北海道の美瑛町は、花が売りのファームが多いところです。シーズンによっては一面の花畑で来た人を楽しませてくれますので、行ってみたいという方も多いです。
広告にあるような一面のお花というお花の旬があり、それを見るために美瑛町に行く人もいるくらいの美しい景観が売りなのですね。
しかし、その一面のお花が見られるのはかなり限られた時期になり、その時期はかなり観光客が集中するので、実はかなり大変というところもあります。
そういうハイシーズンを避けて6月初旬に北海道美瑛町の四季彩の丘に行ってみたので、書き記しておきたいと思います。
北海道美瑛町「四季彩の丘」
四季彩の丘は、北海道美瑛町にあるファームで、観光名所として有名なところのひとつです。花畑を観光資源として一般公開していて、夏は一面広がる綺麗なの花畑、冬は雪遊び場としてオープンしています。
また、自社ファームや北海道の食材を使った食事やデザート、アルパカ牧場もあるので、色々と楽しめるファームになっています。
広告に出てくるような一面の花畑は限られた時期しか見られないので、それを目的で行くのであれば、季節を絞った上で2週間ほどの見頃の時期を狙っていく必要があります。それだけ実際の花畑を自分の目で見ると感動する方がたくさんいらっしゃるようです。
ですが、今回私が行ったのは6月初旬。7月に咲くお花への植え替え期になります。その時期の四季彩の丘を楽しんできました。
みんなの人気者ロールくん
四季彩の丘ではお馴染みのロールくんというキャラクターがいます。
飼葉ロールで、飼葉をロール状にして保管するためのものです。北海道では度々見るのですが、それを積んでキャラクターにしたのがロールくんです。
これは必要になれば、牛やアルパカの餌になるのでしょうね。
ロールくんもいれば、ロールちゃんもいます。恋人なのかどうかはわかりませんが、ロールくんのほうが可愛く見えるのは気のせいですね。きっと。
こういうほんわかしたものがあるのが、結構嬉しいところです。
広大な四季彩の丘の花畑
広告で出ているのは一面の花畑ですが、これは年にいくつかある見頃の時期になります。6月初旬は7月頃にできる一面花畑の植え替え時期になっているので、広大な花畑の面積からすると殆ど咲いていないと言って良い状態です。
苗がたくさん植わっているので、お花を見るという点ではなかなか難しい季節になります。
こちらもまだ植えている途中のようですね。大量の苗がたくさん必要なので、かなりの日数がかかるのでしょう。
数少ない咲いている花畑です。背が低いお花ですと近くで見ると地面の面積が広くなっていますので、近くで見るよりは遠目で見るとキレイに見えます。
ムスカリです。時期的にはパンジーかムスカリが咲いている状況ですので、お花が全く見られないわけではありません。ですが、やはりお花畑を見るという点では、6月初旬は寂しいものになりますね。
四季彩の丘を乗り物で巡る
四季彩の丘では、園内走る乗り物があります。トラクターが客車を引いている「ノロッコ号 」、バギー、カートがあります。この内自分で運転できるのが、バギーとカートになります。
ノロッコ号は下半分のお花畑を巡るルート、バギーは右下の赤いラインを通るルートになっています。
ノロッコ号
クボタのトラクターに客車が牽引されるものになっています。牧場遊覧ではよくあるものではありますが、実際に乗ってみると楽しいものです。
園内の特定ルートを約15分ほどで周ります。お花の季節はかなり人気の乗り物です。
- 大人:500円
- 小中学生:300円
- 小学生未満:無料
バギー
16歳以上対象のサービスで、バギー専用コース(約1km)を自分で運転することができます。畑などの損害やバギーの修理代金などは請求されますので、事故は起こさないようにしましょう。
お花畑を回るのではなく、白樺の木があるコースなので、花見には不向きです。
- 1人乗り:500円
- 2人乗り:800円
カート
制限時間15分の間、カートで園内を殆んど自由に回ることができます。一番奥までも行くことができるので、お花畑が咲き誇っているときは大人気なのかもしれませんが、苗ばかりでしたので借りているグループは見かけませんでした。
今回は、カートに乗って園内を思い切り周りました。運転免許を持っている人が対象とのことですので、クルマで四季彩の丘に来た家族は大丈夫ですね。
奥に見えるのが四季彩の丘の建物です。15分は短いようですが結構スピードが出るので奥まで行くことができます。とはいえ、写真のようにお花畑は咲き誇っていませんので、ドライブを楽しんだり、大雪山連峰を眺めたりという感じですね。
自由に移動できるのは結構楽しいので、ぜひ利用してみてほしいです。ハイシーズンでなければ。
アルパカと戯れられるアルパカ牧場
四季彩の丘は、アルパカがアイドル化してきているのか、広告でもアルパカのアップがでてきていることもあります。
そのアルパカが居るアルパカ牧場は、餌をあげたり、つばをかけられたり、ときには噛まれたりと戯れることができるので、結構おすすめな場所になっています。
年間パスポートも存在するので、2回以上行くのであればぜひ作ってみてください。
アルパカは知っていても、どのような動物かは知らない人が多いです。もちろん私もそうです。さらっと書いてありますので、ぜひ見ておきましょう。
入場するとたくさんのアルパカがいます。写真と名前が書いてありますが、どれがどのアルパカなのかあまりわかりませんでした。アルパカはもしゃもしゃと飼葉をたべています。
アルパカ牧場では購入した餌をアルパカに与えることも出来ます。受付で100円にて販売しているので、アルパカに餌をあげてみたい方は挑戦してみましょう。くれぐれも噛まれないように。
餌を持ったひとを見つけると、アルパカが寄ってきて首を出してきます。少しずつ餌をあげていきましょう。もしゃもしゃ餌を食べるアルパカに癒やされてください。
お約束の記念写真撮影サービスも
観光地ではお馴染みの記念写真撮影サービスもあります。繁忙期でなければ色々なところで撮影してくれるようで、融通は比較的効く感じです。四季彩の丘の看板前、花壇前、アルパカと一緒などリクエストに応じてくれるようですので、状況次第ですがスタッフに聞いてみてください。
1枚1,000円です。
おいしい食べ物がたくさん
この手のファームでは、新鮮な食材を使ったメニューがたくさんあります。
四季彩の丘でも建物2Fにレストラン、1Fにホットスナックなどを売っていますので、ぜひ食べておきたいところです。
今回は2Fのレストランには行かなかったので、省略。1Fの食べ物の紹介です。
北海道では、ゆでとうもろこし、アスパラは結構メジャーな食材です。四季彩の丘ではソフトクリームとコロッケが結構おすすめの感じがあります。
他にもメロンを半分に切ったものにソフトクリームをのせた「メロンソフト」などが販売されているときもあります。今回は販売していなかったのが残念でした。
ソフトクリームにピントが合っていない謎写真ですが、ラベンダーソフトクリームです。結構ラベンダーの香りがして、甘いだけではなく苦味もあります。ロールくんが見ている感じがするのは気のせいです。
2種類のコロッケがあり、いもの種類が違います。北あかりと男爵で、北海道では北あかりはよく目にしますが、千葉では見た記憶は殆どありません。
味が気になるところですが、北あかりはじゃがいもというよりもさつまいものような甘みがあるのが特長で、ほくほくという感じよりもしっとりした感じです。私は北あかりは食べたこと無かったので、少し驚きました。
男爵コロッケは、いわゆるじゃがいもコロッケです。期待を裏切らないコロッケですので、ぜひご賞味を。
北海道のじゃがバターは食べておきたいメニューのひとつです。このじゃがいもは北あかりでしたので、結構甘みが強いものになっていました。ですが、甘さとバターの濃厚な風味が合わさって、いままであまり食べたこと無い味になっていました。
北海道に来なければ北あかりのじゃがバターは食べることは無かったと思うと、感慨深くなりました。
オリジナルグッズも販売
もちろん観光地ですので、色々なお土産ものを販売しています。
四季彩の丘はアルパカを売り出ししているので、アルパカグッズも多いです。ぬいぐるみやキーホルダー、写真やお菓子など色々あります。
リラックマやワンピースなどのご当地ものももちろんあります。北海道限定グッズはラベンダーが多いですね。他にもラベンダー関係のグッズがたくさんあるので、興味があれば見ておきたいところです。
そして、四季彩の丘オリジナルでおすすめといえるのが、ロールくんのストラップです。飼葉ロールのキャラがグッズとして販売されれているというのも、なかなか面白い光景です。
四季彩の丘の感想
北海道美瑛町の四季彩の丘は、ゆったりとした空気感があるファームでした。
あいにくの天気と植え替え時期なのでお客さんが少なかったですが、それでもカートに乗ったり、アルパカと戯れたりと何も無いということはありません。
また、食べ物は四季彩の丘ファームや近隣で取れた食材を使った物を提供していますので、基本的に新鮮で美味しいです。北海道は全体的に食べ物に悪いものが少ないといいますか、比較的身体に良い感じの食材が多いので、楽しく美味しく食事を楽しむのをおすすめしたいです。
今回のように一面のお花を目的にするのでは無いのならば、四季彩の丘は楽しめるスポットだと思います。
特に、園内をカートで自由に走ることが出来るというのは珍しい感じがしますので、一度体験してみてはいかがでしょうか。ファーム内を自由に走れると言うだけでも、私は満足感がありました。これはおすすめです。
四季彩の丘のグリーンシーズンのうち、植え替え時期の記録として書いていますが、ひと月先の7月にはラベンダーが一面に咲き誇っているはずです。
ご当地グッズでもラベンダーがあるというくらい北海道ではラベンダーの時期はおすすめになりますので、7月中旬頃に行ってみると素晴らしい景色が見られるでしょう。
ぜひ、四季彩の丘を楽しんで欲しいと思います。