格安SIM業者の中でも有名なフリーテルが、MVNO事業を楽天に売却するというニュースが流れました。
楽天、プラスワン・マーケティング双方からリリースが出たので、正式発表と言えそうです。
プラスワン・マーケティングは楽天の分割会社として端末を製造販売していく事業に集中し、MVNO事業は楽天に移ることになります。
いきなりの発表で面食らいましたが、決定事項のようですので、フリーテルのユーザーはチェックしておきましょう。
フリーテルの状況
プレスリリースを見る限り、フリーテルの運営状況は良くなかったようです。楽天のプレスリリースに載っているプラスワン・マーケティングの経営成績及び財政状態です。
決算期 平成29年3月期
純資産 1,427百万円 総資産 6,118百万円 1株当たり純資産 4,526.19円 売上高 10,059百万円 営業利益 △5,388百万円 経常利益 △5,526百万円 当期純利益 △5,530百万円 1株当たり当期純利益 △21,273円
かなりの財政状況になっていますね。水面下で事業撤退を含めて動いていたのだと思います。格安SIM業者の中では楽天はかなり財政状況は強いと思われますので、なるようになったのかもしれません。
フリーテルの方向はどうなるか
フリーテルのMVNO事業が楽天に移り、スマートフォンを開発、製造販売していきます。ですので、楽天でもフリーテルのスマートフォンを販売、もしくは楽天ブランドで専用端末が出る可能性もあります。フリーテルの端末は結構バランスが良くできているので、ミドルレンジの性能ででそこそこ安い端末が出て来る可能もあります。
楽天としては、選択肢が増えるということで、事業拡大にプラスに働くかもしれません。
また、ユーザーとして気になる所ではありますが、現在フリーテルで契約している人は、しばらくはそのまま気にすることなく使い続けることができます。この先どのようになるかはわかりませんが、フリーテルのユーザーが減ってきたのであれば、楽天モバイル等に流す可能性もあります。
楽天モバイルが身売りするようなことはまず無いので、ある意味安心かもしれません。
楽天に買収されるフリーテルまとめ
前期の運営状況も悪く、さらにスマートコミコミ+でネット民に叩かれたのもあってか、結構急に話が決まった感じがします。相手が楽天という規模が段違いの企業だったからこそ、早くに決まったのでしょう。
この先フリーテルがどのようにな方向になるかはわかりませんが、ユーザーの不利益にならないようにうまく持っていってほしいところです。
楽天モバイルとフリーテル両方のユーザーである私としては、フリーテルの使っただけのプランがどのようになるかが気になります。使わない時は安くなるプランが楽天モバイルにはないので、このまま残ってほしいです。
この先、もっとサービスが良くなることを願います。○