自分は楽天カードをメインカードにしてから数年経ちますが、結構ポイントがもらえるので使いやすいカードだと感じています。
契約するのも比較的手間も少なく、よほどでなければ審査に引っかかることも無いと思います。楽天グループの利用を想定したカードですが、街中でも普通に使えるカードですので、もしこれからクレジットカードを作るのであれば、初めてのカードとしても楽天カードは良いカードだと思います。
今回、楽天カードの利用を迷っている方に、ほんの少し手助けできるようにまとめてみました。
楽天カードについて
楽天カードは楽天グループのクレジットカードで、楽天スーパーポイントが貯まります。オンラインで申し込みでき、本人確認書類も写真をオンラインで送ることができるので、書類を書かないで契約できます。
ですが、契約する前に見ておく所は見ておく必要はあるので、納得した上で申し込みをしましょう。
楽天カードの種類
楽天カードにはいくつかの種類があります。それぞれ少し違ったカードになりますので、特徴をおさえておきましょう。
- 楽天カード:スタンダードなカード
- 楽天PINKカード:楽天カード+幾つかの付帯機能
- 楽天ANAマイレージクラブカード:楽天カード+ANAマイレージクラブ。楽天スーパーポイントの代わりにANAマイレージを貯めることも可能。
- 楽天ゴールドカード:楽天カード+国内ラウンジ無料など
- 楽天プレミアムカード:楽天カードのグレードアップ版。プライオリティパスが無料という破格なカード。
- 楽天ブラックカード:楽天カードでの最上級カードで、楽天カード側から招待されて発行されるもの。
です。ゴールド、プレミアム、ブラックは年会費がかかります。
楽天カードの国際ブランド
国際ブランドは、VISA、JCB、Masterの3種類があります。ですので、使えないお店はあまりないでしょう。
電子マネーのチャージを考えるとJCBがおすすめになります。使えるお店の幅広さですとVISAかMasterがおすすめになります。
楽天カード、楽天Edy、楽天ポイントカードの3つの機能がある
楽天カードには、最大3つのカード機能が搭載されます。
- クレジットカード機能
- 電子マネー機能(楽天Edy)
- ポイントカード機能(楽天ポイントカード)
の3つです。クレジットカードで支払えなくても電子マネーでは支払えるお店もあるので、使える所の幅が広がって現金を持つ必要が少なくなります。楽天ポイントカード機能も提携店でポイントを貯めればさらにお得になりますね。
3つの機能がすべてひとつの楽天会員IDに登録されているので、それぞれ利用した場合、ひとつの楽天会員IDへ楽天スーパーポイントが集まります。楽天スーパーポイントは楽天グループや提携企業で共通ポイントとして使えるので、他のクレジットカードのポイントよりも使い勝手が良いです。
楽天カードの支払いで楽天スーパーポイントが1%分もらえる
楽天カードのポイント還元は1%です。他社のカードではもっと高い還元率のものもありますが、楽天カードは提携店でポイントが増えたりキャンペーンでポイントが増えるなど、1%以上のポイントがもらえることがよくあります。
また、楽天市場ではスーパーポイントアッププログラム(SPU)があるので、楽天市場での買い物は楽天カードで決済するだけだけで通常1%の還元率が+2%されて3%のポイント還元になるので、大変お得です。
楽天カードは年会費無料
1%のポイント還元や提携店でポイントがアップするなど沢山のメリットがある楽天カードですが、年会費は無料です。ですので、放っておいてもお金がかかることがありません。
年会費540円(税込)でETC発行可能。無料にする条件もあり
楽天カードではETCカードも発行できます。ETCカードの年会費は残念ながら必要なのですが、条件によっては年会費が無料になります。
通常540円(税込)の年会費が、楽天会員ランクが、ダイヤモンド、プラチナであれば無料になるのですね。つまり、楽天のサービスを多く利用していればETCカードの年会費が無料になります。
プラチナ会員の条件が、「過去6ヶ月で2,000ポイント以上、かつ15回以上ポイントを獲得」ですので、例えば6ヶ月のうちに楽天市場で15回買い物して2,000ポイントもらえるだけの金額であればプラチナ会員になりますが、楽天カードを使うと楽天カードの利用でもらえるポイント数と回数1回が毎月カウントされます。ですので、実際は2,000ポイントをもらうと言っても、200,000円もの買い物をしなくても届きますし、楽天市場で15回買い物しなくてもプラチナ会員にはなれるのですね。
楽天のETCカードの注意点は、ETCカードの更新時にプラチナ以上の会員ランクでないと年会費が無料にならないことです。ETCの利用明細は楽天カードの利用明細に出てくるまでは、ETC利用照会サービスで確認しましょう。
www.etc-meisai.jp
楽天カードの使い方
楽天カードに関するサービスの利用方法です。明細などはe-naviという専用サイトからログインして確認することになります。
会員ページ(e-navi)へログインする
楽天カードの会員ページであるe-naviはを利用する場合、楽天会員IDとパスワードが必要です。楽天会員情報に楽天カードが登録されていれば、e-naviから楽天会員IDとパスワードの入力でログインできますので、利用明細やカードの切り替え、キャンペーンの登録など必要があれば行いましょう。
問い合わせなどもe-naviからできる場合がありますので、何かあった場合そちらも確認しておきましょう。
住所変更などは楽天会員情報を変更することになるので、楽天市場からmy Rakutenへログインして変更するのが一番簡単だと思います。
明細の印刷方法
楽天の会員ページe-naviではWeb明細を見ることができます。Web明細はe-navi上で過去1年ほどの利用明細を見ることができるサービスで、必要に応じてプリンターで印刷することができます。楽天ではWeb明細の利用を推奨しています。
プリンターでの印刷はCVS方式と画面印刷方式がありますが、プリンターでの印刷は基本として画面印刷方式で良いと思います。PDFでのがダウンロードは無いようですので、画面印刷かCVSのダウンロードで対応しましょう。
Web明細を利用しない場合は、利用明細はハガキで郵送されて来ます。手数料が82円(税込み)かかりますし再発行もできません。楽天カードユーザーはWeb明細を使うほうがいつでも明細を見ることができますのでおすすめです。
楽天スーパーポイント
楽天カードの一番のメリットである楽天スーパーポイントです。楽天カードの支払いでもらえる楽天スーパーポイントはいつ頃に付与されるかというと、11月27日支払い分は11月15日頃になります。支払いの前にポイントが入るという形になっていますね。支払予定額の1%分のポイントがもらえます。
楽天スーパーポイントの確認は、楽天市場にログイン(my Rakuten)するか、楽天ポイントクラブで確認をしましょう。
楽天カードの解約方法
残念ながら楽天カードを契約しても何らかの理由で解約する場合があるかもしれません。その時は、楽天カードのコンタクトセンターへ連絡して解約手続きを行います。解約はオペレーター対応なので、自動音声専用ダイヤルにはかけないようにしましょう。
解約電話番号(問い合わせ含む)
楽天カードを解約する時にはコンタクトセンター(9:30~17:30)へ電話をかけます。
- 0570-66-6910
- 092-474-6287
になります。どちらも通話料は有料ですので、混み合っている時間は避けたほうがよさそうです。
楽天カード解約時の注意点
解約する場合の注意点がいくつかあります。
解約時の残高
解約時の残高は、通常通り引き落とされる事が多いです。解約後に楽天カード側にお店などから請求が来ても、解約前に使った分は通常通り請求されます。
解約後の楽天スーパーポイントの扱い
楽天スーパーポイントは楽天カード自体に紐ついているのではなく、楽天会員IDに紐ついています。ですので、楽天会員を退会しなければ楽天カードで得た楽天スーパーポイントはそのまま利用できます。
解約後の楽天Edyの取り扱い
楽天Edy付帯のカードは、できるだけ早くに使って残高を0にすることを楽天側も推奨しています。楽天Edy自体は使えますので、残高を残したまま廃棄をしないようにしましょう。
解約後の楽天ポイントカード機能
楽天ポイントカード機能は楽天会員IDに紐ついています。ですので、そのまま使うことも出来なくは無いのですが、他の楽天ポイントカードを利用するほうが無難です。
解約後のETCカードについて
ETCカードは楽天カードを退会したら、ETCカードも解除されます。ですので、ETCカードがまだ必要であれば、他のクレジットカード等でETCカードを作っておく必要があります。
楽天カードローンについて
楽天カードは現在カードローンは扱っていません。キャッシング枠のみの対応になります。カードローンは楽天カードではなく楽天銀行での取り扱いになりますので、カードローンに関しては楽天銀行を確認しておきましょう。
楽天ゴールドカードについて
楽天カードにもゴールドカードはあります。ですが、楽天カードを使ったらゴールドカードにランクアップするというものではなく、自分で申し込む必要があります。内容としては楽天カードにラウンジ利用などの機能を付加したものが楽天ゴールドカードになっています。
なお、楽天カード全体で1枚しかもてませんので、楽天カードを利用している人が楽天ゴールドカードにする場合は、楽天のe-naviから「カードの切り替え」を行なってゴールドカードに切り替える必要があります。
楽天ゴールドカードの特徴
楽天ゴールドカードは、国内の空港ラウンジを利用できる、楽天市場でのポイントがアップなどのメリットがあります。年会費が2,160円(税込)かかりますので、よく考えた上で利用しましょう。
楽天カードのキャンペーンなど
楽天カードでは色々なキャンペーンを行なっています。
- 家族カード発行
- 楽天カード紹介
- リボ払い
- 街で楽天カードを利用
など、いろいろなキャンペーンがあります。その都度キャンペーンに応募するのが基本になっていますので、楽天のe-naviからキャンペーン情報をチェックしておきましょう。もし利用状況に合えばポイントがたくさんもらえるチャンスになります。
家族カード発行
家族カード発行で1000ポイントなどのキャンペーンが行われる事があります。もし家族カードを作る場合は、急ぎではないのであればキャンペーンに応募してから家族カードを作りましょう。もちろん年会費無料です。
楽天カード紹介
楽天カードを他の人に紹介してその人が契約をした場合、紹介した人にポイントがもらえます。キャンペーンによってポイント数は違いますが、1,000~2,000ポイントが多いので、チェックしてみても良いかも知れません。
紹介する方法は、Twitter、LINE、メールからの契約、紹介者IDを書いてもらって契約があります。相手に合わせて紹介しましょう。
自動リボ払い
自動リボ払いにするとポイントがもらえるキャンペーンをいつものように行なっています。自動リボ払いにすると手数料がかかるようになりますので、必要がある時以外はおすすめしません。自動リボ払いを利用したい人はキャンペーンを利用してポイントをもらいましょう。
街で楽天カードを利用
楽天市場などではなく、ガソリンスタンドやコンビニなど、楽天カードを使えるお店などで利用するとポイントがもらえるキャンペーンです。普段そういうお店で楽天カードを使っている人は、キャンペーンが出たらすぐに応募しておきましょう。
まとめ
楽天カードは、クレジットカード、楽天Edy、楽天ポイントカードの3つの機能を一緒にできるカードです。
電子マネーしか使えない所、クレジットカードも使える所、提携店では楽天ポイントカードということで、楽天カードを使う場面は多くなります。
そして最大の特徴が、楽天カードを含めた楽天グループ全体からもらった楽天スーパーポイントがひとつにまとまるということで、使い方によってはポイント数がかなりの量になります。キャンペーンも合わせると毎月1万以上のポイントをもらうことも不可能ではありません。
楽天カードはもらった楽天スーパーポイントを使ってなんぼのところがありますので、楽天スーパーポイントの使い道があればぜひ楽天カードをメインにして使うことをおすすめします。○