お手軽にネットショップを作ることができるサービスのBASEが、サービス料の値上げを行いました。
数あるネットショッププロバイダの中では比較的安価で使えていたのですが、今回の値上げによって人によっては使いづらくなったかもしれません。とは言え、ただ値上げしたのではなく、よくなった点もあります。
どのくらい値上がりしたのか、どのようなことが変わったかをまとめておきたいとおもいます。
良くなった点
以前のBASEに比べると良くなった点は、オプションの幾つかが無料になりました。
特にHTML編集が無料になったので、自分でサイトを綺麗にしたりカスタマイズすることが可能になります。以前は月900円のオプションだったので、嬉しい人には嬉しい、売上が多い人にとっては改悪の用な感じになっています。
オプションはAppsで付けることが多いのですが、有料のAppsは、振込申請プラス(月980円)、不正決済保証(月980円~)、BASEロゴ非表示(月500円)、くらいでしょうか。それ以外はBASE運用でかかる別料金のものはそうそうなさそうですね。
また、後払い決済も6%から通常の3.6%+40円と同じになりましたので、決済金額に関して考えることが減りますね。
悪くなった点
悪くなった点は、サービス料金の追加。つまり、値上げになったところです。
今までは3.6%+40円で済みましたが、新しい料金はサービス料金が3%徴収されるので、3%+3.6%+40円になります。
結構な値上がり幅ですので、どのくらい影響が出てくるかが気になります。基本料金無料のYahooショッピングと比べると、優位性がどのくらいあるかが微妙な所になってきますね。
販売額 | 6.6%+40 | 実質ロイヤリティ |
500円 | 73円 | 14.6% |
1,000円 | 106円 | 10.6% |
5,000円 | 370円 | 7.4% |
10,000円 | 700円 | 7% |
低価格のものはさらに売りにくくなりました。1,000円程度ではちょっと厳しいものがありますね。
BASEのこれから
手数料が上がったことによって、Yahooショッピングとの差別化がしにくくなりました。Tポイントが使える巨大なショッピングモールとどのように差別化ができるかというところが問われるところになります。BASEは知名度がまだまだ低いので、機能的な差別化をどのように持っていくのかが期待されるところです。