スバルのサンバーでリコールが出されました。いわゆるスバルサンバー時代のクルマですので、結構な台数が対象です。
サンバーのプーリー(滑車)の製造上の不具合で、安全走行に関連するリコールになりますので、対象車のユーザーはぜひ修理をしてもらいましょう。
リコール内容
今回のリコール内容です
原動機(クランクプーリ)
エンジンの防振ゴム付クランクプーリにおいて、構造が不適切なため、使用過程においてクランクプーリ本体と防振ゴム部の接着面が剥離するものがある。そのため、当該クランクプーリのリング部が空転又は外れ、発電機が作動しなくなり、エンジンが停止するおそれがある。また、最悪の場合、外れたリング部が他の交通への妨げになるおそれがある。
サンバーのクランクプーリーは、エンジンについているメインのプーリーになります。大抵のサンバーでは、クランクプーリーとコンプレッサーのプーリーとオルタネーターのプーリーの3つのプーリーにベルトが1本かかっています。そのクランクプーリーは中心部分と周りのリング部分が別素材になっていて、接着部分が剥がれて脱落するそうです。
つまり、発電もできなくなりますし、エアコンも効かなくなるということです。バッテリーに充電できなくなるので、バッテリーが上る前に修理しなければならなくなります。
いきなりエンジンが止まってしまうのは危ないので、早めにリコール修理をしてもらいましょう。
対象車
平成11年1月20日~平成20年2月27日(計622,348台)
- サンバー
スバル
サンバー
GD-TT1
TT1-002001 ~ TT1-059791
平成11年1月20日 ~ 平成15年6月24日
24,124台
GD-TT2
TT2-002001 ~ TT2-203970
平成11年1月20日 ~ 平成15年6月30日
110,031台
GD-TV1
TV1-002001 ~ TV1-064252
平成11年1月20日 ~ 平成14年8月1日
26,323台
GD-TV2
TV2-002001 ~ TV2-049346
平成11年1月20日 ~ 平成14年8月6日
27,034台
GF-TW1
TW1-002001 ~ TW1-008515
平成11年10月6日 ~ 平成13年7月31日
1,127台
GF-TW2
TW2-002001 ~ TW2-007597
平成11年10月6日 ~ 平成13年7月31日
1,365台
LE-TT1
TT1-045101 ~ TT1-101226
平成14年1月8日 ~ 平成19年11月29日
45,824台
LE-TT2
TT2-140501 ~ TT2-396035
平成14年1月8日 ~ 平成19年11月30日
215,854台
LE-TV1
TV1-057001 ~ TV1-159077
平成14年1月8日 ~ 平成19年12月3日
86,803台
LE-TV2
TV2-044201 ~ TV2-110829
平成14年1月8日 ~ 平成19年11月28日
55,393台
TA-TW1
TW1-008701 ~ TW1-026294
平成13年8月1日 ~ 平成19年6月27日
12,707台
TA-TW2
TW2-007701 ~ TW2-028060
平成13年8月2日 ~ 平成19年6月27日
14,466台
GBD-TT1
TT1-083505 ~ TT1-101056
平成17年10月7日 ~ 平成19年11月19日
104台
GBD-TT2
TT2-313206 ~ TT2-392893
平成17年10月7日 ~ 平成19年10月25日
143台
GBD-TV1
TV1-124306 ~ TV1-158736
平成17年10月7日 ~ 平成19年11月23日
545台
GBD-TV2
TV2-088002 ~ TV2-110811
平成17年10月11日 ~ 平成19年11月27日
497台
ABA-TW1
TW1-026501 ~ TW1-026504
平成19年12月7日 ~ 平成20年2月27日
4台
ABA-TW2
TW2-028501 ~ TW2-028504
平成19年12月7日 ~ 平成20年2月27日
4台
最後に
すでに製造終了したスバル製サンバーですが、まだまだ現役の車体は沢山あります。このリコールは結構重要なところですので、対象車のユーザーはぜひリコール対応をしてもらいましょう。
もともとクランクプーリーは消耗品ですので、純正ベルトセットを交換すれば一緒に交換になることもありますが、ベルトだけ交換する場合もありますので、チェックをしてもらう必要はあるでしょう。
できるだけ早めに交換をすることをおすすめします。○