警視庁が、来年の伊勢志摩サミットにあわせて、上空からのテロ対策に「ドローンを捕獲する」専用部隊を機動隊に設置するとのニュースがありました。
ドローンとは?
ドローンというのは、広い意味では「小型の無人飛行物体」のこと。最近出回ってきている、外で飛ばされている変な形のヘリコプターのようなものがドローンと言われています。
本来のドローンとは、軍事用に開発されたもので、「自律で動く小型の無人飛行物体」になります。
ドローンは危険?
対ドローン専門部隊まで作るということになりますと、かなり警視庁はドローンを警戒しているということになります。
なぜ警戒するかというと、ご想像の通りかと思いますが、人身警護をしていても上空からの攻撃にはどうしても弱くなるのですね。
要人の周りにSPなどの警護が固めても、要人の上空は人では物理的に防御出来ないのですね。要人の上に多い被さりながら移動するわけにもいきませんし。
そして、ドローンにはドローンを、ということで、専門部隊が設置されることとなり、大型のドローンを使って対処するようです。
どのようにドローンに対処するのか
不審なドローンが飛んでいたら専門部隊が出動して、飛行中止をスピーカーなどで警告します。
飛行をやめなければ、対ドローン用ドローンが出撃して不審なドローンを特殊な網で捕獲などを行います。
成果は期待できるのか
改正航空法が施行されて、ドローンの飛行が大きく制限され、さらに抑止力として、対ドローン部隊が出動します。
しかし、不審ドローンの性能次第では、警視庁の対ドローン用ドローンでは、手に余るかもしれません。無駄に性能がよいドローンを作っても、警視庁のドローンでは追いつけなかったりするかもしれません。
いたちごっこになるかもしれませんが、警視庁のドローンが技術の進歩に負けないように、がんばってほしいと思います。
が、専門部隊である関係上、部隊展開の効率や効果などに限界もありますので、慎重に対応をしてほしいところですね。
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