三菱自動車がek、ekスペース、日産のデイズ、デイズルークスのリコールを届け出ました。
以前に悪い意味で話題になった車種ですが、エンジン関係のリコールが出ましたので該当するクルマのオーナーはチェックしておきましょう。最悪クルマが走らなくなってしまいます。
また、同時に改善対策も出ていますのでリコールとあわせて確認しておきましょう。
ek、ekスペース(デイズ、デイズルークス)リコール内容
スターター
エンジンを掛けたときにシフト操作をすると、スターターとエンジンのギヤが強く嵌合(かみ合う)してギヤが壊れてしまう可能性があり、ギヤが壊れるとクルマが動かなくなる場合があります。
一般ユーザーが分かれば良いざっくりとした説明:エンジンをかけた直後にシフト操作をするとギヤが壊れて走れなくなる場合があるよ。
対策は、エンジンコントロール関連のプログラム更新です。
ECU(エンジンの電子コントロールユニット)
アイドリングストップする車種のECUで、プログラム不良で触媒劣化診断が適正に行われずに、触媒が劣化しても警告灯が点灯しない可能性がある。
ECUはエンジンを動かすための重要部分ですので、ここが悪いとクルマの性能にもかかわりますし、動かなくなることもあります。今回は触媒関連ということで、走らなくなることは無いと思いますが、排気ガス関連(触媒)が絡むので、排気ガスが基準値を外れる可能性もあって環境にも優しくありません。
一般ユーザーが分かれば良いざっくりとした説明:良くない排ガスが大量に出る状態であってもクルマが反応しないので、燃費にも影響がでるかもしれませんよ。
対策は、エンジンコントロール関連(ECU)のプログラム更新です。
三菱ek
B11W-0000201~B11W-0217033
平成25年5月17日~平成28年4月18日
105,897 台(スターター:94,717台、ECU:78,822台)
三菱eK SPACE
B11A-0000204~B11A-0117328
平成26年2月5日~平成28年4月18日
48,488 台(スターター:48,488台、ECU:38,410台)
日産デイズ
B21W-0000201~B21W-0349889
平成25年4月25日~平成28年4月18日
261,445 台(スターター:227,010台、ECU:200,114台)
日産デイズルークス
B21A-0000203~B21A-0246379
平成26年1月30日~平成28年4月18日
191,599 台(スターター:191,599台、ECU:178,007台)
平成25年4月25日~平成28年4月18日
計 607,429 台(スターター:561,814台、ECU:495,353台)
改善対策(513)
CVTのコントロールユニットのプログラム不良で、坂道発進をする時にクルマが後ろに下がってしまう可能性がある。エンジンを吹かしてもだめかもしれません。
こちらも対策としてはCVTコントロールユニットのプログラム更新になります。
三菱ek
B11W-0000201 ~ B11W-0201482
平成25年5月17日~平成27年10月26日
95,463 台
三菱eK スペース
B11A-0000204 ~ B11A-0110813
平成26年2月5日~平成27年11月18日
43,236 台
日産デイズ
B21W-0000201 ~ B21W-0303708
平成25年4月25日~平成27年10月21日
230,549 台
日産デイズ ルークス」
B21A-0000203 ~ B21A-0203650
平成26年1月30日~平成27年11月18日
154,322 台
平成25年4月25日~平成27年11月18日
計 523,570 台
最後に
あの話題になったekシリーズとデイズシリーズに、エンジンのプログラム関連で2件同時にリコール、CVTで1件の改善対策がありました。
特にスターター関連のリコールはクルマが動かなくなる可能性があるものですので、対象のクルマにのオーナーはできるだけ早くリコール修理をしてもらいましょう。○