福島県のテーマパーク「スパリゾートハワイアンズ」は、一年中28度という常夏の雰囲気を味わうことができるので、夏に来ても冬に来ても楽しめます。
朝から夜まで熱帯のハワイアンズで遊び、さらに温泉に入って身体を癒すというなかなか他にはない楽しみ方ができるので、幅広い年齢層に人気になっています。
また、ハワイアンズは日帰り利用も多いのですが、夜のダンスショーなどを楽しむには、やはりホテルに宿泊するのがゆったりとできるのでおすすめです。とは言え、泊まるとしてもどのホテルが良いのかは結構わかりにくいものです。

どのホテルが良いのか、公式サイトを見てもイマイチわからないね
ここで、何度か泊まりでハワイアンズへ遊びに行った私が、どのホテルを選ぶのがよいのかをポイントを押さえながら見ていきます。
それぞれのホテルには似た点、違う点がありますので、参考になればと思います。
2022年開業予定の新ホテル「カピリナタワー」の情報も分かり次第載せていく予定です…が音沙汰なし。
さらに株主優待も無くなるとのことで、少し残念なところも。
チェックポイント
この記事は、スパリゾートハワイアンズを泊まりで利用したいが、ホテルを選ぶのに迷っている方におすすめです。
ホテル共通のサービスや仕様など
ハワイアンズのホテル宿泊を利用する時は以下のサービスや装備が標準でついています。
(ホテルハワイアンズ、ウイルポート、モノリスタワー)
- 朝食無料
- チェックイン日からチェックアウト日までのハワイアンズ入場券付き
- チェックアウト日までの駐車料金が無料
- 首都圏主要駅からのハワイアンズ送迎バスが利用可能(予約制)
- ウォータースライダーの乗り放題チケットを割引販売
- 客室はオートロックなしのシリンダー錠
以前は「部屋着(アロハorムームー)を着てハワイアンズにフリーパスで入れる」というのがありましたが、現在は自動改札ができて宿泊者用のチケットを利用する形になりました。ホテルからの不正利用が多かったからだそうな。
チェックアウト時間
チェックアウト時間は度々変わります。2024/09現在はだいたい以下の通り。何らかの理由で変更の可能性はあります。
- ホテルハワイアンズ アウト10:00、イン13:30
- ウイルポート アウト10:00、イン13:30
- モノリスタワー アウト10:00、イン13:30
- クレスト館 アウト10:00、イン13:00
ハワイアンズのホテルそれぞれの特徴
ハワイアンズが運営しているホテルなどの宿泊施設は主に5つ。
- ホテルハワイアンズ
- ウイルポート
- モノリスタワー
- クレスト館
- マウナビレッジ
クレスト館はスパリゾートハワイアンズとしてはあまり推しではないので、ホテル一覧からも消されつつあります。
マウナビレッジはグランピング施設で場所も離れていますので、スパリゾートハワイアンズとは違った目的で利用します。
です。 2022年7月にカピリナタワーが追加予定でしたが、建設計画は白紙になりましたかね。
それぞれのホテルには独特な特徴があります。
ホテルハワイアンズ

昭和の頃から増改築を繰り返したホテル。ハワイアンズの中でも最初に建てられたホテルですので、正直古さはあります。
規模が一番大きなホテルということで客室も多く、団体利用はホテルハワイアンズでないと、予約は取れない場合があります。
もちろん一番大きいだけあって大浴場などが充実していますが、その分大浴場への移動も少々大変かもしれません。
一人から多人数まで対応できる、スパリゾートハワイアンズ宿泊においてはスタンダードなホテルです。
ウイルポート

ハワイアンズの中にあるホテルで、テーマパークのひとつ。フィットネス施設もあります。
地中海のリゾートをイメージしており、ホテルウェディングで使われることもあります。4Fまでしかないので部屋数は少なめ。かなり静かなホテルです。
大浴場も小さめですがあります。
ウォーターパーク、スプリングパークなどハワイアンズで遊ぶには非常に便利な位置にあります。
ハワイアンズの内部に立地の関係で、入館は少し特殊となっています。最初の受付はホテルハワイアンズへ行ってみましょう。
モノリスタワー

スパリゾートハワイアンズの営業している通常のホテル施設で一番新しいホテル。一番背が高く、設備も充実しています。
B1Fに、時間で男女が入れ替わる源泉かけ流しの大浴場が2つあり、朝風呂も楽しめます。
また、夕食のフレンチポリネシアン料理は宿泊した方から絶賛されています。
クレスト館
ハワイアンズに直接通じていない離れにある旅館。
位置づけとしてはホテルハワイアンズの別館のような感がある、コストパフォーマンス重視の和室宿です。大浴場と食事はホテルハワイアンズを利用するのが基本。
スパリゾートハワイアンズよりはスパリゾートハワイアンズゴルフコース関連の宿です。
カピリナタワー(2022年7月開業予定は未定)
計画ではカピリナタワーが追加されます。2人宿泊用のホテルでハワイアンズの東側に建てられる予定ですが、計画が白紙になったのか音沙汰がありません。
完成できれば自動クロークなどの他のホテルにない設備があったりと、中々豪華なホテルになりそうでした。
ハワイアンズのホテルで判断するポイント
何を優先してホテルを利用するかでどのホテルにするかが変わります。マウナビレッジはグランピング目的で用途が違うので割愛します。
上から下にかけて良い(安い)~悪い(高い)にしています。
カピリナタワーについてはプレスリリースなどからの予想として書いています。
宿泊費用の安さ
お値段はそのままホテルの快適さに直結します。ですので、高いからと言って価値が無いというものではありません。値段と内容を考えて選ぶ必要がありますね。
- クレスト館、ホテルハワイアンズ
- ウイルポート
- モノリスタワー
- カピリナタワー(仮)
のような感じです。感覚的に、モノリス・タワーの価格を10だとすると、ウィルポートが8~9、ホテルハワイアンズとクレスト館が6~8くらいでしょうか。
カピリナタワーはプレスリリースを見る限りラグジュアリー(豪華)を売りにしているのと、2人部屋ということでひとりあたりの価格が高くなるので、モノリスタワーのジュニアスイートくらいになるかもしれません15とか20とか。
クレスト館のお風呂や夕食はホテルハワイアンズを使うプランもあります。
設備の新しさ
設備の新しさは営業期間そのままで影響が出てきます。
- カピリナタワー(仮)
- モノリスタワー
- ウイルポート
- ホテルハワイアンズ
- クレスト館
最新のモノリスタワーが設備は充実しています。ウイルポートもコンパクトながら最低限なものはあります。ホテルハワイアンズとクレスト館はかなり昔から存在しますので、新しさはありません。
また、離れになるクレスト館はエレベーターが無いので、高齢の方にはあまりおすすめしません。
カピリナタワーは、言うまでもなく開業したら1番になりますね。
ハワイアンズまでの距離
ハワイアンズで楽しむ際に、移動しやすさや距離があるかどうかです。
- ウイルポート
- モノリスタワー
- ホテルハワイアンズ
- カピリナタワー
- クレスト館
ウイルポートはハワイアンズまで近いというよりは、ハワイアンズの中にあるホテルですので、移動に関しては群を抜いています。フロントから歩いていけばすぐビッグアロハへ。
モノリスタワーとホテルハワイアンズは、地下道を通ってハワイアンズへ向かいます。
クレスト館は離れですので、歩いてハワイアンズへ行くかバスで送ってもらいます。
なお、カピリナタワーは、ホテルハワイアンズよりも遠い位置になりそうなので、4番目以降となります。
ホテルレストランの料理
メニューはそれぞれレストランの特色が出ています。野菜が強い上品なもの、肉が多くダイナミックなもの、和洋折衷バランスが良いものなどでしょうか。
長らくドリンクバーがなかったモノリスタワーに一応ドリンクバーが設置されたようです。
夕食
ホテルのメインレストランでの食事です。通常は夕食と朝食で利用することになります。夕食会場は
- モノリスタワー:ネシア(2F)
- ホテルハワイアンズ:ザ・パシフィック(中央館2F)
- ウイルポート:ラティオ(2F)
になっています。特にモノリスタワーのネシアは野菜ソムリエ認定レストランとなっています。ウイルポートのラティオは以前野菜ソムリエ認定レストランでしたが、野菜ソムリエ認定レストラン一覧からなくなっているので認定から外れたようです。
全体的な印象としては
- モノリスタワー
- ホテルハワイアンズ(クレスト館)、ウイルポート
モノリスタワーの夕食は料理やデザートの種類も多く、季節によってはエビのメインディッシュが出たりします。夕食の内容に関して言えばずば抜けています。お肉のグリルがあるせいか肉の印象が強め。
ホテルハワイアンズは、会場が広くて料理も多い感じですので、ファミリーユースであればウイルポートより利用しやすいでしょう。和洋中そろっていますし、肉も魚介類もあります。クレスト館宿泊者も基本はここになります。
ウイルポートは、料理の種類は少なめですが、質が全体的に高め。ワンディッシュ料理は本格的なお皿で、肉か魚が選べます。比較的野菜に力が入っていますので、大人向けの内容になっています。お子さんは食べるものに困るかも。
- 豪華で種類が豊富:モノリスタワー
- 幅広いバイキングでファミリー向け:ホテルハワイアンズ
- 野菜が売りの、上質で静かな夕食:ウイルポート
というところです。混み具合は混んでいる順に、ホテルハワイアンズ>モノリスタワー>ウイルポートになります。
朝食
朝食は夕食に比べると質素ではあります。朝食付きのホテルですから致し方ない部分です。
全体的にはビジネスホテルの朝食+αな感じなので、あまり気にしなくても大丈夫かと思います。
質から言うとウイルポート、モノリスタワーは比較的良い感じ。ホテルハワイアンズの朝食はパシフィックは良い感じで、宴会場のラピータはちょっと雰囲気が。
寝具
つまり、ベッドや布団です。簡単に言うとこだわりのものを使っているか、良いものかどうかという見方になります。
- モノリスタワー、ウイルポート
- ホテルハワイアンズ
モノリスタワーやウイルポートは、少しこだわりのマットを採用しています。ホテルハワイアンズは普通の布団のような感覚のマットです。
個人的にはモノリスタワーやウイルポートの寝具で疲れが取れた気がするので、どちらかのホテルがおすすめです。
また、ウイルポートは寝る場所と机や椅子がある場所が分離されているので、寝具がすでに準備がしてあり、ハワイアンズで遊んでからルームに戻った直後にシャワー浴びてすぐ布団で休憩ということも可能です。
ホテルハワイアンズとモノリスタワーは一般客室ではスタッフが布団を敷きに来る従来の旅館スタイルな感じです。チェックインした時は、ホテルハワイアンズではすでに布団が敷かれている事もありました。
クレスト館は個人的に選ぶ理由がないので泊まってません。
ハワイアンズのホテルおすすめはこんな感じ
ハワイアンズのホテルは一長一短あるので、安くて便利で質が高いというのはありません。ですので、最優先でなにを選ぶかによってホテルが決まります。
条件別で私が考えるおすすめのホテルは
- ファミリー向け:ホテルハワイアンズ、モノリスタワー
- コストパフォーマンス:ホテルハワイアンズ
- ハワイアンズ利用の便利さ:ウイルポート
- 静かなところでゆっくりしたい:ウイルポート
- とにかく安く:クレスト館、ホテルハワイアンズ
- 食事を堪能したい:モノリスタワー、ウィルポート
- 良い温泉に入りたい:モノリスタワー
- 綺麗なホテル:モノリスタワー、ウイルポート
- 団体で行きたい:ホテルハワイアンズ、モノリスタワー
- 足に不安がある方:モノリスタワー、ウイルポート
- 休憩所的利用やビッグアロハ目的:ウイルポート
というところです。
食事はいいけど宿泊が・・・という方、好きなホテルに宿泊予約しながらも、夕食は別のホテルの予約をしておくことも事前予約にて可能です。
連泊するときに違うホテルに泊まることも可能ですので、ホテルの違いを楽しむのもありかもしれませんが。
迷った時は、標準的なホテルハワイアンズを選んでおけば良いでしょう。