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iPhone7とiPhone7 PlusはIP67に対応!IP67って何?

iPhone7とiPhone7 Plusの発売が近づいてきました。

予約が殺到して、すでに納期が11月になっているようで、新しいiPhoneを待っていた方々が待ち望んでいたようにショップへ向かったようですね。

iPhone7シリーズから適用された、防水防塵表示のIP67とありますが、IPだけではいまいちわかりません。

他のスマートフォンでも防水や防塵のものもありますので、今回どういう意味があるのか見ておきましょう。

IP表記について

保護等級のIP表記は、JIS規格などで保護等級として規格化されています。

iPhone7の「IP67」の場合、保護特性記号の「IP」の後に第一記号「6」と第二記号「7」があります。この数字部分は

  • 第一記号が「人体および固形物に対する保護等級」
  • 第二記号が「水の侵入に対する保護等級」

になっています。

IP 人体および固形物(1桁目) 水の侵入(2桁目)
0  特に保護がされていない  特に保護がされていない
1 直径50mm以上の固形物が中に入らない  鉛直から落ちてくる水滴による影響がない:防滴I形
2 直径12.5mm以上の固形物が中に入らない  鉛直から15度の範囲で落ちてくる水滴による影響がない:防滴II形
3 直径2.5mm以上のワイヤーや等の固形物が中に入らない  鉛直から60度の範囲で落ちてくる水滴による影響がない:防雨形
4 直径1mm以上のワイヤー等の固形物が中に入らない あらゆる方向からの飛沫による影響がない:防沫形
5  粉塵が中に入るのを防止する。入る可能性はある:防塵形  あらゆる方向からの噴流水による影響がない:防噴流形
6 粉塵が中に入らない:耐塵形  あらゆる方向からの強い噴流水による影響がない:耐水形
7  - 一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水しない:防浸形
8  -  継続的に水没しても内部に浸水しない:水中形

鉛直というのは、簡単に言うと重力の方向ですので、「鉛直から落ちてくる水滴」というのは、上から重力によってそのまま落ちてくる水滴ですね。つまり、上から水滴を普通に落とすということです。

そして、iPhone7のIP67は「粉塵が中に入らない」「一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水しない」という性能表示ということになります。

注意点

IPの表示で浸水しないとあっても、湿度に関しての性能ではありません。サウナを筆頭にお風呂などの湿度が高いところで水分が中に入らないということではありませんので、注意しましょう。湿度に関しては規格化されていませんので、その製品を製造したメーカーの説明にあるかどうかが判断基準になります。

IPX5のようにXで表記されている場合、つまり数字がXで表記されている場合はテストしていないことを表しています。基本的に防水または防塵を想定していない製品はテストを最初から行いませんので、IPX5やIP2Xなどの表記になります。

IPX5/IPX7など2つの表記がされている場合がありますが、これは「あらゆる方向からの噴流水による影響がない」と「一時的に一定水圧の条件に水没しても内部に浸水しない」という2つの性能が表示されています。IPX5は水流での性能、IPX7は静かな水に沈めた時の性能ですので、実は結構違う性能表示なのです。ですので、実際はIPX7表示で静水での水没が大丈夫でも勢いがある水が駄目な場合があるかもしれません。ですので、水流と水没両方の性能がある場合は2つの表記がされる場合があるのです。

最後に

携帯電話の防水防塵性能は気になる所ではあります。

性能表示がすごく良い端末でも、1回落として本体が傷ついた場合、防水防塵性能が機能しなくなってしまうかもしれません。基本としては、携帯端末は大切に扱って、落としたり圧力を与えたりしないようにしましょう。端末の角が傷ついたり、ヒビが入ると防水防塵性能はないものと思って、より大切に扱いましょう。

 

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  • この記事を書いた人

タコわさび

介護を見据えて平屋を建てて、自宅で働くように。後悔なく生きるために、様々なことを模索しています。 簡単なプロフィール プライバシーポリシー

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