ジャニーズファンの中では有名で、一般の方には結構どうでもいいジャニーズの嵐のコンサートチケットが「日本で一番チケットが取れない」と言われてはや数年。ジャニーズ側がついに「顔認証システム」を導入すると発表しました。
ファンの間では大騒ぎになりそうで、しかも賛否が分かれそうな話ですが、一体どうなっているのでしょうか。
今回はシステム面が気になったので書いてみました。
嵐のコンサートチケットについて
ジャニーズ系のコンサートチケットは、大規模な公演は「ファンクラブ限定」で発売しています。さらに、ジャニーズの中では一番人気がある嵐のコンサートに関しては一般販売はまず無いのです。
しかも、他のグループのファンクラブ会員は数万規模に対して、嵐のファンクラブ会員は20万規模となっていて、他のグループとは人数が全く違います。人気もさることながら、チケットの転売屋も嵐のファンクラブ会員になっていますので、さらに会員数が跳ね上がっているのですね。
そういう状況もあり、会場規模が大きいドームツアーがあったとしても、全然チケットが手に入らない状態になっています。
「顔認証システム」とは
簡単に言いますと、
事前に登録した顔データと認証する顔データを一致させて本人を確認するシステム
です。指紋認証、静脈認証、網膜認証などと同じように「身体の特徴」のデータを事前に登録しておき、認証時にセンサーや写真などで「身体の特徴」を合わせてみて本人と同じかどうか確認します。
最近の銀行の静脈認証、スマートフォンの指紋認証などと同じ種類のものですね。
このシステムにより、本人以外は使えないとするサービスを運用していきます。
嵐のチケットの場合
嵐のチケットの場合、「QRコードを用いたデジタルチケット、顔認証」を導入ということです。デジタルチケットだけでもだいぶ抑止力はあるのですが、さらに顔認証を行うようです。流れとしては、
- チケット購入時、顔データ登録
- コンサート開演までに座席と顔データのマッチング登録し、デジタルチケットのQRコードとひも付け。
- コンサート会場の入り口か座席で顔認証を行い、顔認証で引っかかれば手動チェック、それでも本人チェックが通らなければ退場
な感じになるでしょうか。全員認証するかはわかりませんが、本気度を見せるために入り口で全員に行う可能性もあります。
こういうシステムでなければ「本人以外は使用不可」のようなことは出来ないので、長らくチケット転売に苦慮してきたジャニーズ側は、たとえ費用がかかったとしても転売防止のために導入に踏み切ったようです。
まずは、2016/04から行われるアリーナツアーからということで、どのような効果が出てくるかが期待されます。多人数を処理していかなければならないですから、コンサート顔認証システムの進化や発展にも繋がっていく話だと思います。
嵐ファンはいろいろ頑張ってくださいね。
最後に
邦楽のコンサートではももいろクローバーZのコンサートから顔認証システムが導入されたと言われています。B’zや福山雅治さんのコンサートなど次々と導入されてきていますので、人気があるコンサートを観るには「顔認証」が必要になってくる可能性があります。
正規の購入者からすると面倒な話ではありますが、社会問題になりかけている「高値でのコンサートチケット転売」を無くすための1つのステップとして、まずは顔認証システムを甘んじて受けていきましょう。○
コメント