小豆島オリーブ公園は、小豆島オリーブ園に隣接した公園で、道の駅になっています。
「小豆島オリーブ園」と「小豆島オリーブ公園」の何が違うかというと、実際のところあまり違いがないといいますか、中でつながっているので「オリーブ園エリア」と「オリーブ公園エリア」と分かれているという感じです。
オリーブ園が農園としての場所、オリーブ公園が観光名所として整備された場所。と思っておきましょう。
どちらもレストランがあったり売店があったりと、独立した所でもありますので、どちらが先に行くのが良いかというと、好みの方で大丈夫だと思います。つながっていますし。
ということで、初めて行く時の「小豆島オリーブ園」と「小豆島オリーブ公園」のおすすめポイントを書いておきたいと思います。
小豆島オリーブ園
小豆島オリーブ園は、日本に初めてオリーブが植えられたという歴史を重視している感じがあるところです。100年前に植えられたオリーブの原木があり、それを今も守っています。
日本のオリーブ発祥の地ということで、オリーブオイルの搾り機、加工場、ギャラリーなどがあります。基本オリーブ園ですので、大量のオリーブが植えられていますが、季節によっては他の植物も見ることができます。
レストランは小豆島名物の「ひしお丼(1000円)」がありますので、そちらもチェックしてみてください。
オリーブの原木
最初に小豆島でオリーブを植えられたのが1917年。100年前の木がいまだにあります。かなり大きいオリーブの木なので、日本でその大きさオリーブの木を見ることは他ではそうそうないでしょう。
レストラン
ランチタイムの11:00~15:00が食事ができる時間帯です。
リニューアルしてキレイでおしゃれな店内になっています。
オリーブ園のひしお丼です。
ひしお丼の条件は
- 小豆島の醤(ひしお)の郷で作った醤油かもろみを使う
- 小豆島の魚介、野菜やオリーブを使う
- 箸休めは佃煮かオリーブ
というものだそうです。オリーブ園のひしお丼は、「もろみを使ったそぼろ」、「地元の野菜」、「オリーブの箸休め」が使われています。
ひしお丼、にゅうめん、オリーブの漬物というあたりが小豆島らしいです。
ソフトクリーム
小豆島の観光名所は大抵ソフトクリームがあります。オリーブ園はオリーブショップといういわゆる売店で販売しています。
オリーブリーフソフトクリーム(280円)です。オリーブの葉の粉末をバニラソフトクリームに入れてあるとのことです。ビスケットですくって食べましょう。
また、今はどこにでもあって有名なソフトクリーム「クレミア」もあり、クレミアにオリーブの葉の粉末をトッピングすることができます(+20円)。食べてはいませんが、クレミアの甘みが強くてオリーブの風味が出るかどうかは少々心配なところもあります。
小豆島オリーブ公園
小豆島オリーブ公園は、道の駅として整備されたオリーブに関する公園です。オリーブの歴史や種類、ギリシャに関わることなど、オリーブ園とは少し違った内容もあります。
一番の違いは、実写版「魔女の宅急便」のロケ地の一つになっていたようで、「グーチョキパン」のロケセットを移設してハーブショップにしています。また、オリーブ記念館では映画で使われたキキが使ったほうきのレプリカを無料で貸し出していて、公園内で写真撮影をすることができます。
オリーブ園よりは観光名所として力が入っている印象があります。
ソフトクリーム
小豆島の観光名所と言えばソフトクリームというくらい、ソフトクリームが売っています。オリーブ公園では、オリーブソフトとローズヒップソフトの2種類あつかっています(各300円)。
オリーブソフトはオリーブの葉を混ぜたもので、オリーブ園のと大きな差は無いと思います。どちらのソフトクリームも味よりは香りなどの全体の風味を楽しむ感じです。
ローズヒップソフトは、バニラソフトにオーガニックのローズヒップソースをかけた
ソフトクリームです。ローズヒップの酸味が効いていておすすめです。ローズヒップはビタミンの爆弾と呼ばれるほどビタミンが豊富だそうな。
実写版「魔女の宅急便」関連
小豆島は魔女の宅急便のロケで使われた場所がいくつかあります。オリーブ公園では箒を貸し出して写真を撮って貰うという、ロケ地らしいサービスを行っています。
箒はいくつかありますが、公園内を見ると結構貸し出されている感じを受けました。
無料で借りられるので、魔女のつもりになって写真を撮ってみてはいかがでしょうか。
結構な数がありますが、ほうきを借りていた人たちそれぞれが公園内に散らばって写真を撮影していたので、借りる人が多い時は足りなくなることもあるかもしれませんね。
そしてロケセットだったものを改装してハーブショップにしているのがここ。
ハーブショップコリコです。映画ではキキが居候する「グーチョキパン」でつかわれていて、映画撮影後に取り壊される予定のものを引き受けたとのことです。洋風の壁に屋根が瓦という変わった建物になっていますね。
ギリシャ風車
結構目を引く建物で、風車は回らないものの、白くてキレイな外観が沢山の人を楽しませてくれます。このまわりで魔法のほうきを使って写真を撮る人が多いです。
ちょっとした注意点
旅行会社などからクーポンを貰うことがありますが、今回もらったオリーブクーポンでは「オリーブ公園のソフトクリーム引換券」と「オリーブ園のひしお丼」のクーポンがありました。場所を間違えやすいので、気をつけましょう。
間違っても中でつながっているから行けるとは言うものの、実際に歩いてみると結構遠いです。
さらにオリーブ園とオリーブ公園は坂道が多いです。足腰に不安がある方はあまりおすすめできません。バリアフリーでは全く無いので車椅子の方も同様におすすめできません。
最後に
小豆島オリーブ園は、日本で初めて産業用オリーブの栽培をはじめた場所で、香川県もオリーブは県の産業としてかなり重要なものとしています。昭和天皇が手播きされたオリーブの木、100年前に植えられたオリーブの木もあり、小豆島自体がアクセスが不便なところと考えても、観光名所としてはかなり興味深いところになっていました。
小豆島オリーブ公園は、そういうオリーブの歴史的財産をまとめて、オリーブ園の隣に道の駅としてオープンしました。そして魔女の宅急便のロケ地としてのアピールもして観光産業に力をいれています。
小豆島はダイハツのCMや、映画のロケ地になっていたりするので、行ってみると実はあの映像のロケ地だったという発見も多いので、船でしか行けなくても、行ってみると色々楽しいことが見つかるかもしれませんね。○