最近ヤマト運輸のニュースがよく世間に出てきます。宅急便の受け入れ量を減らす、値上げ、再配達時間の縮小、宅配ボックスの設置などいろいろです。さらに当日配達便を減らしていって最終的には無くす方向ということまで出てきました。
物量が極端に増えて現場が追いついていかないという現実に、改革を行っているのですが、全体的に縮小傾向になっているのでヤマト運輸以外の宅配業者にも物量が押し寄せてパンクする可能性も考えられます。
ネットショップは便利なので使ってはいますが、配送で何らかの問題がでると使うのを控えなければならなくなるかもしれませんね。
現状の宅配便で実際に起きたことがあるトラブルなど
宅配業者が何らかの問題があって、通常は起こり得ないことが起こる時があります。
- 日付指定してあってもその後数日配達がない
- 荷物を無くされる
- 番号追跡で配達中になっていたのに配達されないまま配達完了にされていた
ということが過去にありました。
日付指定してあってもその後数日配達がない
ネットショップを利用した時、発送はすでに完了していたのですが、ずっと拠点にある状態で数日放置されていたこと1回。同じくネットショップを利用した時、発送はすでに完了していたのですが、配送店舗に輸送中のままで数日放置が1回。
それぞれ違う業者ですが、何らかの理由で放置されることがあるということです。前者は単純に放置。後者は、配達量が多すぎて捌ききれず、問い合わせがあったものを優先にして配送しているという回答を受けました。問い合わせの後に配送してくれました。
ですので、ネットショップを使う場合は、配送業者の理由によってすぐに届かないことがあるのは忘れないようにしましょう。
荷物を無くされる
宅配業者でも、ドライバーの質は様々です。荷物が多くなってくるとものをなくしてしまったり、どこかへ紛れ込ませてしまうときがあります。ですので、ネットショップで注文したようなものが届かずに弁償対応になる場合もありますので、心の準備は忘れないようにしましょう。
番号追跡で配達中になっていたのに配達されないまま不在にされていた
配達時間指定の荷物を待っていたら、家の呼び鈴も鳴らさずにそのまま不在にされてしまいました。メール通知を登録していたので、「不在でした」というメールが届いて発覚しました。すぐにコールセンターに電話して事情を話して持ってきてもらいました。
ドライバー曰く、配達指定時間に回れそうもなかったので、前もって不在にしておいたとのこと。指定時間内に届けないと会社がうるさいからだそうです。なかなかのぶっちゃけ具合で思わず笑ってしまい、怒る気にもなりませんでした。
実際、色々な事情があるということで、宅配ドライバーも大変だというのがよくわかります。
これからの宅配業界はどうなる?
宅配業者が物量が多すぎてまわり切れないという状況はしばらく続きます。
佐川急便もアマゾンから手を引いたものの、楽になったかというとそういうわけでもありません。ヤマト運輸がアマゾンからの物流を制限するようになると、次は日本郵便のゆうパックなどに物流が流れることになるでしょう。そして日本郵便のゆうパックも同じような状態に再びなってしまうかもしれません。
そして、だんだんと物量が多くなって宅配業者が回りきれなくなると、さらに運賃の値上げや配送期日の延長などが行われるかもしれません。ネットショップも配送料が無料というところも減って、消費者の負担が増えてくることになります。
人数を増やせば対応できると考える人がいるかもしれませんが、そうなると運賃の値上げはさらに加速するので、どちらにしても消費者にとっては残念な流れになっていきます。消費者がやれることとしたら、まずは再配達がおきないようにするくらいしかないので、少々難しいですね。
サービス低下や運賃値上げなどを含めてどのあたりに落ち着くかはわかりませんが、あまり大きな値上げや宅配まで数日伸びることが無いようになんとかなって欲しいところです。○