とうとうキャリアメールを解約せずに、他の携帯電話会社を利用できる環境になりました。
携帯メール持ち運びサービスは、菅総理のときに勧めた施策で、携帯電話会社の競争を促すものになっています。
先立ってサービス開始はdocomo、次にau、そしてSoftbankが開始しました。
これで、大手携帯電話会社3社は2021年中にこの「携帯メール持ち運び」サービスを開始したとなり、指針を守ったことになります。
ここで、この新しく始まる時点でのサービスの内容を書き留めておきたいと思います。
なお、Softbankは情報が出てき次第更新していきます。
楽天モバイルはまだキャリアメールの準備ができず、開始時期未定になっています。
携帯メール持ち運びサービスについて
正式名称かは別として、このサービスの概要です。
今まで携帯電話を使用している際にメールアドレスも利用していることが多いのですが、携帯電話会社を変えるとメールアドレスも変えなければならないという現実がありました。
もちろん、その携帯電話会社(キャリア)が行っているサービスなので、ある意味当たり前だと思われていましたが、現実的にはユーザーにとっては不便なポイントでした。
ここで政府が動き、キャリアメールを他の携帯電話会社でも使えるように、「携帯メール持ち運び」なるものを打ち出します。
簡単に言えば、携帯電話会社のメールアドレスを、他の携帯電話会社に移っても使えるようにするというものです。
2021年度中にスタートの方向でしたが、大手3社は2021年中にスタートということで、より携帯電話会社を選びやすくなります。
この携帯メール持ち運びサービスを、まとめたいと思います。
NTTdocomo
キャリア | NTTdocomo |
---|---|
名称 | ドコモメール持ち運び |
開始日 | 2021年12月16日 |
料金 | 330円 初回31日間無料 |
条件 | MNP、解約 ・MNPまたは回線解約後31日以内であること。 ・ 回線契約にもとづき発行したdアカウント ・回線名義が個人契約 ahamoに移行の場合 ・ahamoへプラン変更前のドコモ回線を契約中 ・回線契約にもとづき発行したdアカウント ・回線名義が個人 |
メールアプリ | android:IMAP対応アプリ iPhone:iPhoneドコモメール利用設定で標準アプリ |
一番最初にサービスインするのがドコモです。
基本としてサービス開始後にMNP番号発行、もしくは解約した人が契約できるようです。
アプリも一般的なメールアプリを使うことになるので、特に困ることはなさそうです。dアカウントが必要と言っても、回線契約していれば持っているでしょうから、特に問題ないでしょう。
月額330円というのはメールアドレスの価格としては高くも安くもない印象で、アドレスを引き続き使うのであれば仕方ないところですね。
ドコモの携帯メール持ち運びサービスは、想定通りの内容と言えるでしょう。
au
キャリア | au |
---|---|
名称 | auメール持ち運び |
開始日 | 2021年12月20日 |
料金 | 330円 |
条件 | ・au解約後、31日以内に申し込み ・回線契約にもとづき発行されたau ID |
メールアプリ | android:IMAP対応アプリ、auメール iPhone:標準アプリ |
ドコモに続きサービスインするのがauです。
ドコモと同じくau回線を解約した人が契約できるようです。
アプリも一般的なメールアプリを使えるので、特に困ることはなさそうです。
auアカウントが必要なのもドコモでdアカウントが必要なのと特にかわらず。回線契約していたから特に問題ないでしょう。
月額330円というのも横並び。至って普通。
auの携帯メール持ち運びサービスも、想定通りの内容と言えるでしょう。
Softbank
キャリア | Softbank |
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名称 | メールアドレス持ち運び |
開始日 | 2021/12/20 |
料金 | 年額3,300円 |
条件 | Softbank解約後、31日以内に申し込み |
メールアプリ | android:IMAP対応アプリ iPhone:メール |
Softbankでは、2021/12/20にメール持ち運びサービスを開始しました。
回線解約後、31日以内にMy Softbankから申し込みます。
仕様は最低限ですが、2022年夏にはメールアドレスの変更、迷惑メールの設定、月額支払いが出来るようになる予定です。
Rakuten Mobile
キャリア | Rakuten mobile |
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名称 | 未定 |
開始日 | 未定 |
料金 | 未定 |
条件 | 未定 |
メールアプリ | 未定 |
楽天モバイルはキャリアメールのリリース自体が延期されて未定になっています。
メールサーバーを立てる余裕がないのかどうなのかが気になりますが、まずはキャリアメールを一般リリースしてほしいですね。
携帯メール持ち運びサービスは必要な人には必要まとめ
キャリアメールを変えることが出来なくて携帯電話会社の変更ができないユーザーがいるので、縛りがないようにする目的がある携帯メール持ち運びサービス。
携帯各社の競争を促すためですので、使える人は存分にこのサービスを使って他のキャリアも試してほしいところです。
Softbankと楽天モバイルがまだ準備できていませんが、早々に準備をしないと政府に睨まれますので、気にずまっていましょう。
キャリア | NTTdocomo | au | Softbank | Rakuten mobile |
---|---|---|---|---|
名称 | ドコモメール持ち運び | auメール持ち運び | 未定 | 未定 |
開始日 | 2021年12月16日 | 2021年12月20日 | 2021年内 | 未定 |
料金 | 330円 初回31日間無料 | 330円 | 未定 | 未定 |
条件 | MNP、解約 ・MNPまたは回線解約後31日以内であること。 ・ 回線契約にもとづき発行したdアカウント ・回線名義が個人契約 ahamoに移行の場合 ・ahamoへプラン変更前のドコモ回線を契約中 ・回線契約にもとづき発行したdアカウント ・回線名義が個人 | ・au解約後、31日以内に申し込み ・回線契約にもとづき発行されたau ID | 未定 | 未定 |
メールアプリ | android:IMAP対応アプリ iPhone:iPhoneドコモメール利用設定で標準アプリ | android:IMAP対応アプリ、auメール iPhone:標準アプリ | 未定 | 未定 |