ハイブリッド車でかなりのシェアを持っているトヨタ自動車ですが、今年発売予定の「プリウス・プラグインハイブリッド(PHV)」にソーラー充電システムを搭載するということを発表しました。
普通のプリウスとはクルマが持つ方向が少し違う「プリウスPHV」ですが、さらに一歩踏み込んだ仕様になっているようです。
プリウスPHVとは
トヨタ自動車の有名車種であるハイブリッドカー、プリウスがベースのクルマで、プラグインシステムが導入されているものになっています。
プラグインシステムとは、所謂家電にもある電源コードのプラグをコンセントに挿すと、ハイブリッド用バッテリーに充電されて、充電された分電気だけのモーター走行ができるというものになっています。日本においてはガソリンよりも電気のほうが安く、排気ガスも電気だけで走行する分には出ないということで、世間的には地味ながらも結構意欲的なモデルになっています。
ソーラー充電システムによってどうなるか
電源プラグだけではなく、ソーラーパネルによる充電もできるようになれば、理論上はガス欠(や電池切れ)による走行不能がほぼ無くなるということになります。
つまり、陽が射す所で利用している限り、充電に時間がかかるとしても電池切れで動かなることがなく、利用方法によっては充電用プラグを使わなくなることもあるかもしれません。
ソーラー充電による運用は、エコの面ではかなり有効な方法ですが、大量の電気を貯めることが結構難しいのでまだ実現していませんでした。
次のプリウスPHVもその点ではまだですが、実際クルマへソーラーパネルを載せるということが現実となり、新たなステップを一歩進んだ感じになります。この先は、さらに電力効率、充電効率を上げたりするような地味な性能アップが待っていますが、少しずつでもエコカーとして成熟していくと思います。
toyota.jp
最後に
その新型プリウスPHVは、スマートコミュニティJapan 2016に出展されるようです。
スマートコミュニティJapan 2016は、2016/06/15~2016/06/17に東京ビッグサイト(東京都江東区)で行われますが、そこで情報がある程度公開されると思いますので、楽しみにしていましょう。
スマートコミュニティjapan2016は東京ビッグサイトにて2016年6月15日(水)〜17日(金)、スマートコミュニティの実現に向けて提供されている、最新の技術・製品・システムなどをご紹介し、興味・関心から採用・購入へ、そして大きな社会変化への橋渡しを目的として開催します。
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