富士急ハイランドが、平成30年7月中旬から入園料無料にすると発表しました。
入園料は無料ということで入ることは楽になりますが、アトラクション料金は高くなるということですので、嬉しいかどうかは人それぞれかも知れません。
入園無料化する前とする後、どのようなメリット・デメリットが出てくるかを考えてみましょう。
富士急ハイランドの入園無料化について
富士急ハイランドは、富士吉田市にある遊園地です。
入園するためのチケットは大まかにわけて2種類あり、それは入園券とフリーパスです。入園券は富士急ハイランドに入るためのチケット。フリーパスは入園券+大半のアトラクションが利用できるチケットです。
区分 | 大人 | 中高生 | 小人 |
---|---|---|---|
入園券 | 1500円 | 1500円 | 900円 |
1日フリーパス(当日券) | 5700円 | 5200円 | 4800円 |
各種割引がありますが、基本はこの料金です。
今回の変更で、入園券などの料金がどのようになるかを抑えておきましょう。
入園券が無料に
今回入園料無料になるというのは、入園券が無料で手に入る、もしくはそもそも入園券が不要ということです。
入園の1500円が無料になるということで、富士急ハイランドに入園するだけであればお金がかからないので、ちょっと買い物をするときや、1つだけアトラクションに乗るといった利用の場合は、安くなる可能性があります。
駐車場を含めてその他費用はかかりますが、特にアトラクションを使わないのであれば、入場券が無料というのは嬉しいところです。
フリーパスの価格は据え置き
入園券無料ということでフリーパスの価格がどうなるかというと、現状は据え置きの予定になっています。
入園券が無料になるということでフリーパスも値下げになるかと思われましたが、それは見送られました。その理由は次にあります。
アトラクション料金は値上げ
入園券が無料になったと同時に、アトラクションの料金が2倍~2.5倍ほどに値上げされるようです。
入園が無料になった分、アトラクションの利用の価格を上げてバランスをとるということになるでしょうか。
これはかなりインパクトがある変更点で、現在1000円ほどかかるアトラクション料金が2000円台になるということです。
まだ値段が決まったわけではないのですが、やはりジェットコースターなど1回利用するのに2000円以上かかるとなると、かなり高いという印象になりますね。
今考えられるチケットの買い方
入園料が無料になるということで、変更前と変更後でのチケット購入に変化があるかを考えてみます。
区分 | 大人 | 中高生 | 小人 |
---|---|---|---|
入園券 | 1500円→0円 | 1500円→0円 | 900円→0円 |
1日フリーパス(当日券) | 5700円→5700円 | 5200円→5200円 | 4800円→4800円 |
アトラクション (例:FUJIYAMA) | 1000円→2000円以上(仮) | 1000円→2000円以上 | 1000円→2000円以上 |
これをベースに考えてみます。
入園無料変更前
- フリーパスが適している場合:アトラクションを何回も乗りたい人(概ね4,5回~)
- 入園券が適している場合:アトラクションに数回乗らない人
FUJIYAMAの回数 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 |
---|---|---|---|---|---|
入園券 | 2500円 | 3500円 | 4500円 | 5500円 | 6500円 |
フリーパス | 5700円 | 5700円 | 5700円 | 5700円 | 5700円 |
入園無料変更後
- フリーパスが適している場合:アトラクションを何回も乗りたい人(概ね3回~)
- 入園券(無料)が適している場合:アトラクションに数回乗らない人
FUJIYAMAの回数 | 1回 | 2回 | 3回 | 4回 | 5回 |
---|---|---|---|---|---|
入園券 | 2000円 | 4000円 | 6000円 | 8000円 | 10000円 |
フリーパス | 5700円 | 5700円 | 5700円 | 5700円 | 5700円 |
どちらにしても、アトラクションを1~2回利用するのであれば、金額的には新しい料金設定のほうが安い可能性が高いですね。
アトラクションの価格はまだ決定ではないのですが、値上げということは発表されているので、元が取れるアトラクションの回数は変わってくると思われます。
富士急ハイランド入園無料のまとめ
富士急ハイランドが2,018年7月中旬から入園無料にするということで、現在出ている情報をまとめると
- 入園は無料
- フリーパスは現状維持
- アトラクション料金はかなり高めに
となります。アトラクションを何回利用するかによって、フリーパスにするか入園券にするかが変わるものの、ユーザーにとって違いはそんなにありません。
となりますと、入園料が無料になるということで、富士急ハイランドに来る人が増えて、中でのサービスを利用してくれるということが期待されます。
アトラクションを一日で数回乗るというヘビーユーザーあればフリーパスでOKですし、そうでなければ、入園無料ということで富士急ハイランドに来やすくなると言えますので、悪い改変ではないでしょう。
入園無料になったのであれば、お茶をするのでも良いですし、お土産を買ったり、フリーパス未対応の施設も気楽に利用できるようになりますので、ぜひとも行ってみてくださいね。