日本でかなり店舗数が多くなってきた回転寿司ですが、2年前くらい前にサイドメニューを投入するという、ある意味暴挙と取られたことがありました。
大手回転ずし店チェーンで「シメ」の一品戦争が勃発中だ。火付け役はスシローが一昨年4月に投入したしょうゆラーメン。これが投入1カ月で100万食の“バカ売れ”となったのをきっかけに、各社がラーメンをはじめ、カレーやパスタ、そばなどを競い合うように投じ始めたからだ。シメのメニューは、すしだけでは物足りない来客の胃袋をがっちりつかんで売れ行きも上々で、業界の再活性化にもつながっている。
当時は「寿司屋は寿司を売れ」という文句も多かったのですが、結局のところ大抵の回転寿司でお寿司以外のサイドメニューが充実してきています。それだけサイドメニューが安定した商品になっているということですね。とは言え、メインのお寿司がダメだったら繁盛はしないので、お寿司あってその上でサイドメニューが売れるということなのでしょう。
個人的には、メニューが多いのは歓迎ですので、この流れは嬉しく思います。
サイドメニューとは
ざっくり言いますと、本来の商品とは別の小さな料理やデザートなどの商品です。
回転寿司で言いますと、メインメニューがお寿司、サイドメニューが揚げ物やデザートや麺類など。ピザ屋でいうと、メインがピザ、サイドが唐揚げやポテト、サラダやデザートなどです。
そういうサイドメニューがあると、回転寿司ですと魚嫌いはもちろんのこと子供が好きな食べ物が少なかったりしますが、魚が苦手な人や子供でも食べることができるメニューが増えますので、家族で来やすくなるのですね。お寿司に飽きたらうどん、そば、ラーメンも選べるのでそれぞれの人の満足度が高くなります。
現在の回転寿司のお店は回転率高めのファミリー層向けになってきていますので、メニューの幅が広いのは良いことだと思います。
どのようなサイドメニューが多いか
大手の回転寿司チェーンのサイドメニューも、ある程度種類が決まってはいます。
- 唐揚げ、フライドポテトなどの揚げ物系
- うどん、そば、ラーメンなどの麺類
- ケーキ、プリン、アイスクリーム等のデザート系
が多く、他はカレー、丼、フルーツ、サラダがたまにある感じでしょうか。
これだけでもお寿司が苦手な人や子供でもある程度カバーできますし、「締めにラーメン」というなんとなくラーメンを食べる層にも対応できます。
ラーメンとは言っても価格は300円くらいしかしないのに内容はそこそこ良いので、試しに食べてみる人も多いと思います。
最後に
色々な外食産業でもサイドメニューは結構力が入っている分野です。
メインのメニューの開発もさることながら、期間限定でサイドメニューが入れ替わることが多く、メインもサイドも重要なものなのですね。メインが微妙でもサイドメニューのケーキを食べに行くなどもあるかもしれません。
今までサイドメニューを敬遠していた方も、その店の力が入っているサイドメニューを一度味わってみてはいかがでしょうか。○