痛風は強い痛みがいきなり来ますので、骨がどうかなったかと思うことがあるかもしれません。
大抵は足の親指付け根が腫れて痛みが出るので、もしその場所が打撲や捻挫ではないのに腫れて痛かったら痛風の可能性が高いです。すぐに病院などに行って診察を受けましょう。
痛風だと診断されたら、薬が処方されるかもしれません。ですが、痛風の薬はいくつかの種類があって、お医者さんはそれを使い分けます。ですので、痛風が出てしまったと思ったらまずはお医者さんの指示を仰ぎましょう。
痛風の薬の種類
痛風の薬は各製薬会社が出しているので商品で言えばかなりの数になります。ですが、大まかに用途や効果が決まっていますので、どういうものかを把握して治療に役立てていきましょう。
痛風にときに処方される薬は「痛風発作を鎮める薬」と「尿酸値を低くする薬」が主になっています。
痛風発作を鎮める薬
尿酸が結晶化した結果、関節などが腫れて強い痛みがでます。この腫れて傷みが出る症状を痛風発作といいますが、これを抑える薬もあります。痛風発作が起きているときは尿酸値を下げる治療ではなく発作をまず鎮めることになります。
薬の商品名はナイキサン、ニフランがあります。
尿酸値を低くする薬
尿酸値を低くする薬、つまり尿酸降下薬にはおおまかには「尿酸生成阻害薬」と「尿酸排泄促進薬」があります。数ヶ月や数年、数十年と人によってはかなりの年月必要な薬になります。
尿酸生成阻害薬
尿酸生成抑制薬などとも言われますが、体内で尿酸が作られるのを抑える薬です。尿酸値が高いのであれば、体内で作られる尿酸を少なくすれば良いということですね。
ザイロリック錠、フェブリク錠などが該当します。
尿酸排泄促進薬
腎臓で再吸収される尿酸の量を抑える薬です。腎臓では尿酸が血液に再吸収されてしまうと血中の尿酸値が下がりません。この再吸収を抑制して尿から尿酸を出しやすくするものです。
ベネシット錠、ユリノーム錠が該当します。
まとめ
痛風の薬は、痛みや炎症を取るもの、尿酸値を下げるものの2種類あり、尿酸値を下げる薬もさらに2種類の効果があります。ですが、痛風治療薬だけでは痛風は治るのは難しく、根本的には生活習慣を変える必要があります。
カロリーを取りすぎない、身体が酸性に傾かないようにする、プリン体生成しやすい食べ物を控える、水分を多く取って尿をたくさん出すなどが有効な方法になります。
痛風でお医者さんにかかっても、食生活と水分補給は必ず言われますので、痛風予防を含めて生活習慣を改善していきましょう。○