日本の株式投資においては、配当金の他に株主優待を設定している会社が多いです。
税金対策上の話もあったりしますが、株を購入するユーザーにとっては配当も株主優待も含めてお得であれば良いと思う人が多いです。
株主優待を無くして配当を多くしろ!という株主もいますが、そういう方々は投資家なので、それは仕方ありません。
しかし、自分は投資家ではないので「保有してお得であれば良い」というスタンスで株を買っています。さらに付け加えると、ストレスが少ない、株価が乱高下しても特に気にならないようにしています。
もちろん、売却益がとんでもなく高くなった場合はこの限りではありません。
今回、株主優待目的での株購入ポイントを書いておきます。
株主優待での株購入のポイント
株主優待目的での株を購入する場合、自分は以下の通りにしています。
- 生活に必要ある、関係がある株主優待かどうか
- 購入価格が高すぎないか
- その企業が潰れないかどうか
- ついでに配当が高いかどうか
というところです。
生活に必要ある、関係がある株主優待かどうか
株主優待でお得にという観点では、普段使うサービスや物を選ぶほうが良いです。もちろん、普段使わないものを貰って嬉しい!というものでも、本人が納得できていれば問題ありません。
自分は普段の生活に関連するものを基本として必要かどうか、お得になるかどうかを重視しています。
購入価格が高すぎないか
株の購入ということで、それを購入する資金が必要です。しかし、いくらお得と言っても初期投資が高過ぎると他の株をいくつか買ったほうが良いと思える場合も出てきます。
ですので、株主優待で得をする分と持ち出せる資金のバランスを考えて投資する必要はあります。そこそこ安くて優待が良い物、つまりコストパフォーマンスが良い物を選ぶのが基本だと思います。
その企業が潰れないかどうか
株を持っていてもその企業が倒産などしたら、投入した資金を回収できなくなります。そういう損失を出さないようにするには、安定している企業の株を選ぶ必要があります。
大きな企業でも一気に倒産まで行ってしまう場合がありますので、それぞれが安心できる企業を選んで投資していくことになります。どんな企業でも絶対はないので、そこは頭の隅に入れておきましょう。
ついでに配当が高いかどうか
株主優待で得をするという観点の投資において、配当はついでという感じになります。なぜなら、魅力的な株主優待は配当よりも価値が高いのですね。
ですが、配当が高ければ高いほど良いのはいうまでもありません。株主優待と株式配当をあわせて良い物を選んでいきましょう。
なお、日本の株式での配当目的での投資は保有株価の2%が配当金のそこそこの目安にしています。
購入例
例えば、自分が真っ先に買った株のイオン。
イオンは皆さんお分かりの通り、全国展開する日本最大規模の小売業グループです。
このイオンの株(1単元100株、約15万円)の2016年度の年間配当の予定は1株30円です(1単元あたり3000円)。そして株主優待のオーナーズカードはイオン系列(ダイエー含む)の買い物で3%(100株保有の場合)キャッシュバックされます。
イオンでの年間の買い物が10万円だとすると、キャッシュバックが3000円になり株式配当と同じ額になります。しかし我が家ではイオン系列の買い物は年間で数十万はいきますので、年間でのお得度は配当以上のものとなります。キャッシュバックと株式配当で結構なお得度になりますので、自分の生活に関係するイオンでの買い物がお得になるイオンの株を購入しました。
100株保有の場合、キャッシュバックは3%(半年ごとに適用上限100万円)なので、1年で合計6万円(半年利用上限100万円が2回の200万円)までのキャッシュバックが受けられます。もともとイオンで買い物をしているので、普段の生活上でお得になるという判断ですね。
まとめ
普段の生活上でのこともあり、それぞれの方にとってお得になる株主優待は違います。
普段の生活でお得になるもの、さらに追加できてお得になるものを選んでいけば、その会社が潰れないかぎりは大幅な損失はないはずです。
銀行にお金を預けて利息をもらう時代ではないので、うまくお金の運用をして生活を楽にしていきましょう。
○