各地にパン屋は星の数ほどありますが、テレビに出てくるほどのパン屋はそうはありません。その中の一つがピーターパンというパン屋さんです。
千葉県に店舗を構え、普段から行列があるくらいのパン屋さん。テレビでも時々紹介されるようで、最近では2017/09に「嵐にしやがれ」で出てきたピーターパンのメロンパンが、嵐のメンバーから大絶賛されていたようです。
気になって行きたいと思っていたピーターパンにようやく行けたので、レポートです。
焼き立てパンが売りのピーターパン
今回行ったお店は、鎌ヶ谷市にある「ピーターパン 小麦の郷店」です。このお店はメロンパンの一日に売上個数でギネスブックに乗ったところです。現在駐車場60台完備という単独のパン屋さんではどうかしてるくらいの広い駐車スペースがあるので、普段でも沢山お客さんが訪れているのでしょう。
行った日は雨の昼間だったので、客足はまばらです。ですが、入れ代わり立ち代わりですので、お客さんが少ないと言うわけではなさそうです。
このピーターパンで有名なのが「元気印のメロンパン」です。
元気印のメロンパン
このメロンパンが、ピーターパンの看板商品です。トレーに乗っていなくてカゴに入っていますね。味を知りたくても試食なんてすぐに無くなります。食べたことがない人が試食できないのは当たり前なのです。美味しいから味を知っている人でも食べるのですよ。
メロンパン単品で9,749個を1日で販売というのもすごい数です。普通のパン屋さんの何日分の全体販売個数なのやら。税込み140円というのも、高いお値段でもありませんので、気軽に買うことができるのが嬉しいところです。
このメロンパンが、以前から大人気というのがよくわかります。美味しくなければギネス記録に挑戦できるくらいのお客さんが来るわけがないのですから。
元気印のメロンパンは、外のクッキー生地はサクサク、中はかなりもちもちです。ピーターパンのパンはもちもち生地が基本のようで、甘みも感じます。
クッキー生地は薄めですがバターの風味もちゃんとありますので、クッキー生地とパン生地両方を楽しむことができます。美味しくてすごく満足!という路線よりは、美味しいけれど飽きが来ないのでまた食べたくなるという、土産物ではなく普段の食卓などに並ぶものというところでしょうか。
もちろん、初めて食べたら美味しい!と思いますよ。我が家ではリピート買いすると思います。
コクうまカレーパン
人気第2位のコクうまカレーパンです。辛すぎないスタンダードなカレーパンですので、どなたも安心して頂けます。
土日に1日65回以上揚げていますとあります。単純計算でも650個以上揚げているということになりますね。となると、数分で1回揚げているような状態ということで、かなりの人気商品と言えますね。
いわゆる普通のカレーパンです。パン生地はもちもちで、カレーもそんなに辛くないので美味しいという印象が先に出てきます。
気のせいかはなんとも言えませんが、このコクうまカレーパンは油のギトギト感が他のカレーパンに比べて少ない感じがしました。非常に食べやすく、味も良いので人気商品というのもよくわかります。行ったらまた買うでしょう。
塩バターロール
塩系はここ数年出てきましたが、ピーターパンでも扱っていましたね。
普通のバターロールとは違う見た目になっていますね。むしろバゲットパンのような感じでしょうか。コンビニやスーパーなどで売っているバターロールとは全く別物です。
この塩バターロールも、味が濃すぎずもちもち生地です。かぶりつくよりはちぎって食べるほうが良いでしょう。バター風味はバターロールだけあってよく感じられます。
人気3商品を見てきましたが、生地がしっかりとしていて、見た目ふわふわ食感もちもちでしっかりとしていますね。
ピーターパンで感じたこと
地元で愛されていると噂のピーターパンに行ってきて思ったこと、感じたことです。
焼きたてにこだわっている
ピーターパンは焼き立てということに力を入れています。店の中では頻繁に売り場にある商品の数を厨房に伝えていました。少なくなってきたら焼くということを常に行っているのでしょう。少ない数を多くの回数で作れば、焼き立て商品が多く提供できるということですね。単純ながら大変な作業が常日頃おこなわれています。
実際店内を見ると、厨房スペースが売り場の何倍という広さになっていて、売り場からでも焼成する機器がかなり台数があるのがわかります。見通しが良くなっていて、厨房スペースから売切れそうなものが見えたり、連絡しやすくなるようにしているのかもしれません。
コーヒー無料が嬉しい
ピーターパンでパンを買うとコーヒーが無料で飲めるのです。しっかりとしたもちもち生地にコーヒーがあると、それだけでちょっとした朝食になります。コーヒーもその都度豆を引いて入れるタイプのものですので、美味しいです。
焼きたてには嬉しいイートコーナーも設置
買ってすぐにテラスでパンとコーヒーを楽しむことができますので、「ピーターパンで外食する」ということもできます。持って帰ったら焼き立ても冷めてしまいますが、買ってすぐに食べることができれば、焼き立てをそのまま頂くことが出来ます。焼き立てを食べてほしいという、ピーターパンの姿勢なのでしょうね。
こう見ると、特殊なことはそんなに無いことがわかります。基本的なことを押さえつつ、よりよい店を作るとこういう感じになるということなのかもしれません。
メニューも豊富
普通のパン屋さんよりは広い売り場ですので、パンの種類も少なくはありません。
季節にあったもの、定番のミルク系はもちろんおいています。
惣菜パン系もメンチカツ、やきそば、白身魚のフライ、たまごなど、基本はしっかりとおさえてあります。
食パンもあります。もちもちのパンで、トーストにして焼いてすぐに頂くのがおすすめです。
他にも、ピザ、バゲットパン、クリームパンなどの菓子パンもあり、基本的なものは揃っています。焼きたてクリームパンもなかなかおすすめです。
地元民が愛するパン屋というのも納得
焼き立てで美味しいパンが無料コーヒーと一緒にいただけるということで、何か食べたくなったらピーターパンに行くという人も沢山いると思えるくらい、満足度が高かったです。
ピーターパンのパンは、基本は焼き立てを提供というスタイルですが、たしかに焼きたてのほうが美味しいと思えるパンが多いです。もちろん冷めても美味しくないわけではありませんが、極力焼きたてのほうが良い、ということです。
食パンなどの焼き立てをすぐに買って食べるようなものではないパンは、家でトーストしてすぐに食べるようにすれば非常に美味しく頂けます。冷めたトーストとの差はかなり大きいので、トーストし立てが基本です。
価格もすごく高いというわけではなく、美味しいパンであれば納得というくらいのものだと思いましたので、パンが好きな千葉県民や日本ハムファイターズ鎌ヶ谷スタジアムから帰る方は一度行ってみて下さい。
町の庶民的パン屋として、きっと満足できると思いますよ。○