「メタルギア」シリーズで有名な小島秀夫さんが、2015/12/15付でコナミデジタルエンタテイメント(コナミ)を去り、新しく「コジマプロダクション」を設立することとなりました。
メタルギアとは
メタルギアは30年近く前からあるコナミの現代~近未来の時代の特殊舞台をモチーフにしたゲームです。発売当時では珍しく「敵に見つからないようにするアクションゲーム」ということで、話題になりました。
当時は戦闘ものゲームは、「敵を倒しながら進む」タイプがほとんどでしたので、「敵に見つかるとアウト」というのはかなり新鮮で、プレイする人を結構選ぶものになっていました。
敵を基本的に倒せないシステムだからこそ、巨大な兵器と対峙したときは絶望感が半端なく出てくるという演出にもなってました。
シリーズ第1作は1987年にMSX2というホビーパソコンで発売された「メタルギア」で、「ソリッド・スネーク」が隠密型の特殊任務を行うという流れは第1作から変わっていません。
その後、メタルギア2が発売された後、プレイステーションから「メタルギア ソリッド」を発売してシリーズが続いてきました。ソリッドとついたのは「ポリゴン」で表現されたからですね。プレイステーション発売時は3Dで表現されるのがもてはやされた、所謂3Dゲームの黎明期にあたります。今では当たり前のポリゴンでの表現ですが、その前は「ドット絵」が主流でした。
世界のファンに歓迎された
最近の小島秀夫監督は、コナミとの確執があると言われていました。「プレイステーションアワード2015」「ゲームアワード2015」に「メタルギア ソリッドVファントムペイン」が受賞されたものの、小島監督は出席することができませんでした。
こういう表舞台にはよく出る小島監督ですので、ファンの人もかなり残念がっていました。
しかし、コナミデジタルエンタテイメントを退社してコジマプロダクションを設立したとニュースがあり、残念な空気も一気に変わりました。コナミの束縛から逃れ、ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)と契約とのニュースです。
これは最近の不穏な空気がなくなり、一気に小島監督の新作を期待する流れとなりました。
ゲームを制作するのは時間がかかりますが、まずは、プロダクションを設立し、ゲーム開発をしていくという流れが見えたことで、世界中の小島監督ファンはクリスマスには早いですが良いプレゼントになりました。
予定としては、PS4専用ソフトを開発するようですので、ファンのかたは期待して待っていましょう。
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