かの東北大震災での原発事故絡みで急に注目され、このところ珍しくなくなってきたウォーターサーバー。今では業者が乱立してきて、どの業者を選べば良いかわからなくなってきている人もいるかもしれません。だからこそ、いろいろな視点で選ぶことができるようになってきましたので、業者を選ぶ参考になれば幸いです。
ウォーターサーバーを導入する理由
ウォーターサーバーを導入する人は、なんらかの理由があります。
いつでもすぐに冷たい水や熱いお湯を使いたい、ペットボトルの水を毎回買うのが面倒、なんとなくオシャレ、などなど。
どんな理由であったとしても、それぞれの理由に合ったものを選びたいものです。
ウォーターサーバーの長所
基本、ウォーターサーバーは便利ということです。皆さんご存知とは思いますが、主だった長所です。
いつでも冷たい水やお湯が出てくる。
ウォーターサーバーの一番の利点ですね。レバー(やスイッチ等)を押せば、冷たく冷やされたお水、結構熱いお湯がすぐ出てきて、お茶やコーヒー、水割りなどにもすぐ対応できます。赤ちゃんのミルクに使う人もいますね。
水が半自動的に自宅へ届けられるので、買いに行く手間がない。
ウォーターサーバーで使う追加の水を自宅へ届けてくれます。注文したり、宅配スパンを設定したり、その業者独特のシステムがあります。
見た目格好いい。
リビングなどにウォーターサーバーがありますと、見た目優雅に感じたり、すこし余裕のあるお宅に見えたりもします。優雅なティーパーティでもいかがでしょうか。
ウォーターサーバーの短所
もちろん、便利ではありますが、それなりの短所もあります。
電気代がそこそこかかる。
水を冷やすのと温めるのを同時に行なっている以上、そこそこの電気料金がかかるようになります。1ヶ月に300円~1000円強ほどはかかります。業者のサーバー本体の仕様によって、電気代の差はあります。
ウォーターサーバーの置き場所のほかに、水のストックをおく場所が必要。
ウォーターサーバーは簡単に移動できるものでもなく、さらにストックする水を置く場所が必要です。これが結構場所をとるので、事前に大丈夫かどうか確認したほうが良いです。
メンテナンスも多少必要。
メンテナンスとは言っても、蛇口を清潔にすることと、水を換えるときに拭いたりする必要があるサーバーもあります。とはいえ、分解して清掃のような難しい物ではないのでご安心を。
災害対策には向いているようで向いてない
水道が止まった時に便利かと思えば、実は結構難しい場面もあります。地震対策にするほどの安心感はありません。水道が止まるほどの地震ですと、本体が倒れて故障する可能性があり、停電が起きればサーバーが使えません。さらに電気が通ったとしても、停電していればサーバー内の水タンクにカビが発生している可能性がかなり高いので、サーバーを洗浄するまでは使えない、のようなケースが考えられます。
基本としてウォーターサーバーは、毎日ある程度の使用頻度がないとカビが発生しやすいので、毎日使うような方ではないとあまりオススメできません。
どんな人におすすめか
ウォーターサーバー:すぐに冷水、お湯を使いたい人。電気代節約にうるさくない人。水道水が飲めない人。なんとなくオシャレをしたい人。
ペットボトル:防災用を兼ねる人。水道水を飲みたくない人。水をよく持ち歩く人。
水道水(浄水など):水道水でも気にしない人。お金をかけてまで水を欲しがらない人。
迷っている人へのまとめ
まずは本当に必要かを考えましょう。どう考えても必要であれば、いくつもある業者を選んでいくのも良いと思います。
それでも迷っている場合、とりあえず無料お試しをしてみるのも良いと思います。使ってみて、自分のライフスタイルに合うかどうかを確かめられますのでおすすめです。
要らないのであれば、とりあえず使わなくても大丈夫ですので、また欲しいと思った時に再び考えるのでも遅くはありません。
ウォーターサーバーは嗜好性が高いので、自分で納得できない点(価格、使う水の量、電気料金、設置場所等)があれば、すこし様子をみましょう。勢いで契約してすぐ要らない、というのは正直もったいないのですね。
それぞれのライフスタイルに合った買い物をしていきましょう。
オススメウォーターサーバー
お子さんがいらっしゃる家庭には良いかもしれないサーバーです。最近ではこういうコラボモデルも登場していますので、ぜひ参考にしてみてください。