宅急便でおなじみのヤマト運輸が、宅配ボックスの設置をしたり、宅配ロッカーの設置を前倒しするということがニュースで流れました。宅配ボックスや宅配ロッカーは、再配達を少なくする方法のひとつとして、受け取り側がいつでも取りに行けたり、居なくても指定の場所に置いておけばいつでも取り出せるという試みです。
通常は配達先に誰も居なければ、荷物を持ち戻りして改めて配達するという二度手間三度手間になるので、宅配ドライバーの負担になっていたのですね。その負担を減らす試みのひとつが、宅配ボックスや宅配ロッカーなのです。
人件費が上がってしまうと運賃も上がってしまうのが、運送業界です。人件費はコストカットできるようなものでもないですし、企業努力だけではどうにもならないところもあるので仕方ないところではあります。
再配達は有料にするという話も出てきているところもありますし、この際、自宅で直接手渡しで受け取る以外の方法をいくつかみておきましょう。
自宅受け取り以外の荷物受け取り方法
通常、自宅（や会社など）で宅配便の荷物を受け取る場合、手渡しで荷物を受け取って領収印かサインをするということになっています。ですが、それ以外の方法がいくつあります。
- 宅配ボックスを使う
- 宅配ロッカーを使う
- 営業所に取りに行く
- コンビニで受け取る
が主なものです。
宅配ボックスを使う
宅配ボックスは、不在宅において宅配業者が配達した時に入れることができる、荷物を受け取る為に作られたボックス状のもの、もしくは大きなポストのような感じの大きな物を入れる場所です。
宅配ボックスは結構前からあったのですが、通信販売での荷物が多くなってきた最近は特に注目されているものです。自宅で手渡しで荷物を受け取る代わりに、指定の場所においてもらえば、家に仕事から帰って荷物を取り出せるという、まさに郵便ポストの宅配便バージョンになります。
宅配ロッカーを使う
宅配ロッカーは、駅や施設などに置かれるロッカーで、自宅配送の代わりにそのロッカーに入れてもらい、都合が良い時にそのロッカーに荷物を取りに行くというものです。会社帰りに小さい荷物を取って帰ったり、自宅に届けてもらうのは気が引けるような時に利用する人が多いようです。宅配ロッカーは対応している業者でなければ使えないのが難点です。
営業所に取りに行く
宅配業者の最寄り営業所に荷物を止めておいて取りに行く方法です。営業所によりますが、24時間対応しているところもあるので、宅配の時間には家に居ない人でも営業所に取りに行けば荷物を引き取ることができます。身分証が必要になり、業者によっては印鑑かサインが必要になるかもしれませんので、必ず持っていきましょう。
コンビニ受け取り
最近は小さい荷物であればコンビニでも受け取りができるようになっています。コンビニ受け取りでも本人確認が必要です。もしくは、メールなどで届いた伝票番号（問い合わせ番号）と認証番号が必要なところもありますので、どこのコンビニで受け取るかも含めて確認する必要があります。
お受け取りの際は、下記のものを必ずご持参ください。
1. 本人確認証（運転免許証等）
2. ご印鑑
3. ご不在連絡票またはヤマト運輸から事前に通知された宅急便伝票番号（お問合せ番号）の分かるメール等
おすすめの方法は？
自宅で受け取る以外の方法でおすすめというのは、自分のライフスタイルの合わせたものになります。
そのうち投資無しですぐにできるのが、コンビニ受け取りと営業所受け取りです。受け取り場所を指定する手間がかかりますが、宅配を待って家で待機するよりは、帰る途中のコンビニや事業所に寄って荷物を受け取る方が自分の思う時間に合わせられるので、忙しいときは楽になるかもしれません。
自宅に設置する宅配ボックスは設置するのにお金がかかりますし、宅配業者によっては対応していないところもあります。ですが、郵便ポストと同じように使えるという利便性があるので、検討する価値はあると思います。
宅配ロッカーは主に通勤の帰りに寄って荷物を取り出すという使い方が楽です。再配達の連絡をするよりは帰る途中で荷物を取り出して持って帰る方が安心できることもあると思います。
まとめ
一番なのは自宅などで直接荷物を受け取れることですが、どうしても時間の都合が悪いことがあります。再配達を避ける方法としては、これまでの営業所での受け取りに加えて、最近ではコンビニでの受け取りや宅配ロッカーの整備が進んできています。
自分の時間の有効活用という面でも、自宅で受け取るために待機するよりは、どこかでついでに荷物を取ってくるような、ついででできるような受け取り方を検討してみてはいかがでしょうか。荷物を受け取るために家に縛られるよりは、外に出かけたついでに荷物を受け取ることができれば、かなりの有効な時間活用ができると思います。
自分の時間を楽しむために、ぜひ自宅で受け取る以外の方法を使ってみてくださいね。○
