全国展開するローソンと関東圏で展開しているスリーエフのダブルブランド店の1号店が2016/09/09の11:00にオープンしました。
オープニングセレモニーが行われたのが、千葉県白井市(しろいし)にできたローソン・スリーエフ白井冨士店。千葉県白井市は千葉県の中でもトップクラスのマイナーな市で、日本唯一の競馬学校がある、ものまね芸人のホリさんの地元、梨の生産で千葉県トップという土地柄です。
そのマイナーな白井市にて全国的有名企業のオープニングセレモニーがあるのも非常に珍しいと思いますし、実際スリーエフがいきなり閉店して、新たにオープンしたのが「ローソン・スリーエフ」という珍しいダブルブランド店舗ということもあったので、行ってみました。
ローソン・スリーエフの簡単な経緯
関東で展開していたスリーエフですが、個々最近は業績は良くはなく、そろそろ危ないと思われていました。そこで、スリーエフはローソンと業務提携して店舗の幾つかをローソンに譲渡したり、今回のようなローソン・スリーエフのように一部譲渡する感じでいくらかのお金を手に入れたようです。
実際の所、業績が回復しなければスリーエフは債務超過に陥る可能性もあったので仕方ないところでもあります。
そして、ダブルブランド店舗のローソン・スリーエフになってからは売上も好調なようで、既存のスリーエフは残さずに閉店させるかローソン・スリーエフとして再オープンし、スリーエフはローソンのフランチャイズとして運営していくことになりました。
ローソン・スリーエフの店舗に行ってみた
パッと見ではローソンの店舗に見えますが、実際ローソン・スリーエフというコンビニのダブルブランドということで、どこまでスリーエフが残っているのか、スリーエフユーザーにとっては気になる所です。
実際に行って、何が違うのかをチェックしてみました。
外観
看板を見る限りは、ローソンがベースになっています。ローソンロゴの隣にスリーエフのロゴがあります。ローソンのダブルブランド店舗は薬局や書店などはありましたが、中堅コンビニとのダブルブランドは珍しいですかね(ポプラくらい?)。
のぼりや横断幕などもローソンのままです。
店舗内
基本的な店作りはスタッフのユニフォームも含めてローソンになっています。
陳列されているローソンの商品の中で、いくつかスリーエフの人気商品があります。殆どはローソンの商品ですので、ローソンの店舗にスリーエフが商品を納入してるくらいの状態でしょうか。
スリーエフの得意だったもので反映されていた所は、串焼き、もちぽにょ、コミック売り場あたりでしょうか。手巻き寿司の納豆巻きや、チルド弁当はスリーエフのものでした。
写真の通り、スリーエフで好評だった串焼きとローソンお約束のからあげクン等の揚げ物が並んで売っています。とはいえ、スリーエフの商品を知らない方でしたら、単純にローソンがラインナップを少し変えたように見えるだけだと思いますが、スリーエフの人気商品が投入されているので、ローソンにとってもスリーエフにとっても悪いことにはならないと思います。
もちろん、手ぶらで帰るのは何なので、いくつか買ってみました。
レシートはローソンのものになっていて、店名がLTF(ローソン・スリーエフの略)が付いています。もちぽにょがマチカフェブランド以上の存在感を放っていたので、2種類買ってしまいました。30引というのは、オープニングセールで30円安くなっているからです。
商品名の頭に付いているアルファベットは
- NL:ナチュラルローソン
- TF:スリーエフ
のブランド商品になっているようです。ローソンブランドのものは買い忘れましたが、ナチュラルローソンの商品もあるのは嬉しいところです。
まとめ
ローソン・スリーエフ店舗は基本としてローソンになっています。すべてのスリーエフの店舗がローソン・スリーエフになるわけではないので、地域限定の試験的な意味がある店舗ということでしょう。ですので、ローソンが提携しているポイントサービスもdポイントカードやPontaになります。
まあ、簡単に言えばスリーエフが経営するローソン、という感じ。
ローソンとしては、もちぽにょのようなスリーエフの人気商品を入荷することができるようになり、スリーエフとしてはローソンのネームバリューを活かしてスリーエフの商品をユーザーに見せることができるのが良い感じかもしれません。
とは言え、もちぽにょのコピー商品はローソンブランドでも発売しているのですでに影響が無いかもしれません。どちらが残るかは、売れ行きを含めた大人の事情で決まることでしょう。
色々書いてみたものの、ユーザー視点から見ると少しラインナップが違うローソンで買い物するだけのことですので、スリーエフの看板が入っていてもローソンと思っておけば問題はなさそうです。
2017/04/15追記
ローソン・スリーエフに転換して業績が上昇したということで、この先スリーエフはすべての店舗がローソン・スリーエフに転換されるか、閉店されることになりました。現在スリーエフを多く利用している人は、ローソンで使えるポイントカードのPontaやdポイントカードを今のうちに手に入れて、ローソンでポイントを貯められるようにしておきましょう。
ローソンは支払い方法や使えるポイントカードがコンビニの中でも多い方ですので、スリーエフからローソン・スリーエフになって、多くの方にとっては使いやすいコンビニになるかも知れませんね。
スリーエフの商品で残るのは、焼き鳥系、チルド弁当、もちぽにょくらいで、あとはローソンという路線は決まった感じですので、ラインナップが少し強化された(良いとこ取り)ローソンとして利用していきましょう。