我が家は何度かスパリゾートハワイアンズを利用していますが、宿泊施設はいつもモノリスタワーでした。
今回もモノリスタワーの予定でしたが、残念なことにすでに予約が埋まっていたので、初めてウイルポートに泊まることになりました。
ホテルハワイアンズやモノリスタワーに比べてマイナーな感じがするウイルポートは、公式サイトでもあまり情報が無いので、調べようとしてもイマイチどのようなホテルかがわかりにくい点があります。
今回泊まってみて、ウイルポートはどのようなホテルかという情報を残しておきたいと思います。
・ハワイアンズ公式サイトを見てもウイルポート自体がよくわからない
・メリットとデメリットがよくわからないので不安
・ハワイアンズのホテル選びに迷っている
という方におすすめです。
ウイルポートについて
ウイルポートはスパリゾートハワイアンズにあるホテルで一番特殊な位置づけになっていて、以下の特徴があります。
- プールなどのスパリゾートハワイアンズの施設に行くには一番近いホテル
- ハワイではなく地中海のリゾートがイメージされたデザイン
- フィットネス関係が充実した第4のテーマパーク「ウイルポート」として設定
- ハワイアンズ施設内にある
宿泊するだけのホテルではなく、フィットネスがテーマのテーマパークとして存在するのがウイルポート。
スパリゾートハワイアンズの宿泊施設でもありますが、ウイルポート自体がスパリゾートハワイアンズの一つのテーマ施設ということです。
もちろん、宿泊だけの利用も問題ありませんので、そこは気にしなくても大丈夫です。
ウイルポートへの行き方
ウイルポートはいろいろ特殊なので、行くときさえも注意が必要になります。ウイルポートへの行き方を簡単にまとめておきます。
まずはスパリゾートハワイアンズへ行く
ウイルポートはスパリゾートハワイアンズの敷地内にあるので、まずはスパリゾートハワイアンズへ行きます。
宿泊者用のバスで行く、高速道路を使ってクルマで行く、電車とバスで行くという3種類の行き方があります。
宿泊者用のバスは、ホテルでの宿泊予約を取った後、特定の駅から出るバスに乗ってハワイアンズへ向かいます。座席数が限られているのでできるだけ早めに予約が必要です。
高速道路は常磐自動車道のいわき湯本ICで降りて数分で到着します。
電車であれば、JR常磐線の湯本駅で下車して、ハワイアンズ行き無料バスかタクシーで向かいましょう。5kmほど離れているので、歩いていくには少々遠いです。
モノリスタワーへ行く
ウイルポートを利用するには、別のホテルであるモノリスタワーへ行く必要があります。
フロントはウイルポートにあるのですが、モノリスタワーから係員に案内してもらってウイルポートへ向かいます。
係員の方に先導されながらハワイアンズの入場口を普通に通って行きます。チケットのやり取り無しで入場口を通っていくのも新鮮な感じです。
専用通路もなく、ハワイアンズの中をカートを押しながら普通に案内されていきますので、ずんずん歩きましょう。
クルマで行く場合、モノリスタワー前にクルマをつけて荷物を降ろし、駐車場にクルマをとめてからウイルポートに行きます。
お車でお越しのお客様は、モノリスタワー玄関前までお車をお寄せいただき、お荷物を降ろされたあとに所定の駐車場をご利用下さい。お車以外でお越しのお客様もモノリスタワーへお越し下さい。係員がウイルポートのフロントまでご案内いたします。
ウイルポートのフロントに案内されたら、手続きを行いましょう。
フロントでのチェックインのやり取りは普通のホテルと変わりません。
説明を受けて鍵を受け取ったら、部屋へ向かいましょう。
チェックインは13:00から、チェックアウトは11:00までという22時間ステイができますし、組数限定でレイトもできます。
料金はかかるものの、ゆったりとしたい方にとっては良いかもしれませんね。
ちなみに公式サイトで公表されているチェックイン、チェックアウト時間は
チェックアウト | チェックイン | |
---|---|---|
モノリスタワー | 11:00 | 13:00 |
ホテルハワイアンズ | 10:00 | 13:00 |
ウイルポート | 11:00 | 13:00 |
ですので、とくにウイルポートが優れているというわけではありませんのでご参考までに。
ウイルポートの内部
ウイルポートは他のホテルと違い、ちょっと特殊な造りになっています。
- フロント:3F
- 大浴場:1F
- プール:1F
- レストラン:2F
特に2Fと3Fはハワイアンズに直結しているので、ホテルを出たらすぐに常夏気分を味わえますよ。
レストランは日によってはランチタイムがあり、一般客でも利用できます。
紹介写真でよく見るこの場所は、1F客室前の廊下です。どこぞのホールに続く廊下かと思ったら、左右に客室が並んでいます。
ここは結婚式でも使われる場所とのことです。
1Fの廊下から見えにくい位置に大浴場があります。
利用できる時間は、14:00~24:00、5:00~10:00です。タオルは部屋にあるものを使いましょう。
朝と夜に利用できますので、朝起きたときに行ったり、ハワイアンズで遊んだあと着替えを持って水着のまま利用することも可能です。
ウイルポートの部屋
ウイルポートは地中海のリゾートをイメージしているホテルですので、結構オシャレな感じがします。白基調ですので明るさも持っていますよ。
泊まった部屋は1Fで、部屋も広く明るくてオシャレ。浴室とトイレ別で、浴槽はなくシャワー室になっています。
寝るところはすでに布団が敷いてありました。家族5人で泊まりましたがあと1人分の布団を敷くこともできそうですね。
5つ布団を敷いても部屋全体が広めなので、窮屈な感じはしません。
ただモノリスタワーもそうなのですが、部屋の扉はオートロックがないシリンダー錠になっていますので、鍵のかけ忘れには注意が必要です。
ウイルポートの食事
ウイルポート宿泊の食事は、2Fのレストラン「ラティオ4・2・2」です。
ウォーターパークとスプリングパークを繋ぐ通路にレストランはあります。
夕食バイキング
夕食はオプションなので、必要な方は事前に利用をする旨を伝えるか、夕食付きの宿泊プランを選びます。
セミバイキング形式という、メイン料理1皿と他が食べ放題というスタイルになっていて、メイン料理は肉料理と魚料理の2種類。AとBのタイプが日によって入れ替わるのでさらに2種類あります。
A | B | |
肉料理 | 牛肉のロースト ネギ塩ソース青しそ風味 | 牛肉のソテー トマトのフォンダン フライドガーリック添え |
魚料理 | スズキの香草パン粉焼き マスタードクリーム | メカジキのソテー レモン風味のバターソース |
オシャレなメインディッシュですので、楽しめますよ。とは言え、毎日変わるかどうかはわかりませんので、連泊して違う料理を楽しみたいのであればウイルポートにチェックインするときにでも確認をしてみましょう。何らかの対応をしてくれると思います。
夕食の内容は ウイルポート「ラティオ4・2・2」の夕食はなかなか良い(2018/07シーズン)にアップしてあります。
朝食バイキング
朝食はウィルポート宿泊者は全員利用できます。部屋着(アロハシャツ、ムームー)を来て行けば特に問題なく入れます。
バイキング形式ですので、好きなものを頂きましょう。
朝食の内容は 宿泊者全員朝食付き!ウイルポート「ラティオ4・2・2」の朝食も見ておこうにアップしてあります。
ウイルポートのメリット
スパリゾートハワイアンズのホテルの中の一つであるウイルポートは、他のホテルにはない特徴があります。
スパリゾートハワイアンズの施設に隣接
ホテルハワイアンズ、モノリスタワー、クレスト館に比べるとかなり便利な点が、ハワイアンズまでの歩く距離が少ないことです。
ホテルを出たらすぐにビッグアロハへいけますしウォーターパークにも早く行ける立地ですので、足に不安がある方でも安心して利用することができるでしょう。
ホテルの位置を見ても、ハワイアンズの施設内にある感じに見えますね。
ウイルポートからビッグアロハに行く例でですと以下の通り。
3Fのフロント前です。フロントに向かって左側に通路があるので、そこを進んで奥の自動ドアを抜けます。
ウイルポートからの自動ドアを抜けたら、すぐにビッグアロハの入り口が見えます。
ウイルポートは水着で歩いても大丈夫なホテルですので、部屋で水着に着替えてハワイアンズオープンからビッグアロハに突入も可能です。
入場券の必要がない
ウイルポートはスパリゾートハワイアンズの中にあるホテルですので、入場券というものが原則ありません。
ですので、プールやフラガールショーを利用するのであれば、濡れると困る入場券を持つ必要が無く、部屋から水着に着替えて手ぶらで遊びに行けます。
反面、入場する時にはホテルの部屋着(アロハシャツやムームー)が必要になりますので、他のホテルや駐車場に行く場合は必ず部屋着に着替えましょう。もしくはルームキーの携帯を忘れずに。
ホテルは結構綺麗
モノリスタワーよりは古いですが、まだまだ古びた感じはしません。
部屋に関して言えば、新しいモノリスタワーも多少使い古し感が出てきているので、ウイルポートとそんなに変わらない感じです。
ホテルハワイアンズは、昔からのホテルを改修したものですので古さは否めません。快適なホテル利用を考えるのであれば、ウイルポートは悪くないですよ。
ウイルポートのデメリット
他のホテルに比べてのデメリットもあります。
食事の種類があまり多くない
公式サイトで発表されている料理などの種類ですが、ホテルハワイアンズ「ザ・パシフィック」とモノリスタワー「ネシア」に比べるとだいぶ少なく感じます。
レストラン名 (ホテル名) |
料理などの数 |
---|---|
ザ・パシフィック (ホテルハワイアンズ) |
料理: 冷製 17種類 温製 36種類 計 53種類 パン: 4種類 ベーグル: 3種類 デザートコーナー: 22種類 |
ネシア (モノリスタワー) |
料理: 冷製 30種類 温製 27種類 計 57種類 デザートコーナー: 34種類 |
ラティオ4・2・2 (ウイルポート) |
料理: 冷製 12種類 温製 15種類 計 27種類 デザートコーナー: 19種類 |
ホテルバイキングとしては比較すると少なく見えます。料理27種類とデザート19種類というのは少なくはないのですが、他の2箇所がかなり多いのです。やはりモノリスタワーのネシアも以前利用した私としては少々物足りなさを感じてしまいます。
とは言え、初めてのスパリゾートハワイアンズでホテルに宿泊するのであれば質も悪くなく十分な内容ではあるので、あまり悲観的になる必要はないです。
他のホテルが気合い入りすぎとも言えます。
価格はちょっと高め
ウイルポートはモノリスタワー次ぐ2番めに高価なホテルとなります。
ざっくりいうと
- モノリスタワー:高級
- ホテルハワイアンズ:一般的
- クレスト館:廉価
- ウイルポート:特殊
ホテル独自のフィットネス施設を宿泊者は無料で利用できるなど、他のホテルとは違う点があるので宿泊するだけであればちょっと高く感じるかもしれません。
ホテルへ行くまでとホテルから帰るときが少し大変に
スパリゾートハワイアンズの中にあるホテルですので、荷物をもって移動する距離がどうしても増えます。
ハワイアンズでのトータルの移動距離は少なくなるかもしれませんが、大きな荷物をもって移動する距離が大きいので、遊び疲れた身体には少々きびしいかもしれません。
また、ハワイアンズがまだクローズしているときにチェックアウトして帰る時、ウォーターパークを通り抜けることができません。スタッフが対応が可能であれば良いのですが、そうではない場合は大きく迂回して駐車場に戻ることになります。
外に出るのも苦労しますので、ハワイアンズを堪能して宿泊し、9時にはチェックアウトするような利用の場合はウイルポートはあまりおすすめできないとも言えます。
ホテルの設備はシンプル
ホテルとしての設備はそんなに優れているわけではありません。もともと大きくないホテルですので、設備は最小限と思って良いでしょう。
エレベーターも速くはなく、フロントスタッフも少なめ、製氷機も各階にはない、などでしょうか。
無線LANはありましたので、その点は大丈夫です。
ウイルポートの感想
ウイルポートはハワイアンズのプールなどを利用するには非常に便利。
ショーのステージや大プールがあるウォーターパーク、室内温泉プールのスプリングパーク、大浴場パレス、屋外プールのスパガーデンパレオのいずれに行くにも他のホテルに比べると距離がすぐと言えるくらい近いので、遊ぶには一番適した立地です。
特にビッグアロハはフロントからすぐなので、かなり良いと思います。
エクササイズをする予定がない方でも、プールなどからホテルの部屋に帰るのが楽ですので、思った以上にメリットがあるホテルだと感じました。
レストラン「ラティオ4・2・2」の食事も、種類は他のホテルに比べると少ないものの質は高め。人が多くないので落ち着いて食事ができますね。
モノリスタワーのようなバームクーヘンが部屋にあるなどという細かい所が秀でているわけではありませんが、ハワイアンズを楽しむという点においてはトップのホテルと言えます。
モノリスタワーやホテルハワイアンズに比べるとマイナーな感じがしますが、プールやショーステージへの移動が楽なので、高齢の方にもおすすめのホテルです。
ウイルポートは結構良いよ
初めてウイルポートに泊まったのですが、ホテル設備はモノリスタワーにはかないませんが、ハワイアンズを楽しむという点でいえば、この上ない便利さがあります。
部屋で水着に着替えてそのままプールへ行くことが楽に可能。ハワイアンズ内にあるので入場券が無く、他のホテル宿泊者のように入場券を濡らしたりする心配がないのもメリット。
スプリングパークに近いので、更衣室も行きやすく、大浴場やプールもかなり近いです。
ハワイアンズオープン即ビッグアロハということもできますので、繁忙期でもあまりビッグアロハでは待たないかもしれませんね。
エクササイズを抜きにしても、ハワイアンズを楽しむためのホテルとしてせび利用してみて下さい。
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