痛風は縁がない病気だと思っていませんか?
痛風は元気な人でも、食生活などで誰でもがなってしまう可能性がある病気なのです。健康診断などを受けて数値が高くなったとしても、自分は大丈夫だろうと考えがちですが、そういう人こそ実際なってしまうと慌てるものです。
できれば痛風はならないようにしたいですし、なったらすぐに治したいところです。
痛風とは
痛風は、血中の尿酸が結晶化して関節に張り付き、それが剥がれることで強い痛みがでる症状で、生活習慣病のひとつと言われています。かなりの激痛なので、まるで骨を折ったかのように思うこともありますが、実は痛風だったということがあります。風が吹いても痛いから痛風と言われるほどのものなのですね。
痛風になってしまったら、湿布などで痛みを抑えるのは有効ですが、治療はすぐに効くものではないので、医者に行って痛み止めをもらってから時間をかけて治療していくことになります。
痛風を治療する
痛風になっても放っておくと、歩くことも困難になってしまうくらいの痛みになってしまうかもしれません。痛風だとわかったらできるだけ早めに痛風が治るように治療をすることが大切です。
痛風治療の基本は血液の尿酸値を下げることで、ポイントはいくつかあります。
- プリン体が多い食べ物を控え、アルカリ性の食べ物を多くする
- 水分を多く取る
- サプリメントを飲む
があります。お医者さんに薬を処方されても、上の2つは言われますので、覚えて実践しておきましょう。
プリン体が多い食べ物を控え、アルカリ性の食べ物を多くする
プリン体が多い食事は尿酸値が上がってしまうので避けたほうが良いです。また、プリン体を体内で多く作られるような食べ物も避けたほうが良いです。食べ物から摂取するプリン体量よりは身体で作られるプリン体量の方がが多いとはいえ、身体に入れないに越したことはありません。
控えたほうが良いものは、お肉、魚卵、アルコール、干し椎茸などです。旨味が強いものは結構プリン体が多いので注意が必要です。また、体質が酸性に傾かないようにすることも重要です。
おすすめなのはアルカリ性食品です。海藻、野菜、果物を多く取りましょう。尿酸は酸性ですので、アルカリ性に傾くとそれだけ尿酸が溶け出てきやすくなるのです。
あとは、カロリーを取りすぎないようにしましょうね。
水分を多く取る
尿酸値を下げる直接的方法としては、尿をするということです。体外に尿酸を出すのは尿しかありませんので、水分を多く取って多く尿をすることが必須になります。あまり尿をしない人は尿酸値が高くなりがちですので、注意が必要です。
目安は1日2リットルの水を飲むのが目安ですので、水分を多く取って血液に溶け出ている尿酸を尿と一緒にたくさん出してしまいましょう。
サプリメントを飲む
尿酸値に影響が出そうなサプリメントを飲むことも良いかも知れません。サプリメントは食品ですので、必ず効くという薬効を期待するのはいけませんが、尿酸値を下げる働きを助ける可能性がありますので、検討してみるのも良いと思います。
治療の基本はお医者さんに確認を
今回書いたこともお医者さんから言われたことが殆んどです。痛風は生活習慣病ですので治療はお医者さんに見てもらってからのほうが安心ですし、食事をアルカリ性のものを多くするなどの治療に役立つ食事はそのまま予防にも繋がります。
カロリーのとりすぎをしないように、アルカリ性食品と水分を多く取って、尿酸を身体から追い出していきましょう。長く続けていければ、きっと痛風は良くなっていきます。逆に即効性の薬は無いので、普段の食生活を見直すのが一番の治療ということになりますね。