格安SIM業者で日本有数のシェアがある楽天モバイルが、カスタマーセンターの電話窓口の仕様変更を行います。
簡単に言えば楽天グループのViberという通話ソフトを使うように、という内容になります。通話ソフトViberはまだまだ馴染みがないので、楽天モバイルユーザーはかなり不安だと思いますので、自分の備忘録を含めてここにまとめておきたいと思います。
楽天モバイルカスタマーセンター電話窓口の変更について
楽天モバイルでは、今まで全国共通の電話窓口で対応してきました。フリーダイヤルですので、かける方は通話料の負担が無かったのですが、さすがに電話が多くかかってきすぎて経費が多くなりすぎたのか、Viberによる通話を推奨するようになります。
変更日程は、2018年5月14日からになります。
変化する点をまとめると
変更前(~2018/05/13) | 変更後(2018/05/14~) | |
電話での連絡 | 無料(フリーダイヤル) | 有料(電話での通話料) |
Viberでの通話 | 有料(Viberによる通話料) | 無料(ViberからViber) |
となります。いままではフリーダイヤルで無料になったのですが、2018/05/14以降はViberで通話しないと通話料有料ですよ、ということになります。
2018/05/14からのカスタマーセンター電話番号
これは2018/05/14に発表されるようですので、発表されたViber対応電話番号に問い合わせをすることになります。
Viberでカスタマーセンターへ問い合わせするときの手順と注意点
Viberで楽天モバイルカスタマーセンターへ連絡する際の手順です
Viberアプリのインストール
まずは、Viberアプリをスマートフォンにインストールします。楽天モバイル契約者であれば、データSIM(050やSMSあり)契約者、通話SIM契約者であれば問題ありません。データSIM(SMSなし)契約者は、他のViberを使えるスマートフォン&回線を用意する必要があります。
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Viberアプリのセットアップ
Viberはアクティベーションしなければ使うことができません。必要なのは、スマートフォンの電話番号。通話かSMSでアクティベーションを行うので、楽天モバイルの場合は最低でもデータSIM(050かSMSあり)、もしくは通話SIMでなければなりません。
Androidの場合
インストールしたViberを起動して続行(Continue)します。
電話番号を入れます。国番号+電話番号という国際電話の体裁で入力しますので、日本の国番号(81)+最初の0を除いた電話番号となります。例えば電話番号が09055550000であれば、
日本の国番号81+電話番号9055550000となります。
国番号と自分のスマートフォンの電話番号を入力して、続行(Continue)。確認が出るので、はい(YES)。
アクティベーションを行いますので、SMSか通話(CALL)のどちらかを選びます。
SMSであれば、送られてきたコードをセットアップ画面に入力します。通話でしたら電話がかかってくるのでそのまま触らないでおきましょう。
無事アクティベーションコードが認証されれば、楽天モバイルカスタマーセンターへ電話をする準備が整いました。
あとは、2018/05/14に発表される受付番号に、Viberで通話を行えば通話料無料でカスタマーセンターに電話できます。
iPhoneの場合
基本はAndroidと同じで、まずはインストールしたViberを起動して続行(Continue)します。
電話番号を入れます。国番号+電話番号という国際電話の体裁で入力しますので、日本の国番号(81)+最初の0を除いた電話番号となります。例えば電話番号が09055550000であれば、
日本の国番号81+電話番号9055550000となります。
国番号と自分のスマートフォンの電話番号を入力して、続行(Continue)。確認が出るので、はい(YES)。
アクティベーションを行いますが、メモを取る用意をしてから、SMSか通話(CALL)のどちらかを選びます。
SMSであれば、送られてきたコードを入力します。通話でしたら電話がかかってくるので応答し、流れてきているアクティベーション用コードをメモしておき、登録画面で入力します。
無事アクティベーションコードが認証されれば、楽天モバイルカスタマーセンターへ電話をする準備が整いました。
あとは、2018/05/14に発表される受付番号に、Viberで通話を行えば通話料無料でカスタマーセンターに電話できます。
注意点
Viberをつかうということで、少しだけ注意点があります。
通話料はかからないが通信料金はかかる
ViberはスカイプやLINEの無料通話と同じようなシステムなので、同じViber相手への通話料は無料ですが、パケット通信を行って通話をする関係上、高速通信容量を使うことになります。
Viberでなければ通話料はかかる
Viberの機能で無料通話にするということもあり、他の手段で通話するのであればそのまま通話料はかかってしまいます。楽天でんわであれば30秒10円かかることになり、5分話し放題オプション付きであれば5分無料にはなります。
ですが、カスタマーセンターへの電話は長くなることが多いので、いくらか通話利用がかかってしまうのは覚悟しておかなければなりません。
クレジットカード登録は不要
楽天モバイルカスタマーセンターへ連絡するにおいては、対Viber通話と同じですので通話料金がかかりません。ですので、他の携帯電話や固定電話などにViberで電話をかけるのでなければ、クレジットカードをViberに登録しなくても大丈夫です。
楽天モバイルカスタマーセンターへの連絡方法変更まとめ
ざっくり言ってしまうと、楽天モバイルカスタマーセンターの窓口番号が、フリーダイヤルからViberになるということで、Viberからの発信でなければ通話料金がかかるようになります。
Viberという無料通話の方法を採用したことで、他の方法では通話料金がかかるようになるので、Viberを使ってね、ということです。
フリーダイヤルも楽天モバイルにとってはかなりの費用がかかるので、楽天グループのViberを使うようにするというのも、規模が大きくなってきた流れなのかも知れません。
カスタマーセンターへ連絡する人にとっては、ちょっと手間が増えますが、利益が薄い格安SIM業界においては仕方がないところなのでしょうね。
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