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通話が使えない事も?ドコモ系格安SIMを使う時の端末のバンドを確かめておこう

最近増えてきた格安SIMですが、大半はドコモ系のものになっています。

ドコモ系ということは、ドコモで使われている周波数帯に対応しているかが、使う端末が使えるかどうかということになります。格安SIM業者が販売している端末であれば、使う分には問題は無いのですが、それでも繋がりやすさや通信スピードが端末それぞれを比べると大きく違うということが出てきます。

その違いは、端末の処理速度の問題もありますが、もう一つ「対応周波数帯の違い」というものがあります。

対応周波数帯がドコモで使っている周波数帯の一部であれば、使えるとしても通信速度が遅くなる可能性も考えられます。ですので、ドコモ系格安SIMを使う場合での端末を選ぶひとつの材料として、周波数帯(バンド)を意識しておきたいところなのです。

ドコモで使われている周波数帯(バンド)

ドコモで主に使われている周波数帯は、

  • FDD-LTE:1/3/19/21/28
  • UMTS(W-CDMA):1/6/19

になっています。FDDLTE(ドコモではFD-LTEと表記)は主にモバイル通信、UMTS(W-CDMA:3G)は通話で使われることになります。

また、モバイル通信ではデュアルバンドなどもあり、FDD-LTEの周波数帯を複数使って通信速度を上げる機能もあります。それも端末で対応しているかどうかで通信速度に差が出る時があります。

特に注意するバンドは、FDD-LTEはバンド1/3/19、W-CDMAはバンド6になります。特に通話はバンド6がFOMAエリアプラスになっていますので、ここが使えなければ通話できないエリアがかなり広くなりますので気をつけるところです。

HUAWEI Mate 9での例

楽天モバイルユーザーの自分ということで、ハイスペック機の HUAWEI Mate 9を例にしてみます。

HUAWEI Mate 9の対応バンドは

FDD-LTE : B1/2/3/4/5/7/8/9/12/17/19/20/25/26/28/29

TDD-LTE : B38/39/40/41

LTE CA DL( 国内) : B1+B19/B3+B19/B1+B8/B1+B3+B8

UMTS: B1/2/4/5/6/8/19

となっています。ドコモで使われているバンドは

  • FDD-LTE:1/3/19/21/28
  • UMTS(W-CDMA):B1/6/19

となっていて、これに対応していれば基本使えるということになります。ですので、LTEは1/3/19/28が適合し、UMTS(W-CDMA)はB1/6/19すべて適合しています。ですので、基本としてHUAWEI Mate 9はドコモ系格安SIMで問題なく使える機種ということになります。TDD-LTEはドコモでは気にしなくて良いです。

B1+B19などは、複数バンド対応かどうかで、HUAWEI Mate 9は対応しているということになります。ですので、通信時に複数バンド通信が使える可能性があり、もし複数バンドが使えれば、使えないときよりも通信速度が何割か早くなるかもしれません。

honor 6 plusの例

同じくファーウェイ端末で比べてみます。自分のメイン端末ですね。

FDD-LTE: B1/B3/B7

TDD-LTE: B38/B39/B40

UMTS: B1/B6/B8/B19

です。HUAWEI Mate 9と比べるとかなり切ない状況です。

  • FDD-LTE:1/3/19/21/28
  • UMTS(W-CDMA):B1/6/19

と合わせてみると、FDD-LTE:B1/3、UMTS(W-CDMA):B1/6/19となります。つまり、モバイル通信においては対応周波数帯が少なく、あまりスピードが出ない可能性もありますし、800MHz帯(FDD-LTE:B19)に対応していないので、電波が届きにくい場所が結構出てくるかもしれません。通話はB1/6/19すべて対応しているので問題ないはずです。

このように、同じファーウェイの端末でも、Mate 9とhonor 6 plusでは対応周波数帯が違うので、通信速度や通信可能エリアなどで影響が出る可能性が高いです。実際honor 6 plusでは建物内の電波状況はあまり良くないと思う時は多いです。

まとめ

ドコモ系格安SIMを使う場合、端末の周波数帯(バンド)をチェックするのは結構重要になると思います。

通信ではFDD-LTE:B1/3/19、UMTS(W-CDMA):B6に対応しているかどうかは最低限チェックしておいたほうが、購入した後にストレスがたまらないかもしれません。FDD-LTE:B21/28は新しい周波数帯でエリアが限定されていたり、まだメインの周波数帯ではないのであまり影響は無いと思います。

この先、格安SIMを使う場合、端末の対応周波数帯(バンド)をチェックして購入すれば、繋がりにくい!通信速度が遅い!ということも減るかもしれませんね。○

  • この記事を書いた人

タコわさび

介護を見据えて平屋を建てて、自宅で働くように。後悔なく生きるために、様々なことを模索しています。 簡単なプロフィール プライバシーポリシー

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