2015年6月に箱根山で噴火があって噴火警戒レベルが3になりましたが、11/20にようやく噴火警戒レベルが1に戻りました。
噴火の間は観光客の客足が少なくなり、寂しい状態が続いていた箱根近辺ですが、警戒レベルが下がったので客足は戻ってくるのかと期待されています。
噴火警戒レベルとは
火山の噴火するかどうかという状態により、警戒レベルというものが設定されています。レベル1~5まであり、1が一番小さく、5が一番危険になっています。
噴火警戒レベル1(予報)
噴火予報で活火山であることに留意。活火山が活発ではない状態で、特に規制はありません。しかし、火口の状況により規制がされる可能性もあります。
噴火警戒レベル2(警報)
噴火警報(火口周辺)「火口周辺規制」として、火口には規制がかかって、いけなくなる場合があります。大きく噴火する可能性は小さいです。
噴火警戒レベル3(警報)
噴火警報(火口周辺、居住地域周辺)。「入山規制」として、登山禁止、入山禁止など大きな規制がかかります。周辺住民にも避難の準備を呼びかける段階になっています。火山は活発に動いてきています。
噴火警戒レベル4(特別警報)
噴火警報(居住地域)で、「避難準備」になります。居住地域に大きな被害が出る可能性があると考えられる状態ですので、すみやかに避難準備を行いましょう。火山が活発に動いています。
噴火警戒レベル5(特別警報)
噴火警報(居住地域)で、「避難」になります。大きな噴火が起きると予想される、または起きた場合になります。すぐに避難を求められます。
このように大きく5つのレベルが設定されています。
2015/11/20の箱根山
6月は入山規制がかかる噴火警戒レベル3に引き上げられ、観光客も宿のキャンセルせざる得ませんので、かなり箱根の観光に影響がでました。
11/20に火山活動はだいぶ弱くなってきたので、警戒レベル1に引き下げられましたが、火口から半径500m周辺は火山ガスの濃度が高いため立ち入り制限されています。噴火自体は危険が低いですが、ガスがあるために火口にはいけないということになります。
一方、観光行楽施設である、箱根小涌園ユネッサンは噴火の危険が少なくなってきたことにともなって客足も戻ってきた様子。箱根は都心からそこそこ近くて行きやすい場所のため、結構早くに以前の状態に戻りそうです。
紅葉に季節も終わりそうですが、寒い時期でも火山が近くにあるからこその温泉が多数ありますので、もう観光場所の選択肢にも入れていいかもしれませんね。
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