球として使えるもの、が所謂LED電球ですね。LEDは小型の電気機器や携帯電話なのでも使われている通り、消費電力の割には明るい光が出る特徴があります。
それと同時に、熱に弱い、電圧変化に弱い、などの弱点もあります。
ですので、LED電球の構造として簡単にいうと、
- 電球型のケース
- LED(発光部分)
- 制御基板(電圧調整などの重要部分)
- ヒートシンク(冷却装置。部品が壊れないように)
の部分に分かれています。これにより、白熱電球と同じような明るさを持ちながら消費電力が数十分の一という、省エネ時代の象徴となれる期待をもって開発されました。
故障の原因
LED電球も消耗品ですから、普通に使っていると使えなくなることもあります。
その理由はおおまかに2つです。
- 制御基板の故障(部品の劣化や破損)
- LEDの故障(たまに焼き切れます)
です。急な電圧変化(雷などで)が起きると、高電圧に弱いICやLEDが一瞬で焼けたりしますが、LED電球自体の熱で劣化が急激に進んで壊れるのがほとんどです。発光部分であるLED自体が結構熱を持つので、その熱を逃しきれないと壊れやすくなります。
高い製品になりますと、ファンを付けて正客するものもあります。
これは大抵、構造や性能の部分で大きく変わりますので、信用があるメーカーの製品を使うことが望ましいことになります。日本メーカー、外国メーカーは問いません。
我が家での例
4年以上前から数個ほど使っていますが、まだまだ元気なLED電球がいます。
買ったメーカーは、東芝とシャープです。
東芝のLED電球は、通常電球型、ボール型など合計5個位購入しましたが1つも壊れていません。さすがの東芝です。当時はひとつ5000円以上したものの壊れていないですし、光量の減衰も気づいていないので満足しています。
シャープ製は東芝製よりも少し安いものを購入しましたが、4個くらい買って2個は1年以内に壊れました。それでもひとつ4000円近くはしたものですから、当時はかなり高い買い物になっていました。
現在の製品は耐久性が上がっているかもしれませんが、LED電球はそうそう買い換えるものではありませんので、実際の所はわかりません。良くなってるといいな。
あ、パナソニックのも壊れたシャープ製品の後釜に買いましたが、元気です。
最後に
LED電球もプリント基板などを使っている以上精密機器ですから、変な製品を購入するとすぐに壊れて高い買い物になってしまう可能性があります。
電球型蛍光灯という選択肢もありますが、LED電球や白熱電球のような「最初から光量が多い」製品が必要な場所もあります。
しかし、白熱電球が減ってきた以上、徐々にLED電球に入れ替わってきていますし、1000円もしないLED電球も登場しています。
まだまだ安定期に入っていないLED電球ですが、いずれどこでも当たり前のように使われることとなるものですから、周りの評判などを見ながら導入していっても良いかと思います。
