2016/02/06に台湾南部でマグニチュード6.4の地震がおきました。震源地が浅めとのことで、かなり大きな揺れとなった模様です。
大きなビルが倒壊して大きな被害になりましたが、その柱である鉄筋コンクリートの中から通常あるはずのない缶が埋め込まれていて「ビルの手抜き工事疑惑」が発生しました。
そういうのが露見するということは、それだけ耐震強度として弱い部分になりますので、その建物はかなり危険があるということになります。
建築業者の手抜きによって、失われるはずのない生命が失われてしまうような大きな被害が発生するというのは、いつの時代も出てくるのかな、と感じます。非常に悲しい話です。
災害に備える
地震が多い日本は言うまでもなく他人事ではありませんし、実際首都圏直下型地震の可能性や火山の噴火なども危険視されています。
過去に耐震強度は大丈夫であろうと思われていた建物や高速道路が、阪神大震災で倒壊しました。その結果、「建物の耐震強度」が大きく見なおされ、既存の建造物も耐震補強工事が多々行われるようになっていますし、今も続けられています。
阪神大震災後、東京の三越百貨店が早くに耐震工事を行なったことで、東北大震災の被害がほとんど出なかったのは当時話題になりました。
そのくらい、地震の備えというものは大きいと感じます。大きな建物が地震対策をしていると安心感が大きいですね。倒壊する恐怖がへりますから。
個人ではどうするか
東北大震災からそんなに経過していないのですが、地震多発国に住む日本人は、災害に関しては常にある程度の備えをしておきましょう。
正直な話、建物の地震対策はやれればやったほうがいいですが、したくても出来ない状況が多いと思います。ましてや賃貸でしたらどうもなりません。
ですので、せめて部屋の中にあるものの耐震対策や、数日生き延びることができるように食料や生活用品を備蓄して、自分や家族の生命を危険から守る方向で考えましょう。
地震が起きたあとも、火災、水災が発生します。そういう2次災害の方が被害が大きくなる可能性があります。
火山の噴火ですと、火山灰が大量に降ってきて物流が麻痺して、食べ物が手に入らなくなるかもしれません。
地震が起きる度に話題になる「防災グッズ」ですが、やはりあるのと無いのでは安心感が違います。いざというときに備えるかどうかは、それぞれ次第ですが、自分の人生ですからできるだけ悔いのないようにしたいものです。