トヨタが開発しているプリウスの派生モデルであった、プリウスPHV(プラグインハイブリッドビーグル)の内容が再び出てきました。
日本での発売が延期されて、プリウスPHVを気にしていたユーザーもヤキモキしていたことかと思います。
かなりトヨタが力を入れているプリウスPHVの情報をまとめておきたいと思います。
プリウスPHVとは
プリウスPHVは、ハイブリッド専用車のプリウスをベースに開発した、プラグイン充電機能があるプリウスです。
通常のハイブリッド機能に加えて、外部から電池に充電して電気自動車モード(EVモード:電気だけで走る)ことによって燃費を削減することができる特徴です。
電気が電池に充電されている場合は、できるだけエンジンを使わないで電気モーターで走り、新型プリウスPHVでは充電が少なくなるとエンジンを使って走りながら電池に充電を行うチャージモードが実装されます。
ですので、外部から充電された電気が無くなっても普通のハイブリッドカーの様に自分で充電もできるので、極端な話外部から充電しなくても使い続けることができます。
そういう使い勝手の良さが、プラグインハイブリッドの一番の特徴になります。日本では同じ距離を走るにおいて、ガソリン代金よりも電気代のほうが安い場合が多いので、成り立つシステムですね。
新型プリウスPHVの特徴
今回開発されているのプリウスPHVは、前モデルに比べて結構大きな改良がされています。
- 充電方法が200V電源だけだったものが、100v電源と屋根にソーラーパネルもオプションで装備。導入がしやすくなりました。急速充電設備にも対応して20分で80%ほどの充電ができるようになります。
- 積載する充電池の容量が倍に上がって、前モデルに比べて電気による航続距離が2倍以上になりました。
- トヨタの新しいプラットフォームTNGAを使用して、クルマ自体の基本性能が高まりました。
- ジェネレーター(発電機)も状況によってモーターのように動かして駆動力を上げて力強い加速ができるようになります。
- EVモードでの最大スピードが上がって、前モデル100km/hから135km/hになりました。
- 見た目もいろいろこだわって、ある意味好みがある仕上がりに。通常のプリウスとひと目で違う形になりました。プリウスよりはSAIに近いかもしれません。
- ハイブリッド走行燃費は37km/lほどなので、通常プリウスには届きませんが、アクアと同じ距離となっているので、燃費はかなり良いと言えます。
このように、前モデルに比べるとかなりの項目が改良されています。
正直な話、現行の4代目プリウスよりも、プリウスPHVが本命と思えるくらいのパッケージになります。
最後に
トヨタ車の中では、新機能を含めてかなり力が入っているクルマです。
問題は価格ではありますが、現在のプリウスに比べると機能が多く生産台数も少ない以上、まず高くなりますので、その価格次第では爆発的に売れる可能性もありますし、全く売れない可能性もあります。
すでに優れたクルマだと分かっているプリウスPHVが、あとはどのくらいの価格で発売されるかが1番の関心事になります。
どこまで頑張った価格になるのか正式発表をゆったりと待っていたいと思います。○