一時期流行していたホームベーカーリーを我が家も導入しました。
最近のホームベーカリーは、色々なレシピに対応していて、パンを焼くだけではなく、パン生地、ピザ生地、うどん、そば、生パスタなども作れるようになっています。材料さえあれば自宅で簡単に作れるということで、我が家でもやってみました。
今回導入したホームベーカリーはこれです。
前の型ですが、通常使うには問題ないものです。型落ちということで安くなっている店舗が多いのでチェックしてみてください。
象印ホームベーカリーBB-SS10について
ホームベーカリーを発売しているメーカーはいくつかありますが、象印はその中でも大手の方になります。
主な内容物は
- 本体
- 内釜(パンケース)&羽根
- 計量カップ2個
- レシピ本+説明書
となっています。部品点数が少ないので手入れは難しくなさそうです。
本体
本体は見たままですが、結構重量があります。
コースを忘れないように上に番号が振られています。食パンを作るだけでも11のメニューがありますね。
内釜を固定する部分が下に見えます。内釜をただ置くだけではなく、少し回してロックするので、ふいに倒れることもありません。
内釜(パンケース)
パンケースに撹拌用の羽根を付けた状態です。メニューによって使ったり使わなかったりします。食パンはイーストを混ぜるので使いますよ。
計量カップ2個
250mlの計量カップが2個付いています。状況によって2個使うことがあるのですね。
レシピ本+取扱説明書
書類は取扱説明書とレシピブックが入っていました。基本的な食パンなどは取扱説明書に。アレンジメニューはレシピブックに書いてあります。まずは取扱説明書にあるレシピと手順を踏んで使いましょう。
BB-SS10を使ってみた
ホームベーカリーを入手したのであれば、使わなければ勿体無いです。今回は「もち」を作ってみました。パンを期待したのであればごめんなさい。
もちの作り方
もちの作り方はホームベーカリーでは一番簡単ですので、最初に作るには楽かもしれませんね。
材料は
- もち米
- 水
です。
もち米2合か3合をよく水洗してザルに上げて30分待ちます。
羽根を付けた内釜(パンケース)にもち米と水を入れて、内釜を本体にセットします(もち米2合で水240ml、もち米3合で260ml目安)
蓋を閉め、コンセントを差し込んで、コースを22番に合わせてスタートします。あとは、出来上がりを待ちましょう。出来上がり時間の目安が出るのが親切ですね。
しばらく待って、メロディーが鳴ったら出来上がりです。
すぐに本体から内釜を出して、内釜が持てるくらいに温度が下がるのを待ちます(5~10分)。表面の水分が飛んで固くなるのですが、そこは想定内。手をたっぷりと濡らしてから、内釜からもちを取り出しましょう。
もちは打ち粉をしたところに出して、熱いうちに丸めたりして形を整えましょう。できれば出来たてを食べるのが美味しいと思いますので、もちが出来上がるまでに取り出す準備と食べる準備をしておくことをおすすめします。
これでお正月でも安心ですね。
使ってみた感想
できたての熱いおもちはやっぱり美味しいです。きなこや醤油など、それぞれの好みの味を付けていただきましょう。
ホームベーカリーでは、スーパーなどで売っている硬い切り餅のようなものだけではなく、伸びやすい柔らかいもちも作ることができます。水を10mlほど多く入れると仕上がりが柔らかくなるとのことなので、柔らかいもちが好みであれば、入れる水を多く調整しましょう。
レシピ通りもち米3合でもちを作った時、出来上がるまで約1時間15分ほどかかりました。非圧縮の炊飯ジャーと同じくらいの時間ですので、あまり気にならないかもしれませんね。
洗う部品も、内釜、羽根、具の自動投入ケースくらいなので、手入れもあまり気になりません。電源コードが短く、重量が重いのが少々気になりますが、全自動でパンやもちなどが作れるのはやはり便利です。
パンやもちに限らず、作りたてを食べたい方は、ホームベーカリーの導入を検討してみてください。
現行機種BB-ST10について
自分が今回導入したのはBB-SS10ですが、その後継機種のBB-ST10との違いや新しい点も書いておきたいと思います。
BB-SS10とBB-ST10は、基本的な機能は同じです。ですが新しい機能とコースが結構多いので、そこに魅力があるならばBB-ST10のほうをおすすめします。
追加された点は
- 食パン「薄力粉」コース
- ぱりっと焼ける「ハード」コース
- 具材がくずれない「ゴロゴロ具入りパン」コース
- 小さい食べきりサイズの「ハーフ」コース
- 最初の手間が減る「イースト自動投入」機能
になっています。
食パン「薄力粉」コース
通常食パンは強力粉を使うのですが、薄力粉を使ってパンを作れるコースが設定されました。2017年は強力粉の値段が上がり、薄力粉の値段が下がるというニュースも出ましたので、いつも使っている薄力粉でパンが作れるのは嬉しいところです。
ぱりっと焼ける「ハード」コース
焼き加減をかたくすることができるモードです。かたいミミが好きな方には嬉しいモードです。
具材がくずれない「ゴロゴロ具入りパン」コース
比較的柔らかい具を入れても崩れないように、撹拌回数を少なくするモードです。今まで以上に混ぜた具が崩れにくくなっています。
小さい食べきりサイズの「ハーフ」コース
炊きたてパンが食べたくても、一回作る分量が多かった人には嬉しいモードになります。1斤全部を食べるのは厳しい方はハーフコースを利用すると良いでしょう。
最初の手間が減る「イースト自動投入」機能
BB-SS10では、材料を入れた後に少し手間をかけてイーストを入れる必要がありました。BB-ST10では蓋の裏にあるイーストを入れるケースにイーストを入れるようになり、材料は内釜(パンケース)に入れるだけで済むようになりました。
まとめ:焼きたてパンや生パスタ、つきたてお餅を食べたい人にはおすすめ
ホームベーカリーは、焼きたてパンを食べたい人が購入するものだと思っていましたが、今のホームベーカリーは、お餅や麺類、ピザ生地やジャムなどを作れるようになっています。
今までは家で作るのは大変面倒だったものが、ホームベーカリーの登場によって、手間がないとは言いませんが、かなり楽に作れるようになりました。材料を入れてあとはコースを選んでスイッチを押せば出来上がるという手軽さは、使ってみると後戻りできない感じがします。
自宅で作ると安くなるかどうかは、正直なんとも言えません。作るものによっては高くなる場合もあります。ですが、いつでも作りたてを食べたい方には、多少の待ち時間と材料費と手間は気にならないと思います。
そういう気にならない方は、ぜひホームベーカリーを使ってみてはいかがでしょうか。違う世界が待っているかもしれませんよ。