トヨタのリコールは台数の規模が大きくなるのでニュースに乗ってしまいますね。
リコール情報自体は実はそんなに珍しいものではありません。国土交通省にリコール情報ということで届けられたものが掲載されていますが、細かいのを含めると、ひと月に十数件件あったりします。
製造時では分からなかった不具合が出てくることがありますので、致し方ありません。ですので、クルマを使っている方はリコール情報は時々チェックしておいたほうが良いと思います。
最近はタカタ製のエアバッグの関係上リコール情報が多くなっています。エアバッグは同じ部品として色々なクルマに装備されているので、一旦リコールが発生するととんでもない規模になります。今も全く収束していませんので、注意が必要です。
2016/02/18リコール内容
トヨタ自動車
車種:RAV4、ヴァンガード
内容:衝突時にリアシートのシートフレーム(金属製)がシートベルトに当たり、シートベルトで乗員をロックできなり人が飛んでしまう可能性があるようです。
対策:リアシートのフレーム部分に樹脂製のカバーを着けて直接シートベルトに当たらないようにする。
日産、いすゞ
車種:パラメディック、キャラバンエルグランド、OEM(スーパーメディックII、ファーゴフィリー)
内容:ハーネスの防水処理の不足により、錆びて断線する可能性がある
対策:ハーネスに防水処理を施す。腐食があればジョイント部分を交換。
- 対象範囲:
- パラメディック:平成17年11月~平成26年12月
- キャラバンエルグランド:平成10年8月~平成15年5月
- スーパーメディックII:平成11年10月~平成13年12月
- ファーゴフィリー:平成11年01月
合計1,946台
気になる方は、各ディーラーか、お客様相談室0120-315-232
三菱自動車、OEM(スズキ)
車種:デリカ、アウトランダー、ギャラン、ランサーエボリューション、パジェロ、アイ、アイ・ミーブ、ミニキャブ・ミーブ(EVエブリィ)
内容:コラムに着けたレバーの取り付け剛性不足で、コネクタ端子が摩耗して、摩耗クズが酸化してスイッチを絶縁する可能性がある。スイッチが絶縁状態になると、ライト、ウィンカー、等の外部照明が点灯しなくなる。
対策内容:レバースイッチ2本のコネクタ端子にグリスを塗布する。
- 対象範囲
- デリカ:平成19年1月~平成26年8月
- アウトランダー:平成17年9月~平成24年10月
- ギャラン:平成19年8月~平成26年8月
- ランエボ:平成19年9月~平成26年9月
- パジェロ:平成18年9月~平成26年8月
- アイ:平成17年12月~平成25年4月
- アイ・ミーブ:平成21年7月~平成26年8月
- ミニキャブ・ミーブ:平成23年11月~平成26年10月
- EVエブリィ:平成24年2月
合計371,518台
三菱ディーラーかお客様相談センター0120-324-860
最後に
特にシートベルトは安全装備として重要なものです。対象車を使っている方はぜひともリコールの確認をして対象車であれば対策してもらいましょう。
リコール修理自体は無料ですので、作業する時間を合わせてクルマを持ち込んで修理を行います。○